• もっと見る
« お仕事の話 | Main | ショーウインドウ»
愛すべき「のらもじ」J [2015年05月24日(Sun)]

先週末は、カチクラエリアで「モノマチ」が開催されていたので
蔵前辺りをぶ〜らぶら。

蔵前はもともと問屋さんが多く、
年期の入った看板があちこちにあるのです。
もちろん、最近注目されているエリアなので
新しくできたおしゃれなお店もたくさんあります。

古さと新しさが混在する蔵前は大変魅力的で、
なおかつ「のらもじ」との出会いの確立が高いのであります。

本格コーヒーの店「バン」。
DSCF0643.JPG

これは私の推察でありますが
「増田店」と書かれておりますが
じつは、ここが本店であり、このお店以外には「バン」はないのではないだろうか。
つまり、チェーン店っぽく見えていますが
バンは唯一のみであり、ここでしか本格コーヒーは味わえないと思うのです。


そして「美しいきもの甲州屋」。
DSCF0656.JPG

「美しいきもの」ののらもじ感が半端ないっす。
流れるような、まるでみ○ずのような…。
おそらく小学校でこの文字を書くと先生から怒られるのではないかと思うのです。
というのも、マス目にぴっちり書くのが美しいとされるので
このフラつくような文字は書き直しと言われることでしょう。


この「甲州唐糸紬」も然り。
DSCF0655.JPG

だけど、この糸へんは美しいですな〜。
まるで、漢和辞典に載っている「漢字の起こり」を見ているようです。
糸巻きにぐるぐると巻かれた糸。
昔は手で紡いでいた糸は、均等な太さになることはない。
機械織りや機械編みで作られた洋服しか着なくなったので
私たちは糸の温かみを忘れつつあるのかもしれないな。

ぶらぶら「のらもじ」を探しながら、モノマチも楽しんできました。
来週は、ものづくり工房で「A-ROUND」が開催されるそうです。
モノづくりのマチ・台東区の魅力を体感できるイベントが続々!
お近くに寄られた際は、ぜひ、足をお運びくださいね!

**********************************************************
モノマチ
http://monomachi.com

A-ROUND
http://www.a-round.info
愛すべき「のらもじ」I [2015年04月05日(Sun)]

ポカポカと気持ちよい季節になりました。
暑くもなく、寒くもない、お散歩日和の春。
何の用事もなく待ち歩きに出掛けたくなります。

ぶ〜らぶらと歩いていると飛び込んでくる
愛すべき「のらもじ」。

小学校のときに、マイブームだった「丸文字」。
丸文字に憧れて猛練習したことを覚えています。
その影響はいまの残っていますが、
「でりか」の丸まり具合は、あの頃の私が憧れていたものです。
お手本にしたい丸文字。
DSCF9444.JPG


のらもじもいいけれど、店の佇まいが好き。
無骨に置かれた室外機の寂しげな感じも好き。
茶色の中に赤のアクセント、そのお洒落感が好き。
DSCF9446.JPG


創業37年の信頼と実績。
朽ち始めた看板の文字が、その歴史を物語っています。
DSCF9453.JPG

注目すべきは、看板に移った電線の影。
陽射しはそんなにキツくないけれど、
美しくカタチ取られているのが綺麗です。
DSCF9451.JPG


愛すべき「のらもじ」H [2015年02月20日(Fri)]

道ばたに可憐に咲く一輪の花のように
踏まれても力強く伸びていく道草のように
多くの人の目には留まらないけれど
その地に根ざしてずっと光を放ち続けている宝物、
それが「のらもじ」なんです。

今回は、のらもじとゆる(?)キャラとのコラボレーションを見つけたので
ご紹介したいと思います。

まずはロゴマーク。

DSCF5423.JPG

これ、なんのロゴかわかりますか?
ご年配の方ならご存知でしょうか。
じつは、農協の昔のマークなのです。
稲穂に燦々と降り注ぐ陽の恵み。
それを人々が力を合わせて刈り取る姿が見事に表現されていると思います!!


