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たいせつなもの展-水- @靖山画廊 [2015年12月16日(Wed)]

毎年、この季節を楽しみにしているのです。
靖山画廊さんの「大切なもの展」が見られる年の瀬の時期、
今年も素晴らしい作品たちに出会えました。

DSCF2548.JPG

水の中や鏡のように映った水面、滴る様子・・・。
それぞれの表現で「水」をテーマにした作品を見ると
そのクリエイティブさには驚くばかりで、
人の意識、感覚って十人十色なのだなあと感じます。

DSCF2547.JPG

なんでも、画廊のスタッフさんの話によると
今年は、とくに作家の皆さんの力が入っているのだと伺いました。
見応えあって、何時間でも見ていられる作品ばかりで本当に楽しい展示でした。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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靖山画廊
東京都中央区銀座5-14-16 銀座アビタシオン1階
TEL:03-3546-7356
http://www.art-japan.jp/news/index.html

たいせつなもの展-水- 
2015年12月7日(月)~12月22日(火)
11:00~19:00 会期中無休
日祝、最終日は17:00にて終了
廣江友和「Hellish Toy Story -地獄草紙より-」@MEGUMI OGITA GALLERY [2015年12月11日(Fri)]


消えてなくなるからこそ美しいのか。
永久に残り続けるからこそ価値が高まるのか。

uneasy20hellfire.jpg
"uneasy hellfire" 2012-2013, 260.6 x 324cm, oil on canvas mounted on board


日本には、侘び寂びという文化がありますが、
盛者必衰、人間のように儚い命だからこそ輝く美も素敵です。
それは芸術においてもそうなのでしょうか。

今回、廣江さんは大きな壁画も描かれました。
ギャラリー内の真っ白い大きな壁に描かれた鳥獣戯画。
一匹一匹に命が宿ったかのように躍動する動物たちがいたのでした。

DSCF2514.JPG

私が行ったのは会期ぎりぎりのことだったのですが
「明日には、この壁を塗り直して次の展示の準備をしなければ」
と語られたスタッフの方の言葉に驚きを覚えたのです。

こんな素晴らしい絵を消してしまうなんて。。。
もったいないではないかー!と思いました。
「そういう作品」なのだと聞いても、なかなか納得はできませんでした。

DSCF2515.JPG

これまでに、インスタレーションアートや
参加型のアートプロジェクトにも体験したことがあります。
同じ一期一会の作品なのですが、なんだかそのときとは異なる感情を抱いております。

しかしながら、消えてなくなるからこそ美しい。
この感覚を腹の底から分かったときに、
おそらく大きな一歩を踏み出せるのではないか。そんなことを予感したのでした。

最後に、廣江さんの作品についても解説をば!
2D感と3D感を絵の中で表現しているのが、廣江さんの最大の特徴だと伺いました。
3Dには、影がしっかり付いています。そこだけがフッと浮き上がって見えるから不思議です。

残念ながら、インフル・エンザさんとの対決が長引いてしまったために
会期終了後の報告となりました。m(_ _)m


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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MEGUMI OGITA GALLERY
東京都中央区銀座2-16-12 銀座大塚ビルB1
Tel & Fax. (03) 3248 3405
2015. 11.20(Fri.) - 12.5(Sat.)
開廊時間
火曜日 - 土曜日 ( 日・月・祝休廊)
11am - 7pm
http://www.megumiogita.com/index.html
吉田花子展 @GalleryQ [2015年11月12日(Thu)]

DSCF2349.JPG

初めて見たとき、音のような絵だなと思いました。
風に揺れる木々の葉音、川のせせらぎ、鳥や虫の音…
自然界から生まれる、優しく、自分の中にスッと入る音のような感覚を
吉田さんの絵を見て思ったのです。

DSCF2348.JPG

今回の個展のテーマは、「残像」。
そこにあった大きな建物や物体、もしくは人かモノ。
それらがなくなったときに残る、影か、香りか、はたまた温もりか。
見えなくなってしまったその「残像」を表現されたそうです。

「まだ、今回の作品はカタチがはっきりしているんです」と優しく教えてくれた吉田さん。
何の残像だろうかと思いめぐらせてみたのですが、分かりませんでした。
でも、こうやって思案を巡らせ、いろんな見方を楽しめるのが、
抽象画の素晴らしいところだと思います。
そのお話を聞くまで、私はてっきり音を表したのかと思っていた位なので。

DSCF2346.JPG

「残像」という普段はあまり耳にしない言葉を聞いて、
残像はその人にしか残らない記憶のようなものだと思いました。
だから、残像を共有することは難しいのです。
でも、一つの絵をきっかけに、自分自身の思い出や記憶が蘇ってくる、
内部に残った私の残像は、吉田さんからいただいたプレゼントのような気がしたのです。

※作者の許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2015年11月9日(月)- 11月14日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
新世代への視点2015 藤浪美世展 @コバヤシ画廊 [2015年07月30日(Thu)]

