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ロンドン•ポリス / The London Police @MEGUMI OGITA GALLERY [2015年05月29日(Fri)]

会場となっているMEGUMI OGITA GALLERYさんは
私の通勤道にあるのですが、普段はほとんどの人は通り過ぎることが多いみたい。
だけど、数週間前から張り出されたこのポスターを見て
きっとドキリとして立ち止まった人がいることでしょう。

DSCF0755.JPG

言葉には表しにくいけれど、何か惹かれるものがある。
そんな作品なのです。
一見すると、可愛らしいキャラクターに目が引かれますが
その背後に精密に描かれた光景が広がる、
その違和感が不思議な魅力を持っているのかもしれません。

じつは、この作品は”The London Police”という二人のアーティストによって描かれています。
笑顔なんだけど、細胞分裂のように増殖する可愛いキャラクター「LAD」は、Chazさんが担当。
細かい線描画のメガロポリスなどの背景を担当するのはBobさん。

もともと、二人のキャンパスは路上にありました。
しかし、そのクオリティとパフォーマンスの功績が認められ、
書籍化、展覧会、イベントなど世界各地で催されるようになったそうです。

今回のテーマは"World Tour”。
私がピックアップした作品は日本をモチーフにして描かれた作品です。

「LAD」をまるで鉄砲柱のようにして二人の力士が圧しています。
なんか不思議な光景だ。。。
JAPAN 2.JPG


日本人の私たちにとって日本語は意味を持つものですが、
ChazさんとBobさんにとってはデザインだったり記号だったりするのかなあ。
謎な言葉が看板みたいにぶら下がっています。
JAPAN.JPG


甲冑に日本刀、それから矢を背負っているけれど
これは日本っぽくない。(私が言うのも変だけど)
それよりも騎士のように見えるのは、気のせいでしょうか。
DSCF0752.JPG


不思議な「The London Police」の世界観をどうぞお楽しみください!

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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MEGUMI OGITA GALLERY
東京都中央区銀座2-16-12 銀座大塚ビルB1
Tel & Fax. (03) 3248 3405
開廊時間
火曜日 - 土曜日 ( 日・月・祝休廊)
11am - 7pm
http://www.megumiogita.com/index.html


ロンドン•ポリス / The London Police
2015. 5.22(Fri.) - 6.20(Sat.) 
11:00 - 19:00(closed on Mon., Sun. & Public Holiday)
★Reception 5.22(Fri.) 18:00-20:00
ねこ採集A [2015年05月28日(Thu)]

陽射しはもう、夏のような鋭い角度で差してきますね。
暑い暑い、なんて言ってもまだ5月。
初夏とはいえ、数十年前の夏真っ盛りのような暑さです。

ニンゲンも暑いと感じる季節、毛に包まれたねこなんてもっと暑いことでしょう。
日陰を選んで、そろりそろりと逃げるように走り去る後を追いかけて
パチリといたしました。
DSCF0623.JPG

ねこって不思議で、こちらが写真を撮ろうとすると、なぜか固まるんですね笑。
にらめっこ状態が数分間続きました。


たまには日向ぼっこもいいのでしょう。
優雅に見返り美人の図です。
DSCF9832.JPG

ねこの間には、ニンゲンとは違う「ねこ時間」が流れているのかなあと思うほど
のんびり、ゆったり過ごしておられました。


そして実家のにゃんこ速報。
久々に帰ったら、なんと毛布に包まって寝ておりました。
DSCF0681.JPG

この暑さの中、よく寝るよなあ…なんてこっちの思いは知らんぷり。
もうおじいちゃんだから仕方がないのか、ずっとずっと寝ておりました笑。
最近はどうも抱っこが嫌らしく、私もほとんど抱っこできずに悲しかったです。
今度会えるのは、お盆の頃かしら?
まだまだ元気でやってほしいものです。
愛すべき「のらもじ」J [2015年05月24日(Sun)]