飲む気が注られないメニューボードを掲げるのは
ワイルド系なおじさまだからでしょうか。

DSCF5553.JPG

それよりも、マスターの渾身の「焼うどん」や「極太ナポリタン」の方が
インパクトがあっていい。
今度、食べに行こう。


国道を走っているとキラキラした笑顔がちらりと見えたので
幸せオーラを探してみると、まるでピノキオの坊やを発見。

DSCF5406.JPG

ピノキオ坊やが片手にノコギリを持ち、楽しそうに木を切り落としている姿から
もう、何のお店か想像できることでしょう。
そう、ホームセンターです。
ピノキオ坊やに倣って、私もDIYしてみるかな〜笑
愛すべき「のらもじ」G [2014年10月08日(Wed)]

もしかしたら、
そうなのかもしらない。

こんな妄想に近い予想を立ててみるけれど
喉元で言葉が絡まってしまうから
私の小さな妄想は悉く崩れ去ってしまうのです。

そんなときに、ふと目に入るのらもじたちは
私の心にふっと息を入れてくれます。

銀座4丁目の交差点。
TVのインタビューやニュースでもよく見る風景。
昼間は人で溢れ、夜は煌びやかなライトアップ。
行き交う人が多いけれど
だれも気づいてくれないこんなのらもじ。
DSCF7388.JPG

見上げれば、そこにあるのに。


初めて入る店はいつでも緊張してしまう。
喫茶店も、美容院も、どんなお店なんだろうと
一瞬躊躇ってから、扉を開ける。
この美容院だったら、躊躇う「一瞬」はどれくらいになるかしら?
DSCF7536.JPG

きっと、「一瞬」の範疇には入れまい。
愛すべき「のらもじ」F 〜ジオラマにしたい風景〜 [2014年06月06日(Fri)]

街をぶーらぶら。
なんとなくぶーらぶら。
そこらへんをぶーらぶら。

そんなことが大好き。
ぶらぶらしていると突然目に入ってくる
ハイカラな色のテントたち。

そう、このテントがジオラマにしたい風景には欠かせないのです。
そこには「のらもじ」が必ずいる…!

DSCF5555.JPG

これの素晴らしさは、張り巡らされた蔦。
錆びたトタン。
無造作に被せられた青のビニルシート。
鉄格子の柵。
そして何より、この薄さ…!
いいですねえ〜。


DSCF5463.JPG

大きく「パテックス」と書かれた看板も素敵ですが
ガラスの中に入ったサトちゃんも気になる!
それから反射鏡もいいですよね。
パテックスののらもじが痺れます〜!


これは、典型的なのらもじです!

DSCF5549.JPG

鮮やかな赤に白の「ジロー」が目立ちます。
それから、電線の絡まった感じもいい…。
家の正面だけ突如「ジロー」になった感じがめっちゃ素敵ですw


夜に輝く「クリーニング イケダ」。

DSCF5569.JPG

文字の擦れ具合や
店前に置かれた鬱蒼と茂るガーデン。
素晴らしいっす。


…とこんな具合に愛でながら町並みを歩くと
いつもよりも幸せな気持ちになれるのです。
愛すべき「のらもじ」E [2014年05月15日(Thu)]

今回は、のらもじというより、
面白看板シリーズです。

先日行ってきた合羽橋商店街。
ここでは、まずど〜んと大きな「ニイミ」さんの看板が目に入ります。
DSCF5028.JPG

注目は、ニイミさんの看板がポットからカップに注がれるようなデザインになっていること!
オシャレですよね!
ポットの形状、カップから想像するに、コーヒーでしょうか?
夜になると灯される電灯は注がれるコーヒーを表しているのかな…!?

しかも、ニイミさんでは隅っこの方でこんなおじさまがお出迎え!
DSCF5030.JPG

ちょっと怖いですよね…笑


合羽橋商店街は、各店の看板の他に、
頭上にこんな可愛い天使的なお嬢様が案内してくれています。
DSCF5031.JPG

黒いところに店名が書かれているのですが、
一体この娘は誰なんでしょうか?


これは、ジオラマにしたいのらもじです。
DSCF5041.JPG

男気溢れる荒々しさ。
ベースは、ビタミンカラーのイエローをチョイス。
注目は、立て看板にも荒っぽい文字を起用しているところです。
細部まで手を抜かない職人魂ですよね。


先日行った、信楽では突っ込みどころ満載の看板がありました。
「陶芸道場」という名の陶芸教室。
DSCF4645.JPG

「道場」と掲げているので、結構強気なイメージを持ちますが
さりげなく「日本一敷居の低い陶芸教室を目指す」宣言が…。
さらに、ひげを蓄えたちょっと胡散臭そうな!?おじさまが先生なのでしょうか。
にこやかに「ろくろにチャレンジ!」と誘っております。
しかも入り口横には、なぜか忍者と壷に顔をはめ込んで写真を撮りましょうと
立て看板が…。
この陶芸教室はいたるところで
おじさん先生が「ろくろにチャレンジ」と言っています。
このおじさまの実物が見てみたい…と思いつつ、通り過ぎました。
愛すべき「のらもじ」D [2014年04月17日(Thu)]
ようやく冬眠から目が覚めた熊のように
暖かな陽気に誘われて、あちこち面白そうな匂いを嗅ぎ付けては
どんどこ新境地を開拓する今日この頃。

面白そうな匂いがするところには、「のらもじ」あり!
ということで、今回ものらもじです。

最近、街を歩いていてものらもじしか目に入ってきません!
パッと目が合ったとき、最高に気持ちのいい瞬間です。
この出会いを求めて、今日もキョロキョロ…


DSCF4232.JPG

「留め」のところをポップに丸くデザインするのは
なんておしゃれなんでしょう。
「ト」なんて、ハングル文字の「이」にそっくりですよね。
(韓国語はほとんどわからないので、意味や使い方・読み方も知りません!)