年齢的には若いとはいえ、筋力・体力がない私にとっては
残酷すぎるほどに猛暑の近年の夏。

体のあちこちから汗とともにパワーが吸い取られ
軟体動物のようにぐにゃりとして生きております。

DSCF1425.JPG

昨日出会った作品は、そんな私に喝を入れてくれるような
漲る力を感じさせる作品でした。

絵の具のチューブからぐわっと絞り出し
そのカタチや色をそのままアートにしてしまうのはすごいです。

DSCF1426.JPG

年齢を重ねるごとに、自分自身を知識や経験を塗り重ね
のらりくらりと躱したり、誤摩化す術を覚えてきたなあと感じるこの頃。

「ありのまま」の姿を出すことが憚れるようになってしまったいま、
無邪気で無垢な存在に出会うと、無性に憧れを抱いてしまいます。

DSCF1428.JPG

藤浪さんの作品から、仕舞っておこうと思った
純粋な感情を呼び起こされたように感じました。

http://www.gallerykobayashi.jp
内田望展 @GalleryQ [2015年07月13日(Mon)]

俄に思い出すこと。

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真夏の白い陽の中で、声が枯れるまで出し切ったあのとき。
いまでは信じられないほどに真っ黒に焼け、
腕に描いた「若葉」という文字がくっきりと残ってしまったこと。

そう、あれは中学校最後の体育祭。
1000人近くの生徒がいた私の中学校は、
それぞれのクラスが赤・青・黄・緑に分かれて
縦割り班を作って、組み体操と応援合戦を行うのでした。

体育祭が終わり、友達と自転車を駆け出して行った先は
いつものカラオケ屋さん。
煙草の匂いが染み付いた、古い古いカラオケで
ガラガラ声で友達といっしょに歌ったのは、JUDY AND MARYの「くじら12号」。

DSCF1165.JPG

この作品を見て、俄に思い出したことだったのです。
空を飛ぶくじら。
カッコよく決めて、勇ましく前に進んでいくくじら。
あの頃憧れた未来へと向かっていくくじら。

DSCF1177.JPG

私の青春のような作品、そう思いました。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2015年6月29日(月)- 7月11日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
批評家展 @Steps Gallery [2015年06月28日(Sun)]

「批評」や「評論」って言葉は、あんまり良い意味では使われていないようだ。
ちょこっと調べてみても、「批判ばかりして行動に移せていない人」みたいな
表現が例として挙げられていた。

誰かの所業に対して、あれやこれやとややネガティブに言うことが
「批評」「評論」の意味になっているのかもしらない。
とくにテレビのコメンテーターは、そのような傾向が強い気がするから
余計「評論」の意味がポジティブにならないのかもしらない。

今回の批評家展は、私の「批評」の意味を覆すような面白い展示だった。
作品を「見る」よりも「読む」ことで解釈が深まっていったからだ。

とくに面白かったのは、「モノマネ芸」を例に挙げながら解説していた
吉岡まさみさんの批評。

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槙野央

本物そっくりの「完成形」を目指す松村邦洋のような芸風と
本物の特徴を増幅させることで笑いを取るコロッケタイプの芸風。
これらの芸風に擬えて、作者の槙野さんの作品に迫る批評の展開が面白かった。

槙野央.JPG
槙野央


作品として好きだったのは、三輪田さんの絵。

三輪田めぐみghost.JPG
三輪田めぐみ「ghost」

シーツに描かれたのか、シーツに潜んでいるのか、
そこには「不思議の国のアリス」のような世界が広がっていて
描かれていないのに私の中に浮かび上がるキャラクターやモノが確かにある。
それは、見えないのに見える。幽霊みたいな存在なのかもしらない。

「批評」があるから補強されるイメージもある。
「評論」があるから解釈が深まることもある。
そんな気づきがあった展示だった。

※ギャラリーの許可を得て撮影をしています。
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Steps Gallery
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル5F
Tel&Fax 03-6228-6195
エレベーターはありません。
2015年6月15日(月)〜6月27日(土)
12:00~19:00(最終日17:00)
日曜休廊
http://www.stepsgallery.org
根元高國展 @Gallery 58 [2015年06月25日(Thu)]

解釈を相手に委ねることは、
「書く」ことが仕事の一部になっている私にとって
なかなか難しいことだ。

なぜならば、言葉を扱う者にとっては
言葉に言葉を重ねて意味を強化し、
互いの解釈にズレがないようにと努めるからだ。

もちろん、思いや受け取り方は人によって様々だから、
取材した相手の思いを汲み取りきれないこともあるし
新しい境地を勝手に発見することだってある。

時色No.69 68.JPG
左から「時色No.69」「時色No. 68」

私は私の主張や思いを、言葉に乗せて伝え続けている。
だから「色」や「形」に敢えて境界線をつくらないことで
相手に解釈を委ねる根元さんの作品は、奥が深いと思った。

今回の作品は、根元さんがいままでにあまり使ったことのない
「色」への挑戦があったそうだ。
それは、ラベンダーのような淡い紫色。

時色No.62 64 65.JPG
左から「時色No.62」「時色No. 64」「時色No. 65」

私自身、過去に似たような色のカーディガンを衝動買いして
一度も着ることなくお蔵入りさせてしまったことがある。
普段使いするにも難しい色だと思う。

根元さんも苦労した、と言っていた。
だけど、この紫色がアクセントになって
素敵な世界観がグッと広がっているように思う。

時色No.63 61.JPG
左から「時色No.63」「時色No. 61」

ただ、残念なことに私のカメラには限界があり
ちっとも、作品の美しいグラデーションが再現されないのだ。
だから、ぜひその目で確かめてほしい。

色の境界のない世界を。
形に捉われない世界を。

※作者の許可を得て撮影しています。
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Gallery 58
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル4F
Tel・Fax 03-3561-9177
12:00pm-7:00pm(最終日5:00pmまで) 日曜休廊
会期 2014年6月22日(月)〜6月27日(土)
http://www.gallery-58.com
別井知明展 @GalleryQ [2015年06月09日(Tue)]

