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ジャック=アンリ・ラルティーグ作品展@フジフイルム スクエア 写真歴史博物館 [2016年01月25日(Mon)]

一目見たときから、恋に落ちること。それを「一目惚れ」と言いますが、
私はジャック=アンリ・ラルティーグの作品に狂いそうなほどの恋心を抱いてしまったのです。

スクリーンショット 2016-01-25 8.11.02.png
オートゥイユ競馬場の障害レース  1911年6月23日
Photographie Jacques Henri Lartigue コピーライトマークMinistère de la Culture - France/AAJHL


70歳を目前にしての遅咲きデビューでしたが、
彼の抜群のセンスは、“偉大なるアマチュア写真家”として世界に衝撃を与えたそうです。

そして彼が写すユーモアは、私にとっても大きな衝撃だったのでした。
何と言っても構図の美しさが魅力的なのです。

スクリーンショット 2016-01-25 8.09.58.png
従妹のビショナード、コルタンベール通り 40番地 パリ  1905年
Photographie Jacques Henri Lartigue コピーライトマークMinistère de la Culture - France/AAJHL



目の前の風景、出来事は、見る角度やタイミングによってまるで別物に映りますが
ジャック=アンリ・ラルティーグは、絶妙な一瞬のタイミングを切り取ります。

きっと裕福で幸福な人生を暮らしたからこそ、
“偉大なるアマチュア写真家”と呼ばれるのでしょう。

写真を撮ることの楽しさ、そして純粋に写真が好きという気持ちにあふれた
ジャック=アンリ・ラルティーグに首ったけになったのでした。

スクリーンショット 2016-01-25 8.10.30.png
自分で作ったタイヤボートに乗る兄のジスー、ルザ  1911年
Photographie Jacques Henri Lartigue コピーライトマークMinistère de la Culture - France/AAJHL



※写真はHPから引用しています。
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開催期間 2015年11月3日(火・祝)〜2016年2月1日(月)
開館時間 10:00〜19:00(入館は18:50まで)  年末年始を除く期間中無休
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
入場料 無料
http://fujifilmsquare.jp/detail/15110304.html
Martine Franck 展@何必館・京都現代美術館 [2015年12月24日(Thu)]

京都で一番好きな美術館とも言える何必館。
帰省の度に、必ず訪れています。
今回は出張に合わせて、母といっしょに見てきました。

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バーゼルのお祭り、スイス 1977

展示されていたのは、マルティーヌ・フランク。
20世紀最大の写真家となるアンリ・カルティエ=ブレッソンと結婚し、
マルティーヌ自身も写真家として活躍した女性です。

「写真の予測できない一瞬が好き」というマルティーヌは
見逃してしまうような些細な瞬間を切り取った見事な作品を残しています。
断片的ではなく、その前後まで想像できるような一瞬の出来事に納められた
話し声や笑い声、流れるあたたかな気持ち。

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ロベール・ドアノーとアンリ・カルティエ=ブレッソン、パリ 1986 

日常を大切に生きるって、こういうことだなあと感じた作品ばかりでした。
笑顔で満ちたマルティーヌのように、私も日々をきちんと綴っていきたいと思いました。

※写真は、HPから引用しています。
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時代への眼差し Martine Franck 展
2015年12月19日(土)-2016年2月28日(日)
休館日:月曜日 (祝日は開館)
12月28日-1月5日は冬季休館

何必館・京都現代美術館
所在地:京都市東山区祇園町北側271
電話:075-525-1311(代表)
開館時間:10時〜17時30分(入館は17時まで)
http://www.kahitsukan.or.jp/index.html
植田正治写真展「幻影」@Art Gallery M84 [2015年11月26日(Thu)]

