経理責任者会議はどこへゆく [2023年05月22日(Mon)]
■各地で会継ぐ政務活動費の不祥事
今日は経理責任者会議がありました。 全国的に問題が多発する政務活動費(かつての政務調査費)。富山ではこの不正が原因で10人以上の議員が辞職に追い込まれた黒歴史もある「政治とカネ」問題の象徴です。 ■政務活動費をよりよく運用するため生まれた「経理責任者会議」 松戸市議会でも過去に何度か問題となった事例が発生した経緯などから、正しい運用に努める為にこの会議が設けられました。 私は議会が領収書を公開する以前から政務費の自分のホームページでの公開を1人でやっていましたが、議会が公開するとなれば、市民やオンブズマン、メディアなどに公開するということは、思わぬ指摘を頂く可能性も増す事になります。1人の問題でも議会全体の印象が全国的に悪くなるため、なるべく議員全員で問題点を共有し、自浄作用を働かせて不祥事防止に努めています。 …と言いたいところですが、実際は僅か3日間の閲覧期間に自由意思でチェックする議員は一部に限られているのが実態です(議会での球技サークルの予定が入っていたりした事も…私は当然政務費チェックを差し置いて行く気は起きませんでしたが)。 ■減る議論、減らぬ問題 そんなこんなで指摘事項を集めて、今日はその話し合いの場でした。 しかし、深山議員が座長を務めていた数年前まではこの指摘事項をひとつひとつ丁寧に議論していたのですがいつしかそれもなくなりました。今は大塚議員が座長ですが、ひとつひとつの議論は復活の兆しもなく、各人が指摘された事を見て判断ということになりました。つまり、極論すれば何もしなくてもいいのです。これでは会議の意味も問われます。 そんな中、広報費(ビラ)の制約を緩くしようという意見もちらほら出ました。 それでなくても政治活動と議会活動の境目が曖昧という指摘がある中で、中には「ホントに広報したいのは自分の顔と名前なんじゃないの!?」と思われるくらい顔写真とプロフィール、名前がバーンと載っけてあるビラも少なくありません。 全国的に訴えられて返還を余儀なくされているケースも少なくない中、松戸ではいつ誰が訴えられるかとヒヤヒヤして臨んでいますが、中々自分達に厳しくという私の意見は、まだまだ少数派なのかと思いました。それでもできることを探します。 松戸市がより良い街になるためには、議会がより良くならねばいけません。所謂’お手盛り’と言われがちな政治とカネの問題。心ある仲間の議員と共に改善してゆきたいと思います。 |