先週末は、カチクラエリアで「モノマチ」が開催されていたので
蔵前辺りをぶ〜らぶら。

蔵前はもともと問屋さんが多く、
年期の入った看板があちこちにあるのです。
もちろん、最近注目されているエリアなので
新しくできたおしゃれなお店もたくさんあります。

古さと新しさが混在する蔵前は大変魅力的で、
なおかつ「のらもじ」との出会いの確立が高いのであります。

本格コーヒーの店「バン」。
DSCF0643.JPG

これは私の推察でありますが
「増田店」と書かれておりますが
じつは、ここが本店であり、このお店以外には「バン」はないのではないだろうか。
つまり、チェーン店っぽく見えていますが
バンは唯一のみであり、ここでしか本格コーヒーは味わえないと思うのです。


そして「美しいきもの甲州屋」。
DSCF0656.JPG

「美しいきもの」ののらもじ感が半端ないっす。
流れるような、まるでみ○ずのような…。
おそらく小学校でこの文字を書くと先生から怒られるのではないかと思うのです。
というのも、マス目にぴっちり書くのが美しいとされるので
このフラつくような文字は書き直しと言われることでしょう。


この「甲州唐糸紬」も然り。
DSCF0655.JPG

だけど、この糸へんは美しいですな〜。
まるで、漢和辞典に載っている「漢字の起こり」を見ているようです。
糸巻きにぐるぐると巻かれた糸。
昔は手で紡いでいた糸は、均等な太さになることはない。
機械織りや機械編みで作られた洋服しか着なくなったので
私たちは糸の温かみを忘れつつあるのかもしれないな。

ぶらぶら「のらもじ」を探しながら、モノマチも楽しんできました。
来週は、ものづくり工房で「A-ROUND」が開催されるそうです。
モノづくりのマチ・台東区の魅力を体感できるイベントが続々!
お近くに寄られた際は、ぜひ、足をお運びくださいね!

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モノマチ
http://monomachi.com

A-ROUND
http://www.a-round.info
NIPPONの47人 2015 GRAPHIC DESIGN @d47 MUSEUM FORUM [2015年05月22日(Fri)]


日本各地で活躍している47人のグラフィックデザイナーの作品と
その地域性や個性・環境などが一挙に楽しめる
「NIPPONの47人 2015 GRAPHIC DESIGN」。

その土地ならではの文化や宝物に光を当て、デザインで表現する
デザイナーはすごいなあと感嘆する展示でした。

すべての作品が素晴らしいのですが、
私も「ヒト」なもので、好みがございます。
私が素敵だとおもったのはこれらの作品です。


岩手県・清水真介さん
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こんな「分別表」があれば、幼稚園生だって、外国の人だって
きちんとゴミを分別してリサイクルできるのに…。
デザインの力があれば、エコは年齢の壁も、国籍の壁も越えられるのだ!


広島県・納島正弘さん
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魚拓風の「かわら版」(要はチラシ兼メニュー)。
これは素敵なアイディアだと思います。
表面には、魚を象ったデザインでメッセージが書いてあります。
墨で描かれた絵はインパクトが強くて、かっこいい!


山形県・小板橋基希さん
DSCF0580.JPG

版画っぽい絵のタッチが大好きな私。
このカエルさんはなんとも言えぬ可愛さがあります。
「諸君、これは隠謀である」の「のらもじ」も素敵っす。
お部屋に飾りたいなと思ったポスターです。

私はデザインでこそ表現はできませんが、
言葉を使って、その魅力を伝えていきたい…
そう思っているのです。

まだまだ日々修行です。がんばらねば!