いろいろな色のレンガを積み重ねると
まったく違う表情を見せてくれる。

哀しそうだったり、楽しそうだったり、
トキメキ感じたり、失恋したような気持ちになったり…。
春のような心の高鳴りや真白い冬の静けさ。

色は、私たちの感情を代弁してくれるような存在なのだ。
そして、色の重ね方でその感情は幾重にも広がっていく。

大切な人を亡くしたときの哀しみには暗い色を。
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「母(99歳)の死」

季節の移ろいには、花の色を。
DSCF0826.JPG
左から
「冬の終り」「春」

それぞれのイメージにぴったりの色を。
DSCF0822.JPG
左から
「CHILD」「Untitled」「ネオンサイン」「round midnight」

色ってその人の個性が最も顕著に現れるのかもしらない。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2015年6月1日(月)- 6月13日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
マグリット展そのA  @国立新美術館 [2015年06月08日(Mon)]

マグリット展を見たその日の空は
まるでマグリットが描いたかのような
キレイな青空が広がっていた。

スクリーンショット 2015-06-08 8.09.05.png
《空の鳥》
1966年 油彩/カンヴァス 68.5×48cm ヒラリー&ウィルバー・ロス蔵


六本木の空には美しい鳥は見えなかったけれど
代わりに近代的な窓ガラスに張り巡らされたビルの建築現場に遭遇した。
DSCF0808.JPG

大きなビルを支える柱が
錆だらけなことに少々怯えたが、これがスタンダードなのかどうか…。
ガラスが張られた建物は大層美しく見えた。


※画像はHPから引用しています。
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マグリット展 | René Magritte
会 期:2015年3月25日(水)〜6月29日(月)
休館日:毎週火曜日 ※ただし5月5日(火)、5月26日(火)は開館。
開館時間:10:00〜18:00。金曜日は20:00まで。 ※入場は閉館の30分前まで。
会 場:国立新美術館 企画展示室2E
    〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
http://www.nact.jp/

ルネ・マグリット(1898‐1967)
ベルギーの国民的画家であり、20世紀美術を代表する芸術家。
シュルレアリスムの巨匠として知られていますが、その枠にはとどまらず、
独自の芸術世界を作り上げる。
マグリットの作品は、言葉やイメージ、時間や重力といった、
私たちの思考や行動を規定する要素が何の説明もなく取り払われている。
詩的で神秘的、静謐な中にも不穏でセンセーショナルな部分が潜む
――イメージの魔術師が生み出す、不思議な“マグリット・ワールド”を生み出す。
※HPより引用しています。
マグリット展  @国立新美術館 [2015年06月07日(Sun)]

「絡まる」。
「絡まる」という言葉は、単純なものが複雑化したときに使われている。
一本の糸や紐が、どうした訳かあっちへ行きこっちへ行き、「絡まる」。

複雑化するものは、なにも目に見えるものだけではない。
言葉が絡まる、関係が絡まる、想いが絡まる…。
思うようにコトが運ばれないときにも「絡まる」は使われる。

マグリットの絵を見ていると、自分自身が「絡まっている」ことに気づかされる。
カタチのないモヤモヤしたものを抱えていたり、
目の前の現状だけがすべてだと勘違いしてしまったり、
理想と現実のズレに違和感を感じていたり、
本当は単純明解なことなのに、自分自身で複雑にしてしまっているんだなあと思い知らされる。

なぜなら、マグリットの作品が強力すぎるからなのだ。
太刀打ち出来ないほどの大きな存在の前に立つと、すごく素直になれるように
マグリットの絵を前にするとリセットされるような気持ちになれるのだ。
絡み合ったた紐が、それぞれ元の状態に戻るような、そんな力がマグリットにはある。


白い布で覆われた一組の恋人。
いったい二人はどんな表情で、どんな風に互いを想い合っているのか。
もしかしたら恋人だと思っていたけれども布を剥がすと別人だったということもあり得るかもしらない。
妙な高まりを覚える作品である。
スクリーンショット 2015-06-06 22.42.27.png
《恋人たち》
1928年 油彩/カンヴァス 54×73.4cm ニューヨーク近代美術館



無表情のおじ様(紳士)が規則的に空を舞う。
ある時代のスタンダードな衣装を身に纏い、静かに浮遊する。
私はこの作品を初めて見たとき、雨のように空から降ってきているのかと思った。
じっと浮かび続ける紳士たちは、不気味ささえ覚えてしまう。
スクリーンショット 2015-06-06 22.43.59.png
《ゴルコンダ》
1953年 油彩/カンヴァス 80×100.3cm メニル・コレクション


たくさん展示されてあった中で、私が一番素敵だと思った作品がこちら。
このあり得ないイメージは、多くの人に支持されている。
日中の爽やかな青空と、街灯の灯りが際立つ夜の街並み。
間近で見ると、もっと繊細で、絵の中に引き込まれてしまいそう。
スクリーンショット 2015-06-06 22.43.44.png
《光の帝国 II》
1950年 油彩/カンヴァス 78.8×99.1cm ニューヨーク近代美術館