一晩眠ると、季節が一気に進む日があります。
2,3日前から東京はすこぶる寒くて、もはや冬のように冷え込み
早速冬物コートを引っ張り出しました。

寒さに身を縮めながらいつものギャラリーに行くと
何と大好きな写真展が開催されているではないですか!
足早に展示会に向かいました。

DSCF2485.JPG

開催されているのは、植田正治さんの晩年作品。
何枚もシャッターを切って、映し出された、
まるで合成したかのような写真でした。

私が知っている植田さんの作品は、鳥取砂丘での人物のポートフォリオ。
こんな面白い作品をつくっていたのかと知って
鳥肌と興奮で楽しくなってきました。

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当時はフィルムなので、光りの具合やシャッタースピードなど
トライ&エラーを繰り返して出来たんだよと教えてくれたオーナーさん。

たとえば砂漠に置かれた4つの家具。
じつはそれぞれの家具と砂漠の絵と合計5回シャッターを切って現像したのだそうです。
私はすっかり砂漠に置いて撮影したと思っていましたが、よく見ると影の位置がバラバラ。

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コピーライトマーク Shoji Ueda 2015/G.I.P.Tokyo

写真のことは詳しくないので、オーナーさんから教えてもらわなんだら
そのまま見過ごしてしまうところでした。

今回の展示作品は、画集にもなっているとのことなので
今度はお財布を握って行きたいと思います。
※入場料が必要なのでご注意を!
(今回は、サザエさんのようにお財布を忘れてしまい、
 特別に後払いをさせていただきました。
 オーナーさん、本当にありがとうございました!)

http://artgallery-m84.com/?p=1626
便り [2015年11月03日(Tue)]

秋の便りは、彼岸花から始まり
黄金色に染まる田んぼ、金木犀の香り
日の暮れの早さや朝晩の冷え込み
そして何より紅葉で感じます。

私はとくに紅葉が大好きで、
毎年必ずブラブラと紅葉狩りに出掛けます。
真っ赤に染まった赤紅葉も好きだけれども
生き生きとした生命の力を感じる青紅葉も好きなので
年がら年中、機会があれば紅葉狩りに出ています。

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必ず訪れる場所があるのですが
今年はまだちょっと早かったみたいです。
もう幾日か朝晩の寒さを乗り越えて
真っ赤に染まっていくことでしょう。

早かった時期だからこそ気付けたのは
一面が赤く染まる前の、緑と橙と黄と赤が入り交じった
紅葉も素晴らしいということ。
一日一日の寒暖差を乗り越えて、一枚一枚、各々のペースで
葉っぱが赤くなっていくのでした。

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盛りの時期もキレイなんだけれど
もうちょっと早い時期とか、もうちょっと遅かった時期に
眺めるのも風流なのですな。
池上正太郎も盛りの時期に外して旅行をすることが良いと言っていたことに
なんだか通じるものがあるような気がしました。
アートの競演2015初夏 @Art GalleryM84 [2015年07月29日(Wed)]

心がワクワクするもの。
美しいと感じるもの。

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カタチになって表れて初めて相手の視線を知ることができるから、
どんなに近くにいても互いを分かり合うことは難しいものです。

だけど、その違いがあるからこそ刺激があって
気づきがあって、成長があるのだと思うと
相手を知ることは、尽きることのない面白さがあります。

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写真を通して感じるアートの競演。
部屋に飾りたい作品とたくさん出会えました。

DSCF1399.JPG

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
03-3248-8454
10:30〜18:30(最終日17:00まで)日曜日休館
2015年7月13日(月)〜7月25日(土) ※休館日を除く
http://artgallery-m84.com/?p=1626
月出ずるのを待つ @東叡山 寛永寺 [2015年07月07日(Tue)]

本来の私のコースならば、上野に着くなり、足は自然とトーハクに赴き
しげしげと仏像鑑賞に浸っていることでしょう。

しかし、今回は違います。
目的は上野恩賜公園内にある、寺社巡りでした。

やっぱり、上野恩賜公園の寺社といえば寛永寺なくしては語れません。
私の故郷・滋賀県比叡山。その縁を辿るのが、この東叡山寛永寺なのです。

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創建は、日光東照宮の創建にも尽力を注いだ天海大僧正。
江戸城の鬼門に当たる上野の台地にこの寺を開きました。

