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リズム [2016年02月01日(Mon)]

どんなお仕事にも、必ずリズムがあると思うのです。

言葉のリズムなのか、音のリズムなのか、動きのリズムなのか。
お仕事によって異なるのですが、リズムは
その仕事の良し悪しを決める重要なポイントになるものだと思います。

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先日お邪魔させていただいた、金具職人の八重樫栄吉さんはリズムの達人でした。
八重樫さんが作るのは、手打ちの打ち出し金具。
タガネを用いて、鉄板や銅板を表と裏と順番に打ち出し、立体感と表情を作り出すのです。

タガネは工房内にあるフイゴを使って一つひとつを手作りします。
タガネ作りに修行3年は必要だそうです。
一つの金具を完成させるのに用いる金具は100以上に及ぶこともあるのだとか。

こうして出来た打ち出し金具は、仙台の伝統工芸品「仙台箪笥」の抽斗につけられます。
龍や獅子、牡丹など細かな細工を施された八重樫さんの手打ち金具は
ため息が出るほどに素晴らしい。何時間だって見られちゃうのです。

八重樫さんは、三拍子のリズムで板を叩きます。トントントン、トントントン・・・。
朝一番に少し叩いた感覚で、その日1日の仕事の具合が分かるそうな。
さらに不思議なのは、奥さんも八重樫さんが叩く金具の音でその日の調子が分かると言うのです。

リズムを感じて板を叩くと、余分な力が抜けて体を痛めることがないそうです。
無理に叩かないことから、金属にしなやかな動きが生まれるのだと思いました。
力まず、金属板の反響する音を聞きながら、トントントン、トントントン・・・。

金具職人・八重樫さんのリズムは、軽快に鳴り響く三拍子でした。
ウイルス [2015年12月10日(Thu)]

大変なウイルスに冒されました。

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生まれて初めて、インフルエンザB型に罹ってしまったのです。
先週から体がだる重かった理由がようやく判明しましたが、時すでに遅し。
インフルエンザさんが私の中で暴れ回っておったのです。

私の場合、高熱にうなされたのはほんの数日のことで
それよりも苦しかったのは、食事も飲物でさえも喉を通らないほどの吐き気でした。
人間ってのは、正確な体内時計が備わってるのかしらんと思うほど、
キッカリ2時間置きに目覚めてトイレに直行。
点滴を打ってもらってようやく治まりましたが、あの一日は大層辛かったです。

もともと手洗い好きのうがい嫌いだったのですが、
あんなに辛い思いはしたくないので、ちゃんとうがい手洗いしようと思います。
それにしても、お仕事の関係各位には大変ご迷惑をおかけしました。
年の瀬も迫ったこの時期にも関わらず、以後気を付けて参ります。

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久しぶりの出社の朝は、とってもキレイな鱗雲でした。
宝物 [2015年08月25日(Tue)]

人によっては、ただの本かもしらない。
もしかしたら、燃えるゴミとしか思ってもらえないものもある。

だけど、私にとっては、大事な大事な宝物。
ふとしたときに読み返す、写真集がいくつかあること。
心を躍らせながらタイムスリップできる浮世絵集があること。
凛とした空気に包まれる仏像雑誌があること。

それを部屋の一角に飾って毎日眺める。
このひとときが一番の癒しの時間なのです。

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私の好きな場所  [2015年02月11日(Wed)]

大事な大事な休息の場所には
ついついお金をかけてしまいがち。

雑貨や本、できれば絵画なんかも飾りたいけれど
いまはこのくらいが私の背丈に合っている気がします。

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大切に飾っているのは、
一生アマチュアの写真家でいたいと言った、エリオット・アーウィットや
ユーモアを愛し、写真を愛したロバート・キャパ。
いずれもマグナム・フォトで活躍していた人たちです。

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それから隠れて見えないけれど、
ジョセフ・クーデルカやジャンルー・シーフもあるんだなあ。
とくにシーフは女性の美を写し出す天才だと思います。

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こうやって一瞬の出会いを忘れないように図録を買って愛でる日々。
もっと的確に言葉で表現できたらなあと思いますが
まだまだ修行が必要ですな!

