■震災で損傷したログハウス(一丁目と呼んでいる)の基礎どのように直すのか大きな課題だ。
一丁目は文字通り、1995年秋に自然学校を作るために一番最初に建設した建物だ。
その基礎部分と浄化槽などの設備の損傷が大きい。
先月から、この壊れた部分をどのように修復するか思案している。
災害NGOの方からの紹介で新潟県の曳き屋さんの高辰組に相談し検討を重ねている。
高辰組は能登、中越、中越沖地震の際に大きく傾いた数々の建物を元に戻した実績がある。基礎が損傷し沈んだり傾いたりした諦めかけた建物を壊さずに再建した実績を持っている。今回被害を受けた一丁目の基礎の損傷と何よりも基礎の底の地べたの損壊が激しいので修復の方法を検討してもらっている。
昨日、高辰組の高橋社長が先日の調査の結果で検討した修復の方法と見積もりをもって来ていただいた。
■なんといっても地べたの損害が大きすぎる。
最善の修復の方法は、一丁目を一時駐車場に曳く。そして基礎を壊し、地面を直し、その後に基礎を作りその新しい基礎の上に一丁目を曳き戻す。この方法が一番良いであろうと言うことが分かった。
費用がこれも大きくかかる。合わせて浄化槽、水道ポンプ、ボイラーなどの付帯設備の入れ替えを含めると少なく見積もっても1,500万円の負担は覚悟しなければならない。
■高辰組の高橋社長が帰ったあと、自然学校に寄宿している寄宿生の両親が来た。
中学校の三者面談があり神奈川からやってきた。夏には震災のボランティアにも多大な協力を頂いた。夏以来の再会だ。
ざっくばらんに山の施設の状況(一丁目)に話が及んだ。
普通の復興ではなく、環境に配慮したこれまでのエコビレッジの考え方をさらに踏襲するやり方はないのか?・・・さまざまなアイディアがでた。
電気のことや浄化槽のことをよりエコ的に出来ないか?
寄宿生の両親は共に環境関係の仕事をされている。
今後ともにアイディアをいただければと思う。