寛永寺には、千手観菩薩様が祀られています。
以前に西国三十三番の観音正寺(滋賀県)に詣っていた私は
「観音巡りですか?お若いのにいいですねえ」なんて声をかけられました。
御朱印を介して、こんな会話が生まれるのはとっても楽しいものです。

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梅雨が明けたら、歌川広重が描いた「月の松」を望みながら、
もう少し上野探索を楽しみたいなあと思います。

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東叡山 寛永寺
清水観音堂
〒110-0007
東京都台東区上野公園1−29
TEL03−3821−4749

http://www.kaneiji.jp

http://www.geocities.jp/kiyomizudo/kiyomizu.html
堀内球代写真展“italia metafisica ” @Art Gallery M84 [2015年06月17日(Wed)]

「人々の目に映る現象に視点を置きつつも、モノクロームを使うことで、
その現象から何かしら目に見えない次元、奥にある本質、
又は精神的な思考に誘導されるような感覚に重点をおいて作品作りに向かい合っています。」
そんな作品メッセージを見たときに、堀内さんの作品がますます好きになった。

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私は、10数年来に渡ってむちゃくちゃ好きなアーティストがいる。
目の前にあるCDやライブで手に入れたグッズたち、その人が発信するメッセージ。
現象として、私は直接的に触れることはないけれども
その人の音楽を聴くと、なんだかいっしょの時間を過ごせているような気がするのだ。
(完全にファンの心理ですが笑)

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記憶というものは、あいまいで、私の場合、モノクロームで蘇ることが多い気がする。
アーティストのライブも足繁く通っているが、
当時のことがフラッシュバックするときには、たいてい白黒の世界だ。
もちろん、夕焼けがキレいかったとか、ホール内が暗かったからとか
そんな付随的要素はあるけれども、あの時・あの瞬間の出来事には、色がない。
いや、二度と再現できないのかもしらない。

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遠く離れたイタリアの地で撮影された景色を
私はいまは見ることができないが、想像することができる。
堀内さんが言う「目に見えない次元への誘導」は
もしかしたら、想像をかき立てる力につながっているのかもしらない。


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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堀内球代写真展『italia metafisica II』

Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
03-3248-8454
10:30〜18:30(最終日17:00まで)日曜日休館
2015年6月8日(月)〜6月20日(土) ※休館日を除く
http://artgallery-m84.com/?p=1626
まえだゆたか展 @GalleryQ [2015年05月21日(Thu)]
アブロサム、アブロサム。

呪文のようなその言葉は、アメリカの作家・フォーグナーの代表作のタイトルだ。

アブロサム、アブロサム。
もともとアブロサムは、旧約聖書「サムエル記」に登場する
非常に美しい男性の名前だそうだ。

「美」の評価基準は、国や文化によって様々異なるけれども、
「美しい」ことが評価されることは、時を超えていまもむかしも変わらない。

この作品を創ったまえださんは、作品についてこう述べていた。
「衣服は女性を飾り、女性の欲望の対象とさせるものです。
また、女性は衣服によって欲望を満たします。」

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衣服は女性の「美」を引き立てるもの。
だからこそ、自分に応じた衣服を探し、その欲望を満たすために
「ファッション」にこだわっている。

情熱とこだわりを持っていた衣服には、
きっとその使い手の思いが移っているはずだけれども
衣服の寿命は極めて短い。

ウェデリア.JPG
「ウェデリア」

「ファストファッション」に代表されるように
次々に流行が生み出され、過去のものは捨て去られていく。

そんな衣服たちは、もしかしたらこんな風に
少し哀しい顔をしているのかもしらない。

ヒューケラ.JPG
「ヒューケラ」


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2015年5月18日(月)- 5月30日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html
エドワード・レビンソン写真展「Whisper of the Land」@Art Gallery M84 [2015年05月08日(Fri)]

ピンホールカメラで映されたその風景は、
長い、長いその時間
同じ場所で同じ景色を見続けていた。

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静かに、じっと置かれたそのカメラは
自然の中に、風景の中に一体化しながら
その景色を焼き付けていった。