私の好きな場所を拡大しつつ、磨いていきたいと思います。
ジャン・コクトー @シャトールミエール [2014年10月20日(Mon)]


至極な時間とは、ギャラリーのようなアートな空間の中で
一流の食事をすることだと気づかされました。

人の欲を満たす、極上のひととき。
それを味わうことが出来たのは、
先日、取材で訪れた、山梨県笛吹市にあるシャトールミエールさんです。

ルミエールさんとの取材の中でのひと言に深く共感しました。
「料理はお皿の中で完結しない。景色も、サービスもごちそう」

そう、その通りなのです。
目の前に広がるぶどう畑や豊かな自然、
一流ホテルのようなサービス、
山梨の地場の食材を使ったお料理…。

そして、目の前にはコクトーの絵。

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やっぱり、華を添えるのはアートです。
たとえば、この緩やかな曲線は、ソースで描かれた模様にも見えました。

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たとえば、三角や四角や丸い形は、ていねいに刻まれた食材に見えました。

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お料理を何倍にも楽しく、美味しくさせてくれるアートの力。
だけど、決して主役なんだと主張しすぎない。
ルミエールさんの品格の高さを感じる一場面だと感じました。

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シャトールミエール
〒405-0052 山梨県笛吹市一宮町南野呂624
TEL:0553-47-4624 (レストラン Zelkova【ゼルコバ】直通)
TEL:0553-47-0207 (ルミエールワイナリー)
http://www.lumiere.jp
穏やかな暮らし @京都・東本願寺  [2014年07月23日(Wed)]

いやはや、もう先週のこととなりました。
私の京都出張。
今更ながらも、書かせていただきます。

私が京都に住んでいたのは、約3年。
学生時代で、それも実家から通えなくはない距離なのに
わざわざ一人暮らしをしました。
(お父さん、お母さん、ありがとう)

あのときには決して魅力を感じなかった場所に
いまは猛烈に行きたいと思ってしまうのです。

例えば、ここ。
東本願寺。

京都駅から徒歩7分という好立地。
東寺よりも近いのです。
ヨドバシカメラに行こうかしらんという気持ちで
(美味しい天然酵母のパン屋さんがあるのです。とくに)
てくてく歩くと着いちゃう近さなのに
一度も行ったことがなかったのです。

朝7時に行ってみると、本当に気持ちがよかった。
見てください!この立派な佇まい。
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ちなみに現在修復工事中です。


廊下もピカピカに磨かれてとってもキレイ。
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京都タワーと志納所とのコラボレーションも。
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朝の空気を胸一杯に吸って、
真っ白な気持ちで説法を聞いて一日が始まるなんて
なんて清々しいのでしょう!

さらに、注目すべきは門構え。
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なかなか渋いと思いませんか。
しかも、この獅子。格好良すぎます。
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鎌倉時代を象徴するような彫刻美。
しびれます〜!

滋賀に住んでいたときには、清水寺にうら盆法話を聞きにいったものです。
でも、清水寺に6時に行こうとすると、
始発+タクシーで行かなきゃ行けなかったからちょっと大変だったことを思い出しました。

また、帰省したときには行かねば!
嬉しい楽しみが増えました!

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東本願寺
〒600-8505 
京都市下京区烏丸通七条上る
京都駅より徒歩7分
http://www.higashihonganji.or.jp

5:00開門(3~10月)
晨朝法話【場所:御影堂】毎日 晨朝(午前7時から)
※12/27〜1/10はありません。

清水寺
京都府京都市東山区清水1丁目294
http://www.kiyomizudera.or.jp/index.html

6:00開門
うら盆法話
8月1日より5日間、早朝6時より大講堂の円通殿で開催
お仕事の話D @両国国技館 [2014年05月23日(Fri)]

いや〜〜〜!
お相撲ってこんなに素晴らしいものだとは!

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両国「ちゃんこ巴潟」さんの専務の計らいと
社長の快諾によって、
初めて生・相撲観戦をしてきました!

もともとスポーツに疎い私。
「相撲なんて…よくわからないw」なんて思っていましたが、
相撲ってすごい面白いです。

1発勝負の緊張感がビリビリと伝わってきます!