たっぷり、130点以上の作品に触れることができ、
満足感と充足感に溢れる展示だった。

※画像はHPから引用しています。
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マグリット展 | René Magritte
会 期:2015年3月25日(水)〜6月29日(月)
休館日:毎週火曜日 ※ただし5月5日(火)、5月26日(火)は開館。
開館時間:10:00〜18:00。金曜日は20:00まで。 ※入場は閉館の30分前まで。
会 場:国立新美術館 企画展示室2E
    〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
http://www.nact.jp/

ルネ・マグリット(1898‐1967)
ベルギーの国民的画家であり、20世紀美術を代表する芸術家。
シュルレアリスムの巨匠として知られていますが、その枠にはとどまらず、
独自の芸術世界を作り上げる。
マグリットの作品は、言葉やイメージ、時間や重力といった、
私たちの思考や行動を規定する要素が何の説明もなく取り払われている。
詩的で神秘的、静謐な中にも不穏でセンセーショナルな部分が潜む
――イメージの魔術師が生み出す、不思議な“マグリット・ワールド”を生み出す。
※HPより引用しています。
菊地有希子展 @OギャラリーUP・S [2015年06月04日(Thu)]

女子の「カワイイ」ほど胡散臭いものはない、
と言われて久しいけれども
この作品はとってもカワイイ作品だと思うのです。

最近の私が愛読しているのは「超芸術トマソン」。
もともと「のらもじ」をカワイイと思い、のらもじが好きな私にとって、
「トマソン(建造物)」もドンピシャストライクだったのです。
いまは「トマソン」について勉強している最中ですが
少しずつトマソン観測を始めたのであります。

そして、今回の作品はどこかトマソンの匂いを感じさせる、
そんな作品だったのです。

これは植物トマソン。
もはや、トマソンと認定されないと思いますが
桜の木が桜の花を「おんぶ」しているという発想が素敵です。
おんぶ.JPG
「おんぶ」

こちらは「ドンナ」。
ドンナ.JPG
「ドンナ」

なんでこのタイトルなのかと考えを巡らせていると
キャンパスの真ん中にひっそりと「ドンナ」という看板があるではないですか。
このセンスはイカすなあと感激いたしました。


そして空中物件。
せんたくもの.JPG
「せんたくもの」

木に洗濯物が絡み付いているだけなのですが
なんとなくトマソン的匂いを感じるのは
毎日「超芸術トマソン」を読み耽っているからでしょうか。


もはやトマソンの話しかしていませんが
菊地さんの作品は心をほっこりさせる不思議な力があるように思いました。
お部屋に飾って、リラックスした毎日を過ごしたいです。

鞭.JPG
「鞭」

※作者の許可を得て撮影しています。
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Oギャラリー UP・S
東京都中央区銀座1-4-9 第一田村ビル3F
Tel/Fax03-3567-7772
12:00~20:00(日曜11:00~16:00)
会期中無休
2015年6月1日(月)~6月7日(日)
http://www4.big.or.jp/~ogallery/

超芸術トマソン観測センター
http://hyperart.main.jp/wp/
住谷美知枝展 @Oギャラリー [2015年06月03日(Wed)]
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智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ…。

私は「智恵子抄」が好きだ。
あの小気味よいリズムに
哀愁と愛情が詰まった詩は
静かに読んでも、声に出して読んでも
心地よい響きがある。

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青は、「空の青」と「海の青」に対比されると思う。
私にとって「海は無い」ものなのだ。
実家は内陸県なので小さい頃から海よりも湖の方が親しかった。
東京も湾があるとはいえ、ほとんどはコンクリートで埋め尽くされている。

だから、今回の展示で「海の青の色」を見て、
心が震えるほどに美しいと思った。

DSCF0787.JPG

夕暮れ時の海、水平線に見える海、潜ったときの海…
晴れたり、曇ったり、雨降ったり。
天候によっても色は変わってく。
その色を繊細に表している、作者の住谷さんは
きっと愛情持って海を毎日眺めているんだろうなあと思った。

ほんとの海はまだ見れていないけれど、
東京にも海はあったんだなあ。

DSCF0782.JPG

※作者の許可を得て撮影しています。
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Oギャラリー
東京都中央区銀座1-4-9 第一田村ビル3F
Tel/Fax03-3567-7772
12:00~20:00(日曜11:00~16:00)
会期中無休
2015年6月1日(月)~6月7日(日)
http://www4.big.or.jp/~ogallery/
曽根夏生展「くらん」 @コバヤシ画廊 [2015年05月13日(Wed)]
私たちは、知らず知らずに「枠」をつくってしまっている。
それは、限界なのか、諦めなのか、効率なのか、守るためなのか。

自分自身そのものに当てはまることでもあるし、
モノを見るとき全てにも当てはまることだと思う。

とくに、絵画を見るときは「枠」にとらわれやすい。
キャンパスという枠、額縁という枠、空間という枠…。

そのせいで、創作が限られてしまうし、
その限定があるからこそ、膨らむものもある。

今回拝見した曽根さんの作品は、「枠」に挑んだ作品なのです。
プラクアートと呼ばれるその作品は、カッコを付けた板絵のこと。

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カッコは、飾る空間に応じて大きくなったり小さくなったり。
その位置で見えてくる作品も変わるから、なんだか面白い。