DSCF4202.JPG

この「なかま」の好きなところは
絶妙な影具合と「な」のデザインです。
とくに、横線の下の影は必要ないのではないかと思います。
しかも若干はみ出た感じが、手描きっぽくていいですよね。


DSCF4230.JPG

これは、店の上の上の方にある看板。普通に見ても見えない位置にあります。
でも、結構重要なことが書かれているのです!
「一歩進でスピードクリーニング 3時間仕上げ」
スピード感溢れる書体は、向かって左方向にぐんぐんと進んでいます!
ちなみに、こちらの店主のおじさまは、すっごく親切で
会員特権で、ティッシュとかいろんなものくれるんですよ。


最近気になるのは、
「ジオラマ」にして美しいかどうかという点です。
のらもじももちろん素晴らしい上に、ジオラマにしてみたらどうか
という点も見過ごせないのです!

DSCF4194.JPG

こちらの「おいしんぼ」はぜひジオラマにしたいです。
配色もそうですが、室外機、錆びた欄干、隣の家のゲリラガーデニング…
ついついこの出会いを記憶したくて、通りの反対側から写真を撮ってしまいました。
丸みを帯びた「おいしんぼ」の文字も可愛いですね!
愛すべき「のらもじ」C [2014年04月02日(Wed)]

昨日に引き続き、
長野研修での一コマをお届けしたいと思います。

この日は、茅野から上諏訪へ移動しました。
上諏訪は、のらもじの宝庫でした。

いや、それよりも、もっと熱い!
ジオラマにしたい街だったのです…!!

DSCF4061.JPG

ぶらぶらっと歩いていて、100mほど先に見えたのは、
青い瓦と「コスタリカ」のミドリの看板。

近づけば近づくほど、そのレトロな風貌が明らかに。
黒ずんだ外壁と煉瓦造りの窓枠。
色鮮やかな看板たち。
こ、これは…

先々を歩く会社の人との距離がどんどん離れていきましたが、
見とれてしまったのです。

DSCF4063.JPG

奥へ奥へと長細いこの建物。
もっと間近で見たかった。
観察したかった。
このジオラマが欲しい!

この出会いは稀有です。
うー…きっとぶらり一人旅だったならば
ここで1時間は過ごしたはずです。


DSCF4067.JPG

この建物もなかなかの味わいです。
角の一等地に「スズキヤ」ののらもじが
これでもかというほどに主張しております。

ルーマニアの国旗を彷彿させる
青・赤・黄の配色。
それも原色に近い鮮やかな色がくすんだ感じがまたいいですね。


DSCF4059.JPG

そして、極めつけはこののらもじとイラストです。
リアルだけど、なんか間の抜けたこの方。
相当いろんな病魔・ストレスと闘っております。

奥田脳神経薬をぜひ飲んでください!
この素敵なのらもじの後ろには
ワンピースがベタベタ。
昭和と平成のコラボレーションも見どころなのです!

のらもじの他にも
「建てぐるみ」という蔵と母屋が一体となった
歴史的な建造物にも出会えます!

この建てぐるみはほんとうに美しいですが、
残念ながら車での移動中に見たので写真に納めることはできませんでした。

ぜひとも実物を見に行っていただきたいです!

愛すべき「のらもじ」B [2014年03月24日(Mon)]

イースト東京恐るべし!

本当に愛すべきのらもじが街中にあふれております!

何と言っても、
「サズガ断裁」。
DSCF3764.JPG

古い看板は、デジタルでの出力ではないので
ひと文字ひと文字をちゃんと作って貼付けています。

だからうっすら影ができるのがご覧いただけますでしょうか?
この立体感美しいですよね。
そしてガの撥ねや左払いが本当に職人技だと思います。


それから、こちら。
DSCF3769.JPG

すっごく懐かしいです。
学生時代過ごした街・京都でも多くの看板を見つけましたが
東京にて初めての電気湯と出会いました。
他にもこんなメニューがございます!
DSCF3770.JPG


この火気厳禁も味があります。
DSCF3776.JPG

錆がこんなにも進行しつつも
しっかりと白文字で「火気厳禁」と主張しているあたりが
愛おしいです笑


最後に私の一番のイチオシはこちらです!