やっぱり遠藤人気はすごい!
子どもたちや女性の黄色い声援が飛び交っていました!
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大砂嵐ー遠藤

白鵬と稀勢の里との事実上の決勝戦は盛り上がりました〜
日本人力士である大関・稀勢の里の人気はすごくて、
「稀勢の里」コールが響き渡りました。
でも、白鵬強し!
とても冷静でした!
寄り切りで稀勢の里を降して単独1位となりました。
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白鵬ー稀勢の里

今日の結びの一番は、鶴竜と豪栄道。
いや〜大波乱!
立ち会い一気に豪栄道が攻めて、鶴竜負けたか…と思いきや、
なんと、豪栄道が最後の押し出しで禁じ手「頭髪を故意につかむこと」を
してしまったので、鶴竜に星がつきました。
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豪栄道―鶴竜

座布団が舞うところも見られたし、
見応えのある一番も見られたし、
今度は一日どっぷりと相撲観戦をしたいと思いました。

残すところ、5月場所もあと3日。
白鵬の優勝か、はたまた…!?
楽しみですね!

以上、ミーハーからの報告でした!
専務、社長、ありがとうございました!

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土俵際で鬩ぎ合う力士
お仕事の話C @釜浅商店  [2014年05月19日(Mon)]

先日、月刊「商業界」さんの取材で
東京・台東区にある「釜浅商店」さんに行ってきました!

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釜浅商店さんは、明治41年創業。
つまり、今年で106年目を迎えられる老舗企業なんです。
1世紀前からお店があるってすごいことですよね!

「浅草で一番の釜屋さん」を目指して
2代目店主が「釜浅商店」と名付けられたんだとか。
料理道具専門店で、何と2,000種類の道具があるそうです!
包丁だけで、1,000種類!
ひゃー!

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もともとは「釜」を専門としていたお店なので、
どでか〜いお釜もありました。

釜って、底が丸っこいし、釜戸が必要になるし、場所を取るし…
というマイナス面が強調されてしまって
加熱調理は釜戸からガスコンロ、最近ではIHに変わってきました。
釜戸が不要になると、釜から底の平べったい鍋やフライパンなど
の調理器具が主役となって、
私なんかは、「釜や釜戸ってどう使えばいいのかわからない!」
っていう世代なんです。

でも、釜ってすごモノで
熱対流が起こるから、かき混ぜなくても美味しくでき上がるんだって!
最近では、炊飯ジャーなどでも釜を採用しているところもありますよね。
ラーメン店などでも見直され、釜を使われているところもあるみたいです。

便利も大事。安さも大事。
でも、かけなければならない手間もある。
それは、人それぞれ違うのだと思うけれど
その手間も省いてしまうと、きっとどこかに歪みが生まれちゃうのではないでしょうか。

私たちの身体を作ってくれる「食」を大切に考えてみよう。
手間ひまかけて「料理」をしてみよう。

そんなことを教えてくれる「釜浅商店」さん。
取材をお引き受けいただき、ありがとうございました!

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余談ですが、取材の前にコーヒーブレイク!
魔性の味を楽しみました!

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釜浅商店
東京都台東区松が谷 2 - 24 - 1
03 - 3841 - 9355
営業時間
月-土 AM 9:30 〜 PM 17:30
日・祝日 AM 10:00 〜 PM 17:30
定休日 年中無休(年末・年始を除く)
http://www.kama-asa.co.jp
お仕事の話B @E-NO'S [2014年02月27日(Thu)]

今日は取材で西麻布へ。


私、アクセサリーは好きだけれども
ジュエリーは正直、あんまり興味がなかったのです。

もちろん、きれいなものを見るのは好きだし、
職人さんがていねいに作ったものも好きです。
ただ、キラキラ輝く感じが、どうも私に似合わなさそうと思っていました。

でも、このジュエリーを見たとき、ときめきました!
だってこのジュエリー、
何と言っても、影が美しいのです。

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これらは、「E-NO'S」というブランドのジュエリー。
デザイナーの八重樫さんが
「カッコいいもの」「身に付けたくなるようなもの」を
イメージして、デザインしているんです。

八重樫さんは、子どものころ、
道に落ちていたネジとかをなぜか宝物のようにしまった記憶。
路肩の古びて錆びたバイクになぜかワクワクしてしまった記憶。
このワクワク感を表現したかったとおっしゃられていました。