DSCF0473.JPG

曽根さんの作品を見て、私たちは「枠」があることで
一種の安心感を得られているのではないかと感じた。

何の縛りもなく、無限大に広がるもの。例えば、海とか砂漠とか。
始めはその雄大さに感動するかもしれないけれど、
そのうち終わりや先が見えないことの不安に襲われるのだ。

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「枠」は自分自身の制限であり、一つの節目や隔たりとなるものなのだ。
枠があるから、私たちは、何度もリセットできるのかもしらない。

※作者の許可を得て撮影しています。
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コバヤシ画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目8−12 銀座ヤマトビル B1F
03-3561-0515
A.M.11:30 − P.M.7:00
曽根夏生展
2015年5月11日(月)〜5月16日
http://www.gallerykobayashi.jp
ポーラ ミュージアム アネックス展2015-ザ・ニュー・ヴィジョン-@POLA MUSEUM [2015年04月21日(Tue)]

浮かび上がってくるもの。
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吸い込まれてしまいそうなもの。
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写真は、その場、その一瞬の
心のトキメキを映し出す。

私は、内田さんのこの写真が好きだ。
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林を抜けた先に見える拓けた大地。
なんだか、自分の心情に重なる。


私は、越後さんのこの写真に憧れる。
DSCF9811.JPG

良妻賢母ってこういう姿なのかしらん。
そういえば、うちのお母さんもこんな感じだったか。

写真は、あの時、あの瞬間の
心のトキメキを蘇らせる。


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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POLA MUSEUM
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
2015年4月7日(火)-4月26日(日)
11:00~20:00
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html

内田 亜里(Ali UCHIDA)
1978年東京都生まれ
2001年東京造形大学デザイン1類写真コース卒業
2006年文化庁新進芸術家国内研修員(東京芸術大学写真センター)
2012年公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員(インド・ゴア)
【主な展覧会】
2009年「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」越後妻有地区(新潟県十日町市・津南町)
2010年「Earthbound ー済州島と対馬から写真をー」鷹見明彦企画 Musee F(東京)「金石範 火山島を語る!」右分書院刊 金石範・著 内田亜里・写真
2011年「Invitation Au Voyage」新見隆企画 ギャラリー冊(東京)
2013年「“Colours of Faith - 彼の地の色- “ Exhibition of Gum Bichromate Prints」
「Aurodhan Art Gallery」 (インド・ポンディチェリー)「Gum Bichromate」Thalam (インド・バンガロール)
2014年「序曲、出会いと五感の交響楽=大分」大分県立美術館(大分)
http://www.aliworks.net/
ポーラ ミュージアム アネックス展2015-ザ・ニュー・ヴィジョン-@POLA MUSEUM [2015年04月20日(Mon)]

覗いてみること。
ディズニーのプリンセスたちも井戸を覗いて幻想的な世界に飛び込んでいるじゃない。
思い切って覗き込むこと。
それが、新しい世界の入口。

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ありきたりなバケツだって、
覗き込むと発見があるの。

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見方を変えればほら、
新しい発見が浮かび上がってくる。

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※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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POLA MUSEUM
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
2015年4月7日(火)-4月26日(日)
11:00~20:00
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html

越後 正志(Masashi ECHIGO)
1982年富山県生まれ
2005年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業
2007年武蔵野美術大学大学院造形研究科修了
2010年公益財団法人吉野石膏美術振興財団在外研修員(ベルギー)
2011年公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員(ベルギー、フィンランド)
2014年武蔵野美術大学パリ賞受賞
【主な展覧会】
2010年個展「Immanence」ローマ国立近現代美術館(イタリア・ローマ)
2011年個展「From an effort to a cause」Cablegallery, HIAP (フィンランド・ヘルシンキ)
2012年個展「Public sharing of private monopoly」ジョグジャカルタ国立美術館(インドネシア・ジョグジャカルタ)
2013年瀬戸内国際芸術祭2013(小豆島、香川)
2014年個展「All is fish that comes to the net」クンストラーハウス・ベタニエン(ドイツ・ベルリン)
http://masashiechigo.com/
99人展 @GalleryQ [2015年04月14日(Tue)]
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たくさんの素敵な作品を一堂に観られるすごい展示です。
こんなにいっぱいあると、お気に入りを探すのに
迷ってしまいますね。

これはすっごく贅沢なことだと思います。

なぜならば、一つひとつの作品には
作家さんそれぞれの想いが通っていて
透明な隔たりもなく向き合えるからなのです。

作品が生まれた背景やテーマや
その時の感情とかいろんな要素が詰まって一つのカタチとなる。
それが、一度に99人分を体感できるのです。

ゲイジュツとかアートとかそんなの関係なく
ただ単純に美しいなと思えるものに触れて
浄化されていくことができるのです。

寒波に覆われて土砂降りの中でも
見に行く価値のある展示だと思います。

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ちなみに、私のお気に入りはこちらの作品でした。
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姜善英「見ること、見えないこと」


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2015年4月13日(月)- 4月25日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
花の華展
 @GalleryQ [2015年04月07日(Tue)]

花の盛りはほんの一瞬で、
その儚さ故に人の心は魅了される。

しかし、一番美しい瞬間を
永遠に残す方法はある。

写真に収めたり
言葉で綴ったり
絵に描き表したり…。

今回訪れた画廊のオーナーさんには
「今日は花見だ」と言ってくださいました。

花見は桜を観ることだけではない。
ガーベラもバラもミズバショウも
小さな命を愛でることが本来の「花見」なのだと思う。

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永井 優

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浅野泰恵子

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松尾彩加

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木村佳代子

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仲山佳菜

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2015年3月30日(月)- 4月11日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
shiseido egg vol.9 狩野哲郎展 @資生堂ギャラリー [2015年04月01日(Wed)]

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遊びたいのは、みんないっしょ。
狭く閉ざされた鳥かごで生きるなんて物足りない!

