• もっと見る
«最終日終了! | Main | 完走しました!»
プロフィール

山中 啓之さんの画像
山中 啓之
プロフィール
ブログ
リンク集
<< 2024年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/matsudo/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/matsudo/index2_0.xml
最終日終了!【その2】 [2011年12月23日(Fri)]
議長選挙には時間がかかります。議運→幹事長会議→本会議場、と色々な手続きを経てやっと投票となるわけです。人事だけに、こういう「形式」には時間をかけるのが松戸市議会流なのでしょうか?…生産性を上げないともったいないと思います、といいますか、急に休憩したり、再開したり…一般市民には本当に何が起きているのかよく分からない部分が大きいと感じます。私は幹事長もしているので今日だけで3回以上の幹事長会議、そして今日3回以上の議会運営委員会(通称、議運)、その間に議長候補として自ら名乗りを上げて出馬したりと、一番休む暇なくバタバタしていた最終日でした。

■副議長選挙、監査委員の選挙、そして・・・
議長選挙、と書いた通り、議長選だけでは終わりません。議長選挙が終わると、次は副議長がこれまた辞表を提出し、副議長選挙です。またしても議運→幹事長会議→本会議場へ・・・とおきまりのパターンが繰り返され、同様に投票が行われます。谷口議員が満を持して出馬するも、やはり1位になれないという結果は同じ。当然、1位の人が副議長になります。このようにして、本当に必要なのか分からない、なんとも言えぬ時間をかけて副議長が決まります。
さて、正副議長のお次は「監査委員」を決めます。内部の会議という扱いで、傍聴は不可(ダメ元で田居新議長に早速お願いするも、やはりダメとのこと。おそらく新議長就任後初の「不許可」を頂く)。やっている事は、これまた選挙です。今度は2人の名前を書くだけです。部屋を変わったりするので、意外と移動等にも時間を食います。この時すでに18時を超えていました。

■出た!常任委員会の正・副委員長交代劇!
やっと監査が決まりました。
これで全て終わったかと思ったら、まだあります。4常任委員会の委員長が同時に辞表提出。ここまで来ると、示し合わせてやっていると考える方が自然です。
委員長決めが始まります(決まると同様に副委員長が辞職届を出し、またしても同様の流れです・・・ふう)。常任委員会は通常、委員長の許可によって市民も「傍聴」が認められます。・・・もとい、認められるはずでした・・・が!!私の総務財務常任委員会では、中川委員長が辞表を出し、杉山副委員長が委員長を務めることになりました。つまり、この委員長の権限で市民の傍聴を認めるかどうかを決められることになります。今回はそれぞれの常任委員会に傍聴の申請が出されていました。
「傍聴の可否は委員長に任せます」という委員もいらっしゃって、当然、いつものように傍聴が可能になると思いきや、「人事案件」という事で、傍聴を許可しない!!との旨を杉山委員長役が言い放ちました!なんと!!これにはさすがにびっくりしました!
不可解に思ってその理由を尋ねると、委員長の権限だと主張されるだけで、それ以上の説明はなし。だから、その理由を聞いているんだってのに・・・(^^ヾ
そもそも、常任委員会は規則上、委員長の許可制となってはいるものの、地方自治法115条の公開の原則や会議規則に照らし合わせると、よほど合理的な理由がない限りは許可するのが通例となっています。つまり、人事とはいえ、見せるべきものは見せるべきなのです。公選の公務員である議員が、同じ議員から委員長・副委員長を選んでいる姿を市民に見せない事のどこに正当な理由があると言うのでしょうか。委員長の権限行使者の見識が疑われます。市民力の同僚議員に聞くと、他の3つの常任委員会でも同様に、傍聴者を締め出して中身を見せないという、市民には全く‘ブラックボックス’で行われた委員会人事のようでした。
合理的な理由もなく権限を行使して傍聴を許可しないのは、わざわざ時間とお金を使って来た市民に失礼極まりない行為ではないでしょうか。
前例がないと言いますが、そもそも前例を作ってこなかった責任は誰にあるのでしょうか?
そもそも多くの市民は、いつ見に来る事が出来るかどうか、充分事前に告知されていなければ来ようがありません。同時に日頃の情報公開の在り方にも疑問符が付きました。
これで、私にとってはまさかの‘傍聴不可事件’が、松戸市議会(常任委員会)で同時に4件発生した市議会史上初めての前例となりました。今後の検討課題にするかもしれないようでしたが、いつ・どこで検討されるのかも具体的に委員長からは一切示されず、直後に事務局長と相談して、この運用には到底納得できない旨を伝え、開かれた議会を目指すため議会活性化委員会などで時期を見て早急に提案しようということになりました。

ただ、今回の常任委員会のこの一連の「傍聴不可事件」4件から言える事は、傍聴を許可しないと決定した者がだれなのか、これでハッキリ判明した事です。これで、それらの人の議会観や、傍聴者に対する扱いの考え方が浮き彫りになった気がします。非力な一委員の私はどうすることもできず、寒い廊下で待っていた傍聴者には大変申し訳ないと胸を引き裂かれるようなせつない気持ちになりました。一方で、この日の出来事は、時間がたつにつれ、多くの市民や他の地方議会にも広く伝聞されていくでしょう。考えさせられる事の多い1日でした。
開かれた議会には程遠いと感じられる松戸市議会ですが、私は決して諦めることなく、出来る限りの情報公開を進めていきたいと思います。
それでは、本会議は来年までありませんが、良いお年を!!

PS.明日・・・いや、もう今日!足立フレンドリーマラソン(ハーフ・約20km)走るんだった!最近超寝不足だから寝ないと…。
コメントする
コメント