私も廃墟好き。夜の工場の、鉄骨が嚠嚠として
ゴツいけど寂れた感じの雰囲気が大好きなので、猛烈に共感。

E-NO'Sのジュエリーは、
もともとはメンズジュエリーをデザインされていたこともあって
私には少し重たい。
だから、観賞用に欲しいのです。

ライティングを考えて、
什器とかもスタイリッシュにしちゃって。
この影を楽しみたいのです。

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このジュエリー、むっちゃカッコいいんです。
何と言っても、羽の部分の穴の一つひとつまで
影が浮かび上がるんですよ!
職人技のほか言いようがないですよね!
この細部にまでこだわった影の美しさにノックダウンです。

西麻布の店舗には、こんなインテリアも。

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やっぱり影の美しいフォルムを見ると
心が安らぐ&ワクワクしちゃいますね。

HPからきれいに撮られた写真もご紹介します!
このワクワク感をぜひ、みなさんにも味わっていただきたいです!

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E-NO'S
http://www.e-nos-p.com
お仕事の話A @衣裳らくや [2014年01月24日(Fri)]

たまにはお仕事の話をしようかなと思います。

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これは、以前撮影でお世話になった秋月さんの「書」が
刺繍された帯です。


お仕事でお世話になっている日本橋浜町の
紬専門店「衣裳らくや」さんが
1月23日〜29日まで、ぎんざの「かねまつホール」で展示会を開かれています。

今回の展示会の作品に込めた思いを語る映像制作のため
11月くらいに秋月さんの書の撮影に行かせていただきました。

きれいですよね!
書も、刺繍も。
あのときの書がこんな風に仕上がるなんて、感動です!


「スタイリスト4人展」と名付けられた今回の展示会は、
その名の通り、第一線で活躍されている4人のスタイリストが
思い思いに反物と帯を一から考案して
スタイリングされています。

<石田節子先生>
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<秋月洋子さん>
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<杉山優子さん>
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<斉藤房江さん>
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他にも面白いスタイリングを見て、触って
感じることのできる展示です。

私が一番気に入ってしまったのは、
石田節子先生がセレクトしたこの帯!
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鮮やかなザクロがとてもきれいなのです!
でも、このザクロをどうやって着こなすのかは…?

お洋服のおしゃれとは違って、
きものは、小物や色・柄使い、ほかにもいろいろと粋なおしゃれが楽しめます!
しかも、不思議なのは
洋服だと絶対に合わせないような柄同士の組み合わせだとしても
きものだと合っちゃうところ。

浮世絵を見ても、きものの美しさを感じることができますが、
やっぱり現物を見るのが一番です。

らくやさんを知って、きものの奥深さ、美しさを知りました。
ウールとか化繊とかではなく、
ほんもののきものに触れることができるのは、
滅多にないことと知って、本当に驚きでした。

きもののおしゃれも楽しいんだなと思いました!
銀座に立ち寄られたときはぜひ!


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衣裳らくや
東京都中央区日本橋浜町2-5-1 東洋浜町ビル
03-5623-9030
「きものスタイリスト四人展」
初日23日は17:00〜20:00 
24〜28日は11:00〜20:00
最終29日は11:00〜17:00
http://www.rakuya.co.jp


銀座カネマツホール
東京都中央区銀座6-9-9(旧松坂屋前)
03-3573-0077
http://www.ginza-kanematsu.co.jp
お仕事の話@ @とんかつ伊勢 [2014年01月08日(Wed)]

今日は、都内のとんかつ屋さんの
メニューの撮影があったので
終日外出でした。

もちろん私がカメラマンをするのではありません。
私の役目は、撮影のサポートすることです。


私も、外にご飯に
行くときにはよく写真を撮りますが
あんまり美味しそうに写真を撮れません。

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シズル感があんまり感じられない…
ほんとに、プロのカメラマンってすごいですよね。

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邪魔にならないように
横でパチパチ写真を撮りましたが、
…うーん。
やっぱり難しいです。

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職人さんのキャベツの千切りのカットも撮影しました。
サクサクと、リズムよく千切りされる姿を見て
今年こそ、私も料理教室に行こうかしら…と本気で思いました。

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そして、ちょっと急ぎの買い出しがあって
新宿を全力疾走しました。
むっちゃ外は寒かったですが、
走っているうちと暑くなって、マフラーをとり、上着を脱ぎ…
しているうちに、ピアスを片方落しました!

先日も、お気に入りだったピアスを片方なくしたところなので
ショック…。
でも、今年のおみくじによると「失せものは出て来ない。諦めよ」
とのことだったので、潔く諦めます。
(・´ω`・)