国政に想ふ [2020年01月21日(Tue)]
■時には国の話を
第201回通常国会が昨日、招集された。安倍首相の施政方針演説は今年の東京五輪を前面に出していたように思う。後はこれまでの成長戦略や1億総活躍社会、復興・地方創生などの今まで出てきたテーマの繰り返し、焼き直しが目についた。 一方で、桜を見る会やカジノを含むIR汚職、昨年の続く閣僚辞任などの疑惑には一切触れず、説明責任を果たしたとは言い難い。終盤に触れた「改憲」についても、有権者の信頼失くして発議されても国民は困るよなあと思う。自民党がダメ云々の小さい話ではない。政権与党がだらしないと、日本がダメになるという強い危機感を抱いている。 § 一方で野党は、立憲民主と国民民主の合流作戦が上手くいっていないようだ。そもそも政策が食い違うから別の党なのに、原発や皇位継承など基本的な主要政策を蔑ろにしてまで合流するのは市民の理解が得られないだろう。国民民主の方が合流決議を否決したことで、今後も協議「継続」となったが、立民からは事実上の「破断」と受け止める向きもある。 政策以前に党名がどうなるのかや選挙区の調整を気にしていては合流は進まないのも言うまでもないことだ。 つまり、市民にとって最も有益な「政策」ー少なくとも政権与党の自民党より優れたーを提示できるかどうかが一番大切な事だと思う。 個人的には、国会が始まったここまで長引いた以上、何が進んでいないのか、もっと詳しく(中間報告でもいいから)説明するべきだと思う。内側では会議していますよ、だけで進展が見えなければ、国民は納得できないだろう。 党名にも政策にも貫く信念もなく、己がのし上がるためにコロコロと政党を変えるくらいなら、元からどこの入らなければいいのになあと思う無所属議員の呟きは以上。 ・・・では、今夜の報告会の資料仕上げに戻ります。 1/21(火)17時〜市民会館201にてお会いしましょう。 |