おもちゃだって、大きく、楽しいものを。
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ご飯だって、美味しく、ヘルシーなものを。
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ニンゲンの言う通りなんて聞いてられない!
自由に生きたいんだ!

と夢見るアイツの展示でした。
アイツは、どこだ…?
アイツを見つけた!!
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※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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資生堂ギャラリー
〒104-0061
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
tel.03-3572-3901
平日 11:00〜19:00 日・祝 11:00〜18:00
毎週月曜休(祝日が月曜日にあたる場合も休館)
入場無料

狩野哲郎展
2015年3月6日(金)〜3月29日(日)
http://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/past/past2015_01.html
ポーラ ミュージアム アネックス展2015-凝縮と拡充- @POLA MUSEUM [2015年03月24日(Tue)]

暖かな日差しが差し込むようになると
荒川にプリズムが走る。
電車の進むスピードを追うようにして
光が私を追いかける。
この光が私はなんとも言えないくらい好きだ。


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吉本 直子

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吉本 直子


衣服はカラダの一部だ。
身につけていくうちに
糸に、織りに、魂が宿る気がする。

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瀬山 葉子


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瀬山 葉子


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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POLA MUSEUM
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
2015年3月13日(金)-4月5日(日)
11:00~20:00
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html
ポーラ ミュージアム アネックス展2015-凝縮と拡充- @POLA MUSEUM [2015年03月23日(Mon)]
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長谷川友紀

季節の変わり目、とくに寒い時期から暖かくなるときには
まさに「凝縮と拡充」を繰り返していると思う。

ぐぐぐっとカラダに力を込めて縮こまったり、
すべてを解き放つかのように広がってみたり、
陰鬱な気持ちになってふさぎ込んでみたり、
心を弾ませながらお出掛けしてみたり。

大きくなったり、小さくなったりして
季節の移ろいを感じるんだな。

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白木 麻子「On the frame, In the frame」

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長谷川友紀

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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POLA MUSEUM
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
2015年3月13日(金)-4月5日(日)
11:00~20:00
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html
中村宏展 1960-1980年代 @ギャラリー58 [2015年03月03日(Tue)]

あっという間に3月。
身体を通り抜けていく風に
春の陽気を感じたり、まだまだ冬の冷たさを感じたり。
季節の移ろいが肌感覚で分かる季節はとっても好きです。

久しぶりに訪れたギャラリー。
やっぱりホンモノに触れると心が研ぎすまされます。

中村宏さん。日本を代表する画家。
きっと私は彼にどこかで会っているような気がする。
だけど、これまでしっかりと見つめてこなかった。

多くの素晴らしい作品に出会うことはそれだけでも価値のあることだけれども
その分、刺激と情報量が多すぎて
きっと頭の中が処理しきれないのだと思う。

今回の作品展は60年代から80年代にかけて制作された作品が中心でした。

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「聖少女」

セーラー服を着た女学生の冷たくて寂しい目が印象的。
この女の子は中村さんの代表的なモチーフの一つなんだそう。
現実世界に生きることをやめ、狭間で冷静に世の中を静視する。
1970年代に描かれた作品とは思えないほど、いまの時代に通じるところがある気がする。

この構図はなんとも不思議で引き込まれていくものがある。
列車の奥へ、奥へと入っていって、そのまま異次元に行ってしまいそうだ。
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「望遠鏡列車」

この作品を見て、直感的に感じたこと。
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「少女舟」

もしかしたら、いまの時代を生きる少女は
硬い鎧を纏って、行く先も分からずに迷子になっているのではないだろうか。
自分自身を素直にさらけ出すのが怖くて、大砲背負って
一人大海原で泣いているのではないだろうか。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery 58
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル4F
Tel・Fax 03-3561-9177
12:00pm-7:00pm(最終日5:00pmまで) 日曜休廊
会期 2015年2月23日(月)〜3月7日(土)
http://www.gallery-58.com

※浜松市美術館でも特別展示開催中!
「絵画者 中村 宏展」
平成27年2月14日(土曜日)〜3月29日(日曜日)
午前9時30分〜午後5時(入館は、午後4時30分まで)
(14日(土曜日)のみ午前10時開館)
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/tenrankai0917.html#a
山本基展「原点回帰」@POLA MUSEUM ANNEX [2015年02月04日(Wed)]

銀座のど真ん中で潮の匂いに誘われた。

エレベーターを降りると、そこ一面に広がっていたのは、
「塩」の庭だった。

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直径1mmにも満たない小さな小さな粒を
広げ、模様を作る。
繊細なレースのように、衛星写真に写る台風の芽のように。

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「塩も、人間も、いのちの原点は、海。」
最終日の3月1日には、この素晴らしい作品を壊し、
山本さんの手から「塩」を受け取り、その塩を海に還すプロジェクトが開催されます。

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「たゆたう庭」

海から生まれた塩が、銀座の一等地で飾られ、そしてまた海に還る。
もしかしたら、還った塩がまたどこかで私たちの手の元にやってくる日が来るかもしらない。

その担い手に私もなりたいな。
生命の大きな流れのなかの一員になれればいいな。

3月1日17時。
先着100名です。
皆様、ポーラに集まれ!!