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NIPPONの47人 2015 GRAPHIC DESIGN
日 時:2015年4月3日(金)〜5月24日(日)
11:00〜20:00(入場は19:30まで)
場 所:d47 MUSEUM 渋谷ヒカリエ8階(地図を見る)
入場料:500円(学生400円 小学生以下無料) 
主 催:D&DEPARTMENT PROJECT
お問い合わせ:d47 MUSEUM(03-6427-2301)
http://www.d-department.com/event/event.shtml?id=3866911966819316
まえだゆたか展 @GalleryQ [2015年05月21日(Thu)]
アブロサム、アブロサム。

呪文のようなその言葉は、アメリカの作家・フォーグナーの代表作のタイトルだ。

アブロサム、アブロサム。
もともとアブロサムは、旧約聖書「サムエル記」に登場する
非常に美しい男性の名前だそうだ。

「美」の評価基準は、国や文化によって様々異なるけれども、
「美しい」ことが評価されることは、時を超えていまもむかしも変わらない。

この作品を創ったまえださんは、作品についてこう述べていた。
「衣服は女性を飾り、女性の欲望の対象とさせるものです。
また、女性は衣服によって欲望を満たします。」

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衣服は女性の「美」を引き立てるもの。
だからこそ、自分に応じた衣服を探し、その欲望を満たすために
「ファッション」にこだわっている。

情熱とこだわりを持っていた衣服には、
きっとその使い手の思いが移っているはずだけれども
衣服の寿命は極めて短い。

ウェデリア.JPG
「ウェデリア」

「ファストファッション」に代表されるように
次々に流行が生み出され、過去のものは捨て去られていく。

そんな衣服たちは、もしかしたらこんな風に
少し哀しい顔をしているのかもしらない。

ヒューケラ.JPG
「ヒューケラ」


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2015年5月18日(月)- 5月30日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
スー・ブラックウェル 「Dwelling -すみか- 」 @POLA MUSEUM ANNEX [2015年05月19日(Tue)]

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言葉は、時として意味を変え、解釈を変え、
私たちにもたらしてくれるものを変える。

それは私たちが二人として同じ人がいないように、
同じような価値観・考え方で以て理解することができないからなのだ。
だから、言葉を補足する説明が必要となり、別の言葉で言い換えたりして
その意味を強化して、私たちは思いを伝えていくのだ。

言葉そのものに頼り過ぎてはいけない。
最近少し勉強した「荘子」がそんなことを言っていた。

言葉の海を渡る舟。
「舟を編む」では辞書づくりのことをこのように美しく表現されていたが、
長編小説を読むことは、「言葉の海に現れる荒波」とでも言えるだろうか。

穏やかな波、嵐のような波、心地よい波、船酔いしそうな激しい波。
その時、その時の作者の物語の進め方によって
その波はどんどんと変化していく。

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今回の作品の作り手、スー・ブラックウェルさんは、
物語は「発想の宝庫」だという。
物語によって得たインスピレーションを立体彫刻へと表す。
まるで、一冊の本から飛び出してきたかのようなその美しい描写は
物語を語らずして、私たちにもそのお話の内容が頭に浮かんでくるようだった。

私の一番のお気に入りはこちらの作品。
テーマはあるけれど、私は勝手にこんなタイトルを付けました。

「あたたかなひかり」

DSCF0514.JPG


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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POLA MUSEUM
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
2015年4月29日(水)-6月4日(木)
11:00~20:00
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html
ねこ採集@ [2015年05月18日(Mon)]

元来、ねこが好きな私は
改めて「ねこ採集」を始めることにしました。
第一弾は、近所のねこたち。

私の住む家の近くには、素晴らしい路地があります。
でこぼことしたきちんと舗装されていない道。
道に出っ張って何か置かれていたりする道。
もはや車は通れず、三人並んで歩くことすらできない狭い道。

そんな道に、ねこがででーーーんと座り込んでいるのです。
DSCF0494.JPG

近くに寄ってみると、なんとも不機嫌そうな顔。
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そんな不機嫌さんを横目に、そーっとお仲間が通り過ぎました。
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自由気ままに過ごすねこ。
私もねこのようにのんびり過ごしたい。
線の会 @靖山画廊 [2015年05月15日(Fri)]

