■この説明会は、荒砥沢ダム周辺の災害復旧の工事に伴うダンプなどの工事車両の往来に関しての説明会だった。
■栗原市の復興計画には地すべり地形をジオパーク構想として検討することになっているが、ここでは、地すべり地形をどうするのかとういう議論は全くないのが現実。
正直「やられた!」と言う感想。
今日の説明会では荒砥沢ダム上部の工事に関しては、今回説明の道路に関係ないので言及しないという。
荒砥沢ダム上部に関しては、ジオパークを検討するうえでは、もっと調査をして議論を経てからどうするのか決めるべきなのに、すでに工事の方法が決まっているという。
栗原市は、この秋にジオパークの検討委員会を立ち上げて検討するとしているが、現時点で工事の方法が決まっているということは、物事の順番が逆ではないだろうか。私は、新しくできた地形を受け入れ、必要以上に人間の手を加えるべきではないと考えているが、どうやら行政は災害復旧の予算を早く執行するためにのみに事を急いでいるように見える。
そう思うのは私だけだろうか?
工事の方法をめぐりどこまでどのように工事をするべきなのか、地質の調査やこれまでの結果の検討が十分でないままに、どんどん進んでいると聞いた。
十分な地質調査のデータを明らかにして、検討委員会の検討を経て進めるべきだと思う。
■これまで、私が聞いた、地質、災害の研究者の方々からの情報を聞いても、今は山は安定しているというデータがある事を知った。亀裂があるがその亀裂も緊急に工事をして手を加える必要もないと判断できるデータだという見解でもあった。
これらを踏まえた検討が再度必要で、このまま、検討不足のまま急いで一方的な力で事を進ませてはならないと感じる。
検討の時間を十分に取るべきだろうと思う。とりあえずこのエリアは誰も住んでいないところなので・・・急ぐ必要なない。
必要以上に工事はいらない。そのように思っている専門家、研究者の方々が実に多い事も事実である事を受け入れるべきだろうと思う。■ジオパーク構想を考えるのであれば、なおさら、必要以上に工事をすることなく地形を残す方法を検討すべきだろうと思う。栗原市が依頼した委員の研究者と意見が異なる研究者がいるこという事実がある。
その見解の違いをしっかりと精査し検討をしっかりするべきだと思う。
必要なデータを取っていなかったり、データの分析の解釈を曲げたりすることなく、しっかり議論したうえで進めてほしい。
それをなしに工事することで地形に必要以上に手を入れることで、この地域の大きな財産を失う事がないようにしてもらいたい。
■林野庁の一方的な工事の進め方に、これまでの国のやり方が見える。市としても市の見解として、国へ物が言える姿勢であってほしいと思う。
だから、私は、栗原市がこれから設置するジオパーク構想検討委員会=A人選も含めて注目したい。
■国・県・市の3者の関係がそうしているのか?どうか分からないが、くりでんの廃線後の処理と全く同じ構図に見えてくる。
お隣の大崎市の市民の意見を構築する仕組みとはエライ違いだ。何故だろう?豊志@くりこま高原自然学校〓