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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POLA MUSEUM
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
2015年1月30日(金)-3月1日(日)
11:00~20:00
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html

山本 基(Motoi YAMAMOTO)
1966年 広島県尾道市生まれ

1995年 金沢美術工芸大学卒業  現在、石川県金沢市在住 

2003年 ポロック・クラズナー財団奨学金

2010年 ボイジャー+AITスカラシップ・プログラム 浄化や清めを喚起させる
   「塩」を用いてインスタレーション作品を制作。
床に巨大な模様を描く作品は、数日から数週間をかけて一人で描き上げる。
http://www.motoi.biz
意識と無意識のはざま @GalleryQ [2015年02月01日(Sun)]

意識と無意識のはざまには、
必ずグレーゾーンなるものがあって、
そこをうようよ漂っているときには
得体の知れない何かが発生しているのだと思う。

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それは、ビックバンのような爆発的なものかもしらない。
もしくは、アメーバみたいななにかかもしらない。

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どんなことにおいても、はざまには何かがある。
はざまにこそ、次への道しるべがある。

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意識とか、無意識とか、さらには潜在意識とか
そんなの関係無しに、このうようよ漂ういまを抜け出し、
一歩進もうと背中を押してくれる、
そんな勇気をもらった気がした展示でした。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2015年1月23日(月)-1月30日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
はじめ展2015 @枝香庵 [2015年01月06日(Tue)]

2015年はじめのギャラリーはこちら。
未年ならではの羊づくし。

まずは、線画のかわいい羊さん。
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「夢みる羊さん」

枠のように周りに描かれたネコやイヌもまた可愛いんですよね。
それにしても細やかなディティールが素敵です。


羊のような?猿のような…?
もしかして、見た目は羊、心は猿!
と言わせんばかりの縮こまり方が面白いです。
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「だんだん」


私、こういう顔にほんとうに弱いんです。
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「ヒツジ」

なんとも間の抜けたような顔。
だけど、どこか堂々とした出で立ち。
お部屋に飾りたくなってしまいます。
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どこか目を引かれてしまうのは、この作品。
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「少年」「少女」

不機嫌そうにつり上がった細い目に映るのは
いったいどんな世の中なのでしょうか。
大好きな奈良美智さんの作品よりも、少し攻撃的で何かを訴えかける少年少女に
心がざわつきました。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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ギャラリー枝香庵
〒104-0061
東京都中央区銀座3−3−12 銀座ビルディング8F
会期:2015年1月5日(月)1月12日(月)
時間:11:30〜19:00(最終日は17:00まで)
http://echo-ann.jp/#
たいせつなもの展 -DIAMOND @靖山画廊 [2014年12月23日(Tue)]

たいせつなもの。
人それぞれ、心に秘めるものがあると思います。

私にとってたいせつなもの。
あなたにとってたいせつなもの。

きっとそれが本当にたいせつな人と一致したら
幸せなんだろうなあと思います。

昨年もお邪魔した「たいせつなもの展」。
今回は「ダイヤモンド」をテーマに41人の作家さんが
クリエーションされていました。

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ダイヤのキャンバスに描かれた作品や
キラキラとダイヤモンドのように輝く石や岩料を使った作品。

それぞれのたいせつな思いが込められているように感じました。

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クリエイターの手から離れて
作品だけが、ネットで、口コミで、リアルで一人歩きしていく中で
クリエイターの思いはどんどんと解釈され、咀嚼され、
作品を手にした人、目に留まった人の感情に委ねられる。

思いを伝えるのは難しい。
だけれども、大事に大事に愛情込められてかたちづくられたものだというのは
皮膚感覚で伝わっていくのだと思います。

私も皮膚感覚で伝わるものをつくりあげられるようになりたいなと思います。
いまの私にとって、それが「たいせつなもの」のような気がします。

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※ギャラリーの許可を得て撮影をしています。
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靖山画廊
東京都中央区銀座5-14-16 銀座アビタシオン1階
TEL:03-3546-7356
http://www.art-japan.jp/news/index.html

「たいせつなもの展 -DIAMOND」
2014年12月5日(金)~12月23日(火・祝)
11:00~19:00 会期中無休
土日祝、最終日は17:00にて終了
Fusion+ @Gallery 58 [2014年12月08日(Mon)]


師走に入り、まさしく矢の如くに毎日が過ぎ去っているように感じます。
時間は相も変わらず一年間、一日等しく与えられているはずなのに
どうもこの時期は早く過ぎる気がします。

きっと、世の中がそのような風潮にしているからではないかとも思う一方で
今年中にやりきらなければ、もしくは今週、今日中に
終わらせなければならないことも山ほどあるわけで、
そんなときには「時間効率」を上げなければならないのです。

とは言ったものの、要領の悪い私はなかなかサクサクと片せるようなタイプではない。
ましてや、「モモ」を読んでしまってからは
「時間の効率を上げること」についての禅問答を始めてしまうから厄介なのです。

そんなときには、すべてを忘れてギャラリーへ向かうことにします。

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前野みさと「sPACE_ff」

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宮崎光二「憂いの王」

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松見如明「Our of the window」

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重野加南子「地獄でまってる」

どきどきさせられたのは、重野さんの作品。
ふらっと見ていたときは、コラージュのような展示が一番好きで、
「可愛いなあ」なんて思っていましたが、タイトルを見てビックリ!