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「一瞬」を映し出す写真は、
レンズを通してその瞬間を切り取っている。
「時間」を映し出す写真は、
レンズを外してその時間を共に過ごしている。

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ショートトリップしたい。ワープしたい。
重い「したい病」に罹っている私にとって
エドワードさんの写真は本当に特効薬だった。

たくさんの栄養と、たくさんの元気
それから癒しを与えてくれた。
コンクリートジャングル・銀座の中のオアシスだった。

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実際に使用されたピンホールカメラ

※作者の許可を得て撮影をしています。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
会期:2015年4月27日(月)~5月23日(土)
山崎雄士展 @Gallery Q [2015年03月11日(Wed)]

それは、銀座に突如出現した、曼荼羅の世界だった。
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しーんと張りつめる空気。
真冬日に逆戻りしてしまった気温のせいではない。
吹き付けるような冷たい北風のせいでもない。

この作品がもつ、独特の世界感が
私の回りを包む空気を張り詰めらせるのだ。

「思い描いたものをカタチにしただけ」と
作者の山崎さんは言った。
繊細なタッチはすべてシャーペンで描いたそうだ。

私は、この絵に釘付けになった。
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「掬われた生命」

選ばれた子と選ばれなかった子。
まるで蜘蛛の糸のような、そんな世界だと思った。
掬われた生命が向かうのは、極楽か、地獄か。希望か、絶望か。
二極論では片せないけれど、何かを訴えかけてきているのには間違いない。

http://galleryq.info/index.html
写真展「エリオット・アーウィットの世界」@Art Gallery M84 [2015年03月10日(Tue)]

私がアーウィットが好きな理由。
それは、自分も知らなかったユーモアの世界を広げてくれるから。
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私がアーウィットが好きな理由。
それは、普段猫派であっても、この時ばかりは純粋に犬派に転じられるから。
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私がアーウィットが好きな理由。
それは、些細な日常の一瞬に目を向けるよう教えてくれるから。
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私がアーウィットが好きな理由。
それは、愛から生まれるあったかい幸せに包まれているから。
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私がアーウィットが好きな理由。
思い出の場所で、大事な人といっしょに観たから。


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
入場料:500円
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
会期:2015年2月16日(月)~3月21日(土)
佐藤 ジン展 @Steps Gallery [2015年03月09日(Mon)]
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何もせずとも、時は流れる。
何も感じずとも、やがて節目はやってくる。

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過ぎ去ったと思っていたものは、何にもなくて
むしろまだ始まったばかり。

これから、積み上げていくんだ。

※ギャラリーの許可を得て撮影をしています。
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Steps Gallery
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル5F
Tel&Fax 03-6228-6195
エレベーターはありません。
2015年3月2日(月)〜3月14日(土)
12:00~19:00(最終日17:00)
日曜休廊
http://www.stepsgallery.org

宇宙から見たオーロラ展2015 @コニカミノルタプラザ [2015年01月25日(Sun)]

「死ぬまでにやりたいことは何?」
とよくありがちな質問をされた時に、きっと私はこう答える。
「オーロラを見てみたい。」

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神秘の光を放ち、輝きが瞬間的に変わっていくオーロラを見たいという願望は
おそらく万国共通の願望なのである。

宇宙への夢に近いオーロラは、いつ見られるのかが分からないという
半ばギャンブルのような出会いが、その幻想的な光のカーテンをさらに魅力的に思わせている。

私は、どこにいても空に覆われている。
見上げると空が見えるのは、日本にいても、海外にいても、地球上にいる限り同じだ。
見上げた先にみえるものは、場所によって違うけれど。

私たちの非日常が「オーロラを見ること」である。
だから、「オーロラ展」なるものが開催されると、
人々はこぞって、写真に収められた見事な「オーロラ」を見にきたがるものなのだ。

