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重なり合う @東福寺 [2014年11月28日(Fri)]

水墨画は「黒」で決まるのだそうだ。

力強い墨色で生命力を表したり
淡い薄墨で繊細な季節の移り変わりを見せたり
黒のバリエーションで絵の「顔」が決まる。

もみじの鮮やかな朱色だってきれいだけれども
映し出された影だって美しい。

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手のひらのかたちをした葉っぱたちは
薄墨で、しかもなるべく水分を含まない色で描き表そう。
滲んで輪郭がぼやけたくない。

添え木は墨をたっぷり含ませよう。
だけど、なるべく主張させたくない。
あくまで、主役はもみじの葉っぱ。

色褪せた土壁のグラデーション。
葉っぱを引き立てるためには、
真ん中にはハイライトを入れて薄くしたい。

一番念入りに描かなければならないのは
もみじが重なり合うところ。
きっとここには生命が宿る。

そんな風にして水墨が描かれていくのかしらん。
菱田春草を思い浮かべながら考えました。

びわこともみじとわたし。 @長命寺 [2014年11月24日(Mon)]


滋賀だって紅葉はとってもキレイなの。

帰ると必ず立ち寄る長命寺。
そういえば、紅葉の季節に来るのは初めてだった。

紅葉の赤と琵琶湖の青のコントラストが素敵。

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優しい太陽の陽を受けて輝く赤や橙。

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地面に落ちた紅葉だってきれいなの。

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ひとりでにスキップ。
知らない人とご挨拶。
心が晴れる、そんな一日。
色とりどりのダンス @東福寺 [2014年11月24日(Mon)]

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赤、黄、橙、緑…。

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色とりどりの衣裳をまとった紅葉たちが
鮮やかに、晴れやかに繁っておりました。

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あなたは、何色の紅葉がお好きですか?


活動のデザイン展 @21_21 DESIGN SIGHT [2014年11月21日(Fri)]

たとえば、私たちは闇に丸いものがぼんやりと光っていたならば
それを「月」と認識することが多いのだと思う。

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過去の経験則やいままで積み上げてきた知識と比較して
いま、目の前のあるものについて認識しようと試みる。

しかし、それが本当に正しいのかは
じつはわからない、と思う。

「事実を見る」ということは、
黒い闇がある。そこに丸く光るものがある。それはぼんやりした光である、ということだ。

知識や経験は積み上げれば積み上げるほど良いものだと思っていたけれど
それは違うと気づかされる毎日だ。

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「月」だと思っていたものは、望遠鏡を覗き込んだ風景だった。

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企画展:活動のデザイン展 
会 期:2014年10月24日(金) - 2015年2月1日(日)
休館日:火曜日(10月28日、12月23日は開館)、年末年始(12月27日 - 1月3日)
開館時間:11:00 - 20:00(入場は19:30まで)
http://www.2121designsight.jp/program/fab_mind/
めくばせ [2014年11月19日(Wed)]


たまに見かける愛しの彼。

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ちゃんと目を合わせてくれるところが素敵なの。


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だけど、5メートル以内に近づくことは許されない。

もう少し、近づきたいんだけどなあ。



小松浩子展「二重拘束」 @GalleryQ [2014年11月18日(Tue)]

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"「真実」は爆弾によって
かたをつける問題である。"

一歩足を踏み入れて圧倒されました。
壁も床も一面の写真。

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それも、要らなくなって捨てられたのだと思われるものや
道の隅っこの方や窪み辺りに集められておかれているもの。

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それらの類いのものが私たちに訴えかけるものはなんだろうと考えました。
一つは、消費型社会のこと。
一つは、以前森美術館で開催された「六本木クロッシング」。
一つは、最近行った「活動のデザイン展」。
一つは、ものの見立て方のこと。

要らないものだと思われていたものが、
アートになったり、少しの工夫で長く使えるものになったり、
見立て方次第で新しい消費を生み出したり、やっぱり要らないものだと捨てられたり…。

これらものを撮り続けている小松さんは
一体何を見て、どんなことを感じているのかを無性に聞いてみたくなりました。

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"「真実」は爆弾によって かたをつける問題である。"
このメッセージの意味も。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2014年11月17日(月)-11月22日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html

小松浩子
http://komatsu-hiroko.com
活動のデザイン展 @21_21 DESIGN SIGHT [2014年11月16日(Sun)]


大切なのは、それぞれに考え、動き、確かに伝えること。
手にとることのできるものづくりに限定せず、社会が抱える課題を読み解き、
問題を解決しようとする意志や活動。

この展示が私たちに伝えたいこと。
つまりは、「関係性をつくること」が現代には求められているのだと思う。

私が一番面白いと思ったのが、この展示でした。

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ものごとの関係性から問題解決をうながす活動
織咲 誠 「ライン・ワークス ― 線の引き方次第で、世界が変わる」
2000年-


「線」がもたらす、考え方の変化。

真っ直ぐを、曲げる。
曲げたのを、並べる。
そんな一見単純なことが、世界を変えるきっかけとなる。


矢印の向きを変えただけで
私たちは、「思い込み」が生まれる。
どちらが長い、とか、こちらが短く見える、とか。
比較対象が生まれると、思い込みが生まれやすくなるのだろうか。

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当たり前を疑うと、見方が変わる。
短いものを長く。
長いものを短く。
それだけで、社会の課題は解決できるのかもしらない。