DSCF3768.JPG

もしも、私に高度な技術があれば
ジオラマにしたい「小金屋酒店」。
看板の文字にも惹かれますが、
トタンの錆びた感じや
ペットボトルの城壁に護られた小振りな花たちにも
ご注目いただきたいのです!
それから、懐かしい配色のテントも可愛いですよね。

目の前に東京スカイツリーを望みながらのこの風景。
路地裏観察は本当に面白いです!

愛すべき「のらもじ」A [2014年01月30日(Thu)]

むっちゃ素晴らしいカタカナを発見したのです!
(もちろんのらもじで)

DSCF3032.JPG

「トケイ」のケとイの左払いの感じですね。
なんというか遠慮しがちな伸び具合というか、
ちょっとした丸みを帯びた感じというか。
とにかく、こんなケとイが書けるようになりたいのです。

そして「メガネ」ですが、
注目すべきは、やっぱり「ガ」ではないでしょうか。
ガの「撥ね」っぽい2カ所。
普通ならば1つしか撥ねないところを、なぜか2カ所も撥ねる。
この突き抜けた感じがなんともいえないですよね。
垂直に降りていく縦のラインもいいです。
そして、スペースの関係で
濁点は真上。しかもちょこっと乗っかるだけ。
そこもまたいいですね。

「の」の払い足らずなところもかわいい。

つまりは、私はこんな字が書けるようになりたいのです。


これもまた捨てがたい、なんとも渋いのらもじ。
DSCF3044.JPG

何が素敵かと言いますと、まずは「駐」のちょっと手を抜いた感。
それと「場」の払いが長いせいで少しアンバランスな感じがするフォルムです。
寂れて、消えかかっているところも哀愁がありますよね。


そして、通りすがりの人たちが、皆さん親切で
真剣に写真を撮る私をよけて通って下さったのできれいに撮れた一枚です。

DSCF3041.JPG

これは、のらもじがよく書かれているような店頭のテントに
すぐそばの木の影が、まるで元々プリントされた柄のように非常に美しかったので
シャッターを切りました。
影を撮るのは、輪郭がぼやけちゃうからむずかしいんですね。

DSCF3037.JPG

木の先のつぼみの膨らんだ感じが可愛いです。
だんだんと「寒くない」日が増えてきましたが
もうすぐ春がやってくるのでしょうか。
寒いのが苦手なので、春が待ち遠しいです。



愛すべき「のらもじ」@ [2014年01月15日(Wed)]

仕事が立て込んで、
全く余裕のないここ最近。
時間も、気持ちもゆとりがないために
なんだか悪循環している感じです。
ギャラリーを周る時間も確保できません。

でも、そんなときほど
路上観察するにかぎります。

ハト観察も楽しいですが、
オススメは「のらもじ」探し。

DSCF2951.JPG

最近は、グラフィックでデザインされた
まさに無駄のない文字の看板が目立ちます。
文字も、形も、申し分内くらいの美しさ。

でも、人って「完璧」には感動しないものなのですね。
何か寂しさがあったり、
どこか不均衡があって、
かわいいな、もっと見ていたいなと思うのですね。

のらもじは、まさしくそんな存在なのです。

きっと、用心深い私は入店することはないであろうお店。
古く、さびれた佇まい。
ひっそりと、でも堂々と店を構えるその姿。

おそらく職人が一文字一文字ていねいに書いたのでしょう。
もしくは、ちょっと疲れて手を抜いた箇所もあるかもしれません。

そんなのらもじに出逢うべく、
ちょっと近所をぶらっと見渡すのです。

デジタルにはない
温かさと、可愛さを兼ね備えた
愛すべき「のらもじ」を見つけることができるのです。


私は、ちょっと丸みを帯びていて、
独特のクセのある字が好きです。

DSCF2953.JPG

たとえば、この「び」の文字。
張り出した丸みの部分がなんて美しいのでしょうか!
ちょっと鳥っぽいところも素敵です。
ひらがなを見ると、つくづく日本人に生まれてよかったと思います。


漢字も負けてはいませんよ。
この均衡のとれたレタリング。
中・高でむっちゃ練習しましたが、
こんなに上手に書けたことはありません。
まさしく職人技!
DSCF2955.JPG

看板にさりげなく電話番号を載せているのも
のらもじ看板の一つの特徴です。

また、のらもじ探しの旅に出かけます!