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今回の「オーロラ展」もたくさんの人で溢れていた。
アラスカでのオーロラをライブ中継(解説付き)していることもあって
老若男女のオーロラ好きが展示に見入っていた。
もちろん私もそのうちの一人なのである。

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前日のオーロラの様子がスクリーンに映し出されるので、まさにライブ感覚。
生粋のオーロラ好きがオーロラのさまざまなお話をしてくれるので
楽しみ方の幅が広がるのも素敵だ。
毎日オーロラ中継を見に行きたいくらいである。

オーロラも楽しかったが、私の心を最も踊らせたのは、
「はやぶさ2」や「だいち2号」のアクセサリーだった。

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再現性も素晴らしいが、はやぶさ2を手中に入れ、
さらにそれを耳元で優雅に揺れている姿を想像すると、この上なく幸せなことだろう。

めっちゃ欲しかったけれど、お財布事情を考えると我慢せざるを得なかった。

展示は2月初旬まで!
ぜひ、一度と言わず、2度,3度訪れて、その変化を楽しんでほしいです。


※写真はHPから引用しています。
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コニカミノルタプラザ
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F
10:30〜19:00(最終日は15:00まで)
年中無休

特別企画展「宇宙から見たオーロラ展2015」
2015年1月6日(火)〜2月8日(日)
http://www.konicaminolta.jp/…/schedule/20…/aurora/index.html
写真展「人それぞれのアート」@Art Gallery M84 [2015年01月20日(Tue)]

ファーンダー越しに映るのは、
その人自身の世界の見方なのだと思う。

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写真は、その時その時の一瞬を映し出すもの。
何を見、何を感じ、何を伝えようとしているのかが伝わってくるのが
本来の写真の在り方なのだろうと思う。

いまや写真はとても身近な存在となってしまった。
携帯電話にも小型カメラが内在され、
しかもディジタルで記録することができるので何枚も撮ることができる。

旅先でも、ちょっとしたお出かけも、近所のお散歩も、
行くところすべて、しかも同じような構図で複数枚もの写真を撮ってしまうのだ。
見たものすべてを写真に収めてしまうと、何を感じ、何を伝えたかったのかが分からない。

かつて写真は、記憶の喚起材だったように思う。
一枚の写真から辿る昔の記憶、積もる会話…。
「あの頃は…」なんて話に花が咲いたことだろう。

しかし、私にとって写真はもはや記録でしかない。
どこへ行ったのか、そこで何をしたのか、どんなものを見て、何に感動したのか…。
写真を見るだけでは思い出せないことが多くなってしまった。

上書き保存していく記録の写真から、
肌で感じたままを映す記憶の写真へ。

「人それぞれのアート」展には、
「それぞれの」ファインダー越しの想いを感じ取ることができます。

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額縁の表現も見どころのひとつです!
たくさんの表現に触れて、私も記憶に残る一枚を映したいなと思います。


DSCF8921.JPG

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
会期:2015年1月19日(月)~1月31日(土)
「OBROAD 未知なる道」 @コミカミノルタプラザ [2014年12月16日(Tue)]

いやはや。
これは、うっかりとしておりました。
この展示が、東京に来て忘れかけていた心を蘇らせてくれました。

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「廃道」。
それは、もはや地図にはない道。
人や車が通ることのない道。
自然と一体化してしまった道。

私たちが、生活を豊かにするべくつくったはずの「道」が
いつしか使われなくなり、忘れ去られ、道の歴史がその瞬間で止まったまま。

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人間の身勝手の集積が廃道なのかもしらない。
しかし、使われなくなった後の廃道としての歴史は日々積み重ねられていく。
ひっそりと息を潜め、その土地と一体となって古くなっていく。

それって、栄枯必衰の無常観があると思うんです。
廃れて、打ち棄てられた廃道を見つめることで
私たちの未来が変わっていくんじゃないかと思うんです。

このままでいいのかな。
迷ったときは、レンタカー借りて、廃道を探す旅に出掛けよう!
と思いました。

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※インターネットから画像を引用しました。
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コニカミノルタプラザ
2014年12月6日(土)〜12月15日(月)
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F
10:30〜19:00(最終日は15:00まで)
年中無休
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2014december/gallery_c_141206.html
「ほの明るいとうす暗い」 @Art Gallery M84 [2014年12月04日(Thu)]