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最近の問題意識とぴったり合うものに、無意識だけれども出会えることが不思議だ。
きっと、これは引き寄せの法則。

もっともっと、深く、考えていきたい。
もっともっと、広く、つながっていきたい。


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企画展:活動のデザイン展 
会 期:2014年10月24日(金) - 2015年2月1日(日)
休館日:火曜日(10月28日、12月23日は開館)、年末年始(12月27日 - 1月3日)
開館時間:11:00 - 20:00(入場は19:30まで)
http://www.2121designsight.jp/program/fab_mind/
高野山の名宝 @サントリー美術館 [2014年11月10日(Mon)]

日本の教育課程を経た人ならば、必ず知っている「高野山」。
おそらく、平安時代の密教文化として学習することが多いと思います。

「空海・高野山・金剛峰寺」、「最澄・比叡山・延暦寺」なんてセットものとして
覚えた人も多いのではないでしょうか。
現に私もそんな教え方をしておりました。

過去の自分が恥ずかしくなる位に、
今回の「高野山の名宝」展は感動いたしました。
久しぶりに、心震える仏像たちに逢えたのです。
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たくさんの仏師たちの中での逸材なのは、やっぱり運慶・快慶でしょう。
今回は、両作品を比較するような形で見ることができたので
それぞれの素晴らしさを余すことなく体感しました。

とくにしびれたのは、快慶作の四天王像。
中でも持国天の忿怒の形相は圧巻でした。
真正面から邪気を踏みつけ、怒りを現している姿は、
まるで自分自身が叱咤されているような気持ちになりました。
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重要文化財 四天王立像
快慶作 鎌倉時代 12〜13世紀
金剛峯寺蔵(左から、持国天、増長天、広目天、多聞天)


変わって運慶作の八大童子像は、滑らかな美しさと
柔らかい表情が特徴です。
昔、出会った人にそっくりな彼も見受けられます。
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国宝 八大童子像
運慶作 鎌倉時代 12世紀(一部、南北朝時代 14世紀)
金剛峯寺蔵(左から、指徳童子、恵光童子、矜羯羅童子、制多伽童子、烏倶婆童子、清浄比丘童子、恵喜童子、阿耨達童子)


なんと、矜羯羅童子がハンコになっていたので
あまりの可愛さについ購入。
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多くの方とこの感動を共有したい!
そんな想いになる展示です。

※一部画像は公式HPから引用しております。
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会場:サントリー美術館
   東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
会期:2014年10月11日(土)〜12月7日(日)
時間:10:00〜18:00 (金・土は10:00〜20:00)
   ※10月12日(日)、11月2日(日)、11月23日(日・祝)は20時まで開館
   ※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館:火曜日
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_5/index.html
菱田春草展 @国立近代美術館 [2014年11月09日(Sun)]

「必ず行きたい」と瞬間的に思ったこの展示。
もちろん、菱田春草がもともと好きでしたが、
この展示のPRのために作られたコピーが秀逸だったのです。

「見つめあえたら、きっと運命」

雷に打たれたような衝撃でした。
春草の作品のうち、有名な「黒猫」がじっとこちらを見ていて
「偶然目があったあなたにこそ、ぜひ遊びにきてほしい。」と語りかけるのです。

ああ〜。行きます。と約束したのにも関わらず、
展示に行ったのは、最終日のことでした。

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「黒き猫」(1910年、絹本彩色、151.1×51センチ、永青文庫蔵、熊本県立美術館寄託、重要文化財)

曇天で少し寒い日でした。
北斎展は2時間待ちの長蛇の列と聞いておりましたが、
春草展は10分も待たずとして入れました。

春草の素晴らしいと感じるところは、朧げな色彩。
闇夜に輪郭だけが浮かび上がり、ほんのりと輝くとき。
太陽がすでに山に隠れ、空に残る橙色と紺碧。
枯れた葉の、まだ生命が鮮やかに残る部分と虫に喰われてしまった部分。

見入ってしまうとはこのことでしょう。
色彩で素晴らしかったのは「曙」という作品でした。
朝の日が昇る前の靄がかかったあたたかな色味が美しかったです。

表現で魅了されたのは、「落葉」でした。
木々から散り落ち、地面に敷き詰められた落ち葉と
まだ木の枝に残っている大きな葉。
精密な描写とピントの表現が絶妙で、これぞ春草の成せる技だと感じさせてくれました。

満たされた気持ちで帰り道を歩いていると空が少し晴れて参りました。
春草はこの空をどんな風に表現してくれるのでしょうか。

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※一部写真はインターネットから引用しました。
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東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp/Honkan/honkan.html
彦根の秋 @滋賀県彦根市 [2014年11月08日(Sat)]

色づきの浅かった彦根の秋。
これから美しくなるのだろうと予期させる紅葉が
滴る雨に濡れて、色っぽく艶めいておりました。
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遠い春を待ち望むかのように
膨らみ始める新芽たち。
どうか、長い冬を無事に越せますように。
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彦根城すぐそばの「滋賀縣護國神社」では、
菊花展が開催されておりました。
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我が子のように愛され育てられた菊たちは背筋真っ直ぐ。
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きっと、自分自身に自信を持って咲き誇っておるのだろうなあと思うと
菊にまで嫉妬してしまいそうです笑。
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今年はもう一度、帰省します。
次はもっと紅葉が深まっていることでしょう。
楽しみです。
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