点と点がつながって線となり、
線と線がつながって面となる。
面がたくさん連なると立体になり、
立体はやがて風化する。

日本画にとって、「線」は命だそうだ。
筆で描くその細い道は
輪郭となってそのカタチを表す。
そして、完成された作品を見て、私たちの元へ届く。

「線の会」って素敵な響きだなあ。
たぶん、読み方は「せんのかい」なんだろうけれど、
「せんのえ」って読んでほしいなあ。

さて、作品についてですが、6名の作者の作品が楽しめます。

アメツチの歌.JPG
「アメツチの歌」

ともえ牡丹.JPG
「ともえ牡丹」

うたたね.JPG
「うたたね」

勝手にトリミングしてしまいましたが、
私のお気に入りはこちらの作品。
エッチングみたいで素敵です。
庭を編む.JPG
「庭を編む」

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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靖山画廊
東京都中央区銀座5-14-16 銀座アビタシオン1階
TEL:03-3546-7356
http://www.art-japan.jp/news/index.html

「蓮の会 -木彫- 」
2015年5月14日(火)~5月29日(金)
11:00~19:00 会期中無休
日祝、最終日は17:00にて終了
曽根夏生展「くらん」 @コバヤシ画廊 [2015年05月13日(Wed)]
私たちは、知らず知らずに「枠」をつくってしまっている。
それは、限界なのか、諦めなのか、効率なのか、守るためなのか。

自分自身そのものに当てはまることでもあるし、
モノを見るとき全てにも当てはまることだと思う。

とくに、絵画を見るときは「枠」にとらわれやすい。
キャンパスという枠、額縁という枠、空間という枠…。

そのせいで、創作が限られてしまうし、
その限定があるからこそ、膨らむものもある。

今回拝見した曽根さんの作品は、「枠」に挑んだ作品なのです。
プラクアートと呼ばれるその作品は、カッコを付けた板絵のこと。

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カッコは、飾る空間に応じて大きくなったり小さくなったり。
その位置で見えてくる作品も変わるから、なんだか面白い。

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曽根さんの作品を見て、私たちは「枠」があることで
一種の安心感を得られているのではないかと感じた。

何の縛りもなく、無限大に広がるもの。例えば、海とか砂漠とか。
始めはその雄大さに感動するかもしれないけれど、
そのうち終わりや先が見えないことの不安に襲われるのだ。

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「枠」は自分自身の制限であり、一つの節目や隔たりとなるものなのだ。
枠があるから、私たちは、何度もリセットできるのかもしらない。

※作者の許可を得て撮影しています。
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コバヤシ画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目8−12 銀座ヤマトビル B1F
03-3561-0515
A.M.11:30 − P.M.7:00
曽根夏生展
2015年5月11日(月)〜5月16日
http://www.gallerykobayashi.jp
若冲と蕪村 @サントリー美術館 [2015年05月11日(Mon)]

私が若冲のことを大好きになったのはおよそ三年前の初夏のこと。
ある展示会で出会ったのが、若冲の犬の絵でした。
おそらく以前にも見たことがあったと思うけれど、
三年前に始めて名前と絵とが一致したのです。
教えてくれた人は、昔東京で開催した「若冲展」の様子まで語ってくれました。
あれから時は経ち、私は初めて若冲展を見に行くことができました。

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今回行ったのは、サントリー美術館で開催された
「〜生誕三百年 同い年の天才絵師〜若冲と蕪村」。
同世代に活躍し、互いに切磋琢磨しながら独自の絵を描き続けた
二人の生涯に迫った展示でした。

最終日に行ったもんだから、館内は人でいっぱい。
なかなかゆっくりと絵と向き合うことは難しかったけれど
そんな中でもお気に入りの絵を見つけることができました。

私のお気に入り「若冲賞」はこちら。
栗に雄鶏図.JPG

2Dの絵画なのに迫り来る様子が伝わるこの作品には心奪われました。
若冲の描く鳥の表現・表情がいいんだなあ。
ちょっとデフォルメされた感がなんとも愛しいのです。


そして、私のお気に入り「蕪村賞」はこちら。
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闇と舟の光のコントラストを墨の濃淡で見事に表されています。
静かな夜の海で鵜飼をする親子の楽しい会話が聞こえてきそうです。

もっとゆっくり見たかったなあ。
図録もボリュームたっぷりの内容だったので、
こちらで楽しむことにします。

※写真は図録から抜粋しています。
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サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/
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