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【連載マラソン挑戦記】第一話:痛みから得る喜び [2012年04月15日(Sun)]
4時間37分2秒―机上にある昨日の第7回戸田・彩湖フルマラソンのタイムが記されている自分の完走証を見ても、大して満足感は沸いてこない。参加を決めてからあれほど高揚していた、記念すべき人生初となるフルマラソン(42.195km)への挑戦だったにもかかわらず、しかも、何もしなくても体力にまかせればある程度速く走れた20代のピーク時の頃以上に走りの本当の楽しさに気付くようになったのにもかかわらずである。
それは決して、自身の記録や順位に満足していないからというような通常の単純明快な理由ではなく(無論、一過点の結果にそもそも満足などしないが)、むしろタイム自体がどうでもいい事のように思えるような体験を今回、人生で初めて味わったからである。
今回の初のフルマラソン参加の‘収穫’は、それほどまでに大きいものだった。
理由は、参加メンバーが全員完走できたからである。これ以上の収穫はない。傍からは単純に見えるこの1点が、当事者には言いようもなく嬉しい。少なくとも今の私には、これ以上のものは見つからない。否、見つけなくてもいいと思えるくらいの大きな安寧が、ゴールの瞬間から今も、一寸も失せることなく感じられるからだ。
参加を決めた者が各自それぞれ昨日まで準備を重ね、4月中旬とは思えぬ程の急な大雨と、会場までの寒い道のり、慌ただしい出走、そして未知の世界を走り始めた時の高揚感とそれをかき消すかのごとく襲う前代未聞の苦しみ(時に応援の温かみ)、そしてゴール後の今も続く節々の疲労と傷みまで、あらゆる感覚を共有できていることが、何よりも嬉しくてたまらない。自分たちはいま、はっきりと生きている。
このことを、本来孤独なランナーたちが‘全員完走’という絶対的な達成点をもって共有することができているのは、ちょっと大げさに聞こえるかもしれないが、決して大げさでは無く、奇蹟だったと思う。
 大分回復したものの、一夜明けた今も脚全体にとどまる事のない腕や腰、そして肩から首にかけての筋肉痛に襲われている。どれも七草(10q)やハーフ(21.0975km)では味わう事のなかった初めての体験だ。特に膝の痛みは25kmを越えたあたりから筆舌に尽くしがたいものがあった。もはや懐かしい、あの集中力を抜くと気が飛ぶほどの神経に直結する痛みは、雨風にさらされて文字通り泥のように眠った布団の中で、少しずつだが全身に散らばり、今は身体全体の細胞が総動員して消火作業に当たっている最中である。
朝、布団から出る前に軽くストレッチをしようと上体を倒したら、股関節まで痛い。他にもまだ気付いていない隠された痛みがいくつもあるだろうが、これ以上の痛みの新発見は遠慮しておこうと思う。一歩一歩の痛みもさることながら、起き上がってからというもの、便座に腰かけたり、靴下を履いたり、ちょっとした日常生活にも筋肉は敏感に反応する。残念だが、まだ走れない。
 そんな訳で、いつものようにブログを更新しようにも、今日は全く議員としての仕事をしていない(できない)ので、予定通りとはいえ若干後ろめたい気もする。こんな日に限ってパソコンを開けば市民からの陳情メールが結構来ていたりする。今日は明日からまた再び全力で取り組むための静養日であると自分に言い聞かせて、少しでも私の近況をつづる事で、今回の私の挑戦を応援してくれた皆様に対して、また、(今日は足を止めているが)走り続けている私を日々応援して下さっている皆様への感謝の表明になればと思い、稚拙な文章を鮮明な記憶のうちに殴り書いた。
長いので何回か小分けに連載しようと思う。痛みも喜びも新鮮なうちに書いたので推敲もしていないため誤字等あるかもしれないが、ご笑覧いただければ幸いである。
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