たくさん描かれた女性たちに、一体何があったのでしょうか?


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery 58
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル4F
Tel・Fax 03-3561-9177
12:00pm-7:00pm(最終日5:00pmまで) 日曜休廊
会期 2014年3月31日(月)〜4月5日(土)
http://www.gallery-58.com
小山悦子展 @Steps Gallery [2014年12月06日(Sat)]

−人間を畏怖させ、人間を破壊し尽くすことすらしかねない「力」とは?

考えても答えのでないことを昔から考える癖がある私は
小山さんの考えが非常に興味深く感じました。

−自然?神?人間自身?

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「ジャコンヌ 影」

だから、泣いているように見えるのだろうか。
だから、悲しんでいるように見えるのだろうか。

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「トリトヌス男・女」

それとも、怒っているのだろうか。
諭しているのだろうか。

私たちを畏怖させるほどの強大な「力」があっても、
私たちはそれを乗り越える「力」も持ち合わせていたい。

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「オマージュ 影A・B」

時間はかかっても、
時代は変わっても。

互いを尊重し合って、互いに助け合って、
「力」をしなやかに受け止められるような世界をつくっていけるように。

※ギャラリーの許可を得て撮影をしています。
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Steps Gallery
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル5F
Tel&Fax 03-6228-6195
エレベーターはありません。
2014年12月1日(月)〜12月13日(土)
12:00~19:00(最終日17:00)
日曜休廊
http://www.stepsgallery.org
畑澤 瞳展 @Gallery 58 [2014年09月26日(Fri)]

この世の中は
ちゃんと見ないと見過ごしちゃうものばかり。

欲しいものだって、不足なく揃っていて
道に迷わないように整理されていて
困ったときにはケータイを開くと誰かがつながっている。

だから、私たちは盲目になってしまったのだ。

ちゃんと変わらずそこにあるもの。
それらに注意を払わなければならない。

雀だってそうなんだ。
小さな身体で、ちゃんと生活しているのに
私たちは雀が目に入って来ない。

寄り道をしたって分からない。

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「寄道」

余所見をしてたって気づかない。

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「余所見」

コンクリートで固められた壁の隙間から
生命を育んでいたって、知ったことではない。

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「つれづれ」

そんな盲目の生活から離れて、ちゃんと
人に、動物に、植物に、モノに、
目を向けられるような人になりたい。

そう気づかされる作品でした。


※ギャラリーの許可を得て撮影をしております。
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Gallery 58
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル4F
Tel・Fax 03-3561-9177
12:00pm-7:00pm(最終日5:00pmまで) 日曜休廊
会期 2014年9月22日(月)〜9月27日(土)
佐藤奈奈 @GalleryT [2014年09月02日(Tue)]

ある時、友達が生涯の住処を江ノ島にしたいと言っていました。
江ノ島と言えば、サザンオールスターズとかそんな浅い知識しかない私にとって
一体どんなとこなのかしらんと、行ってみることにしました。

集合時間から遅れること2時間。
大幅に遅刻して江ノ島に向かう私。
それでもダラダラと歩いてしまうのは、根っからの惚けなのでしょうか。

でも、そのおかげですてきな展示に出会うことが出来ました。

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コラージュみたいなその作品は、
淡い、じつに女の子らしい作品でした。
いつか私もこんなお洋服が似合う日が来ればいいな、
そんなことを思う作品です。


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花の、レースみたいなのが貼付けてあって
白や水色や藤鼠のような色で塗られていて
洋っぽいのに色使いは和っぽくてなんだか素敵なのです。


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マリンのような青のストライプに
真っ赤なラインが入るととたんに
若い女の子をイメージしてしまいます。
あるTVで、東京メトロの路線の色使いで妄想して遊ぶというコーナーを見たのですが、
これは、まさに大手町のような色使い。

江ノ島探索も楽しかったけれど
やっぱりギャラリー巡りはそれ以上に楽しい。

もっといろんな楽しみ方が出来ればいいなと思うのでした。

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〒251-0035 
神奈川県藤沢市片瀬海岸1-9-10
0466-22-4057 (玉屋羊羹屋)
10:00-18:00 木曜休廊
http://www.gallery-t.net/
堀内敦子 のだなお〜詩と絵の羽音〜 @GalleryQ [2014年08月20日(Wed)]

こんな展示もあるんですよ!
私の中では、結構新しい発見ですが、
素敵な世界観だと思いました。

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詩と絵で創り出す世界。
まさに、漫画的な…!

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「詩人の夢」

”約束を砂糖に溶かし
珈琲茶碗の底に沈める
言葉が舌を焦がし
嘘は
飴色に溶け出していく”


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「ワタシハスベテヲミテイル(遊園地)」

”少年になりたいと
思っていた ずっと
青い天の下
石を投げ
靴を投げ
すべてを なくす”



”眠れない夜は
眠らない
ラジオの電池が切れても
下弦の月が
深いため息で遮断されても”


眠れない夜は.JPG
「眠れない夜は」

”天河石を握りしめて
銀河を想っている
てのひらの石の冷たさと
派区域の白さが
さそり座の駅を遠ざける”


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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
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