事業仕分け [2009年11月18日(Wed)]
■連日ニュースで話題に上がっている【事業仕分け】
民主党に政権が変わり、これまでにない形で政治が見えてきている。事業仕分け≠ナある。 税金を使う様々な事業が本当に必要な事業なのか。 連日億単位の事業の必要性を問われている。1時間という短い時間で決められるのは課題があるだろうが、今までに無い方法で行政の中身を見ることができることは評価したい。 ■同じように、今栗原市内の震災復興、復旧工事という事業の内容を多くの国民に知ってもらいたい。 ブログのトップページに書き込んだが、日本で最大の地すべりが発生した、荒砥沢ダム上部の地すべり地形″。、災害復旧工事というな名のもとにどんどん進められている。 本当に必要なの?という疑問がわいてくる。 これまで行政サイドが説明してきた「工事が必要だという根拠」に説得力がない。 工事が本当に急いで行われなければならない理由が見当たらない。 行政は、どこがどのような状況なのか、もっと明らかにするべきだし、国民も黙ってみていないで不明な部分は説明を求め、意見するべきだと思っている。 ■多くの地質の研究者たちを中心にこの工事の必要性に疑いを持つということで、何度となく行に申し入れてきている。 私は、以前栗原市はこの秋口に、ジオパーク構想の検討委員会=i?)を立ち上げるときたような気がしたが、もう立冬も過ぎ晩秋ではなく冬である。 工事ありきで検討なしに進められそうな気配である。 ■貴重な自然地形を保全して活用するジオパーク≠ニい考え方がある 世界ジオパークネットワークに過日、日本から3箇所が登録された。雲仙普賢岳、糸魚川フォッサマグナ、有珠山。3箇所のうち2箇所が災害遺構で、日本は災害が多い国土の上にその暮らし、社会があり、災害でできた自然地形を受け入れなければならないのだと思う。 必要以上に人間の手を加えず残すことで未来の価値ある地域資源になると思う。 ■下の写真が立ち入りが規制されている、荒砥沢ダムの上流部の新たにできた地形です。 皆さんは、この地形を見てどう思いますか? 手を加えず、しばらく様子を見てもいいと思いませんか? 周囲に誰も住んでいないこの場所を急いで工事を進める必要性がどこにあるのでしょうか? ■事業仕分けのような方法で議論したいものです。 |