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松戸市議員定数等協議会(傍聴記) [2017年04月29日(Sat)]
■議員定数等協議会
あまりに久々で忘れていた方もいらっしゃるかもしれませんが、28日は「議員定数等協議会」がありました(この手の会議は後回しにされがちなのか、実際、議員の中からでさえ『今も議会活性化委員会はあるの?』という質問がされたりもします→改選と共になくなりました)。
議題は「倫理」と「定数」についての2つ。傍聴者は議員2名だけでしたので、内容を抜粋報告します。
@倫理について
まず、議会で先般実施した倫理研修会のベン旧岡井に対して各会派の意見を出し、今後の方向性(条例化するかどうかなど)について話し合われました。
倫理と言うのは、市の職員(議員同士も含む)への恫喝やハラスメント、あとは議員が深く関係している会社等への使途の契約の問題などが挙げられますが、
多くの会派から、研修会は意義があったものの、意外にも条例化(明文化)する事については消極的な意見が多かったように感じました。
傍聴席で個人的に良い意見だな、と思ったのは、‘内容を検証して共有するべき’と言う少数意見でした。なぜならば、結局、各議員が思い思いにあーだこーだ意見を言っても、具体的なもの(問題や文章化されたもの等)がなければ認識の共有を確認できず、理念的に掛け声だけで終わってしまうからです。実際、政務費をはじめ松戸市議会ではこれだけ色々な問題が起きているのに、文章化に後ろ向きなのは私の考える市民の感覚とはずれています。一部、指標を分かりやすくして共有認識を高めようという意見もあったのですが、先の3月議会の病院特別委員会の異様な雰囲気については誰からも触れられなかったのも不思議でした。
一方で、
(1)先般の議員対象の倫理研修会には、本来聞くべき人が欠席していた
(2)ある議員が女性職員と1対1で話し合っている際に、その熱心さが原因で職員が泣いてしまった(その議員は一生懸命で泣かせる意図はなかったようですが、結果的にそうなった)こと
(3)自分の会社のジャージを来て契約課の前をうろうろしている議員が、実際にいる(職員へ自分の会社を利用しろというプレッシャーに映りかねないのでは?)
などの報告がされ、私の知らなかったことも多く非常に驚きました。
・・・まあ、それでも倫理条例(規定・ガイドライン等含む)策定の話があまり活発になっていないのですから、議会の自浄作用をどう働かせればいいのか悩ましい所です。研修会の継続も良いけど、限界があります。
この日は結局、倫理については項目を整理して又次回以降揉むという事になりました。

A議員定数について
多くの市民に関心のある話題、「議員定数」です。改選後久々だったからか、上限撤廃の自治法改正等、今更感のある経緯の説明に始まり、末松委員長から示された3つの視点(多様な住民の意思の反映、執行部との均衡、議会の機能の発揮)を元に話し合われました。
驚いたのは、特に強く減らすべきと言う意見が出ていないのにもかかわらず最初から「なぜ減らす必要があるのか」という‘削減案に対するカウンター(=否定的な)意見’が噴出していた事です。さすがに増やせという人はいませんでしたが、決算額の増加などを引き合いに、議員の仕事の多忙化・多様化を訴える論調が印象的でした。
現実、今まで(最大48人から)議員定数を減らし続けて現在の44人になっている議会の議論の経緯、流れとの整合性については殆ど触れられませんでした。こういう決定プロセス(+説明責任)にこそ、市民参加や住民意志の不在があらわれるのだろうと危惧しました。
長年やっている議員には多選批判が起きますが、私も市議会では年齢的にも期数的にも‘若手’ですが、とはいえ10年間のキャリアです。常に心の鮮度が低くならぬよう、御身大事にならずに頑張りたいと思います。議員報酬についても同様です。自分に甘い人間が議員になると、もはや際限なく税金が使われる恐れがあります。
最も肝心なことは、市民の想いが反映されているかです。まあ市民が、議会のことはそれほど…と言うのでしたらそれまでですけれど、市民の関心が低いと、最後に本当に‘号泣’するのは当の納税者、なんて事になりかねませんから…。
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