松戸市、東洋経済の子育てランキングで‘圏外’ [2022年07月27日(Wed)]
■松戸はなんとランク外!東洋経済「住み良さランキング【子育て編】」
![]() 初公開!「住みよさランキング2022」【子育て編】 (出典:東洋経済『都市データパック』編集部より) https://toyokeizai.net/articles/-/597665 東洋経済が6月22日に上記Webで発表した「住みよさランキング2022【子育て編】」で、松戸市はランキング外でした。 ◆日経ランキング頼みの松戸市 これまで松戸市は『共働き子育てNo.1』という日経ランキングを用いて市のイメージ戦略にひた走っています。しかし、これは単なる民間企業の一指標。これのみ取り立てて騒ぐのは不適切だと議会でも指摘してきました。公平性・中立性が求められる行政ですから、バランスよく様々なデータを扱う事が求められます。今回、東洋経済のデータではランク外でした。これが何を意味するのか、考えてみたいと思います。 § 今回、この東洋経済ランキングの【全国編】50位を見渡しても松戸市はどこにも見当たらず…アレレ、子育てNo.1はどこ行った!?。まあ、全国ならばたまたま他の自治体が頑張ったりして巡り合わせがよくなかったのかと思い直し、次に【東京編】を見渡してみるも…またしても見当たらず。どうもおかしい。 一方、全国で堂々6位の印西市や東京圏3位の流山市は、日経ランキングの方でも安定した評価を得ています。かたや松戸市は箸にも棒にも掛かっていません。色々な角度で俯瞰した姿がその都市のより真実に近い形だとすれば、松戸市はとても偏った姿です。より正確に言えば、少なくとも偏ったデータの使い方を意図的にしている自治体です。 【おかしいぞ!その@】 松戸市は日経ランキングで子育てNo.1を標榜する一方、東洋経済の「住みよさランキング【子育て編】ではランク外という事実がある。 【おかしいぞ!そのA】 しかし、松戸市は自分にとって都合のいい(=評価の高い)日経ランキングだけを宣伝材料にして市民に訴えている。 戦時中の大本営の発表じゃあるまいし、もっと行政は公平公正にデータを扱う慎重さを有すべき。 【おかしいぞ!そのB】 山中(私)の考えでは、むしろ評価されなかったランキングこそ松戸の潜在力の宝庫と見るべき。弱点を分析して改善する事ができるからだ。本来謙虚にとらえるべきデータを無視するのならば、発展しない街になる。 ◆本当は重視していた本郷谷氏!? 更に調べてみると、意外な事実を発見しました。 H18年12月13日、市議会議員時代の本郷谷けんじ氏が議会において、日経同様、 「東洋経済が「全都市データパック」という本で同じように住みやすさランキングというものを公表していますけれども、この中で同じように松戸市はどんな位置を占めているのか。」 という初の一般質問を行っています。 (参考:会議録検索システム) https://ssp.kaigiroku.net/tenant/matsudo/SpTop.html ここで、自ら東洋経済の住みやすさランキングを用いているのです。 前・川井市長を追及する議員時代には自ら用いていた指標だということが分かりました。議員初の一般質問はいわゆる自分の'名刺代わり'の質問とも言われます。それだけこのランキングを重視していた事の表れと言えるでしょう。 ご自身が重宝していたデータ元からの今回の評価を、ご自身はどう扱うのでしょうか…非常に気になります。スルーするのか、初心(議員時代)を思い出して市政に活かすのか。未来の市民福祉の方向性に直結する問題です。 【おかしいぞ!そのC】 かつて本郷谷氏が議員時代に重視していた東洋経済のランキングを、都合が悪くなるとダンマリ!? 日経では1位です、でも東洋経済ではランク外です、と正直に言える日は来るのでしょうか。 ※詳しくは『けいじの政治THE NEXT』もご覧下さい! |