歯がゆさ、空しさ・・・ [2009年06月30日(Tue)]
■私にとって、1年前の今日、6月30日は記憶に残る日になっている。
岩手・宮城内陸地震で被災し混沌とした中で、とにかくガムシャラに動いていた。ブログを通じて思いを発信し続けていた。そして地震から2週間ほどたった6月30日のこの日に私は、歯がゆい思いに耐え切れず、痛烈な行政批判をこのブログで書きなぐった。 あの時の気持ちは今でも忘れていない。 ■その気がない人に、ストレートに物言いをすればうまく行かないことも分かった。 一年が経って、自分自身の、自然学校の復興、再建を考えれば、正直なところ歯がゆい、空しい、悲しいことばかりだ。 山での事業再開のメドが立たないので、壊れた施設の修復すら進めることができない。 山でやりたいことがたくさんある。 「頼むから自由にやらせてくれ!」と言いたい気持ちだ。 ■先週末から今日まで忙しく動いた。 山形へ行き、東京へ行き、週末は東京農工大の学生を案内した。 昨日はまた東京を日帰りをした。 忙しいことで、この歯がゆさ、空しさ、悲しさからは離れられる。 ■今日も仙台往復する。 明日は盛岡、川の自然学校の事務所賃貸手続きと打ち合わせに向かう。 あさっても仙台。一昨年亡くした父の法要。 そして3日からは北陸へ向かう。 ■忙しいから気持ちだけまぎれている。 本当は大切なこと、やらなければならないことができないでいる。 こんなことを考えながら日々を送っている。 表面上は忙しく進み何事も前向きにトライしているように見えるだろうけど・・・・ 気持ちは全く違う。 ▼27日、28日は東京農工大の先生と大学生の調査で案内をした。 環境教育を研究している我々の仲間だ。 耕英のイワナの館の数又さんのところでイワナを食べた。 すっかり食べることの夢中になり、イワナの写真を撮り損ねた。 食べ終わった岩魚。 イワナの館に再びたくさんのお客さんが来るのはいつのことだろう ![]() ▼耕英から降り、文字に寄った。 この日は「創育クラブ」を開催。3家族が参加していた。 帰り時間が近くなってもリヤカーで遊んでいる。 ![]() ![]() ▼昨日は、自立支援者のための研究協議会の実行委員会の会議があり、東京を日帰り。 無機質の世界では心は癒えない。 ![]() ■いつになったら、私の心の避難指示≠ェ解除されるのだろう。 |