先議採決 [2021年03月01日(Mon)]
■定例会2日目
3月定例会も招集日に続き2日目。冒頭の議会表彰ではコロナのため例年の表彰式は無くなり、名前が呼ばれるだけでした。 ■岡本議員の委員長報告に対する質疑に、答弁者立てず 2月24日(水)に4つの常任委員会の同日&同時開催がありました。先議議案の審査の為です。これに対し、総務財務常任委員長報告に対して岡本議員が審査内容を教えて欲しいと質疑しました。ポイントは、 ・普段から基本的に全ての委員会を会派全員で傍聴している ・しかし会派に3人しかいない為、今回総財委はどうやっても聞くことができなかった ・憲法21条は知る権利を定めている。委員会審査の状況は議員として賛否の判断に際し、議員がきちんとした考察を行うのに必要な情報である ・これまでも出れなかった委員会には、会議録ができる前であっても事務局にテープ等を借りて聞く事ができた ・しかし、今回会派代表者(山中)を通じて事務局に聞くも、「そういう事(=テープを聞かせる事)は元々やっていない」と言われ、聞けなかった=情報保障がなかった ・よって、会派の誰もが物理的に傍聴が叶わなかった部分に限ってでいいので、その部分の内容を報告して欲しい というものでした。 ごもっともな主張です。私もかつて公務が重なった場合などは、議会事務局横にある議員図書室で、録音した会議の音声を聞かせてもらった事が何度かあります(私用で傍聴できなかったから聞かせてと言うのではなく、公務が重複していた事もポイント)。しかし、木村みね子議長はこれを退けました。答弁者は(指されていないので当然)立てず。 しかも、岡本議員がそのまま着席し続けると、退席を促すかのように「議会運営委員会の決定を守って頂きたい」と仰るのです!!この’議運の決定’というのがもし’コロナウイルス対策’の事だとしたら、 パーテーションを設置しておきながら効果検証しない事や、PCR検査や抗原検査の議会としての実施、AB班で出席していない側の議員の状態(密でないか、場所は把握しているか、濃厚接触者はいないか等)の担保等が先に指摘されるべきと考えますが、これらを徹底していないのはむしろ議会の方です(ちなみに今の3つの提案は、全てこちらから議会に提案した内容です)。或いは仮にもし’AB班交代制’が’議運の決定’だとするのならば、これは協力の要請であり、強制力がない事は明白です。なぜそんなに強く言えるのかと、去年私が山口栄作議長に言われた時と同じ違和感を覚えました。言われた人には分かると思いますが、あの時は純粋に「圧力」に感じました。懲罰の時のように、年々この酷さに慣れてきてしまい、気付く人が議場に少なくなっているのだとしたら大変恐ろしいことです。 しかも、岡本議員は半数出席については現状に問題意識を持ち、議長に議席変更を去年から文書で正式に求め、議運(山中)を通じて対案をいくつも提示してきました。円滑に議事が進むように段階は踏んでいます。 更に、岡本議員は週末にPCR検査を受けて陰性であることを確認しています。 地方自治法(第113条・定足数)の立法趣旨からすると、会議への出席は議員の義務である事は議長もご存知のようでしたが、それらをしないで半数出席に固執する事と、PCR検査を受けてしっかりと議事に臨む事、はたしてどちらが実効性のあるコロナ対策であり、市民の皆様に説明が付くこと(=健全な議会のありかた)だと思いますか。 改めて、議会報告会で市民の皆様とこの点について考えたいと思います。 ■先議議案の採決結果(人) 第60号 令和2年度松戸市一般会計補正予算(第13回) →可決(反対:共産党4、岡本、中西、山中) 第61号 令和2年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算(第3回) 第62号 令和2年度松戸市松戸競輪特別会計補正予算(第1回) 第64号 令和2年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第2回) 第65号 令和2年度松戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回) →可決(反対:共産党4) 第66号 令和2年度松戸市松戸都市計画事業新松戸駅東側地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第1回) →可決(反対:共産党4、立憲民主党4、政策実現フォーラム3、岡本、中西、山中) 第63号 令和2年度松戸市駐車場事業特別会計補正予算(第2回) 第67号 令和2年度松戸市病院事業会計補正予算(第4回) 第68号 令和2年度松戸市下水道事業会計補正予算(第 1 回) →全会一致で可決 ・・・ 注目すべきは何といっても新松戸土地区画整理事業の特別会計補正です。私も含む14人が反対を投じました。 |