一寸の光でも、私たちの世界にとっては欠かせない要素なのです。
本当の真っ暗闇を経験したことのある人にとって
光は、私たちの生活になくてはならないものだということを知っています。

だからこそ、「ほの明るい」「うす暗い」といった光の表現に惹かれます。
写真は、光を切り取った一瞬。
鮮やかな色も、モノクロの世界も、すべては光が照らしてくれているから。

今回の展示は、まさに光の強弱を作品と空間で作られていました。

私が感動したのは、こちらの作品。

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人見将

太陽の光りの影を映し出したんですって。
昔の写真の技法で、白く浮かび上がるのは、折り鶴。
とっても素敵でしょ。


それから、丸い木枠で写真を飾るとこんなにも可愛いのか!
と気づかされたのはこの作品。

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山本顕史

「あの先 そして その向こう」
時間や関係性、距離感に注目して映し出したのは、
畠山雄豪さんの作品。

DSCF8519.JPG
畠山雄豪


そして、佐藤志保さんは、民宿の「光学坊」を題材に
昔のフィルムを使って投影していました。
やわらかな光と人の影があたたかい。
こちらは、ぜひ実際にご覧ください!

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
会期:2014年11月24日(月)~12月6日(土)
小松浩子展「二重拘束」 @GalleryQ [2014年11月18日(Tue)]

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"「真実」は爆弾によって
かたをつける問題である。"

一歩足を踏み入れて圧倒されました。
壁も床も一面の写真。

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それも、要らなくなって捨てられたのだと思われるものや
道の隅っこの方や窪み辺りに集められておかれているもの。

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それらの類いのものが私たちに訴えかけるものはなんだろうと考えました。
一つは、消費型社会のこと。
一つは、以前森美術館で開催された「六本木クロッシング」。
一つは、最近行った「活動のデザイン展」。
一つは、ものの見立て方のこと。

要らないものだと思われていたものが、
アートになったり、少しの工夫で長く使えるものになったり、
見立て方次第で新しい消費を生み出したり、やっぱり要らないものだと捨てられたり…。

これらものを撮り続けている小松さんは
一体何を見て、どんなことを感じているのかを無性に聞いてみたくなりました。

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"「真実」は爆弾によって かたをつける問題である。"
このメッセージの意味も。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3階
tel.03-3535-2524
会期:2014年11月17日(月)-11月22日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00)
日曜休廊、祝日は開廊
http://galleryq.info/index.html

小松浩子
http://komatsu-hiroko.com
エレナ・トゥタッチコワ写真展 “林檎が木から落ちるとき、音が生まれる” @Art Gallery M84 [2014年10月30日(Thu)]


ダーチャと呼ばれるサマーハウスでの風景は
ロシアで生まれ育った人たちにとって
自然との調和であり、自然に対する哲学であり
自然に対する畏敬の念なのだろう。

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モスクワから30分くらい。
「赤の広場」というイメージしかない私のちっぽけな知識には
到底想像もつかないような自然が広がっていた。

あたたかな陽の光り。
鮮やかな木々の緑。
透き通る風や水の流れ。
そこで楽しそうに駆け回る青春の日々。

ロシアの長い長い冬。
白と灰色の世界が来るのを知っているからこそ
色とりどりの短い季節を楽しみ、愛おしむ。

「やっともう一つ冬を乗り越えた。
暖かい風にモスクワのアパートから駆り出されると、
もう戻れなくなってしまう…」
アレクサーンドル・メシェリャコフ『ダーチャ人の手記』

きっと、鮮やかな季節に焦がれる気持ちはどこでもいっしょなのだと思う。

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こちらの写真を撮ったエレナさんから、サインをもらいっちゃいましたw

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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
会期:2014年10月27日(月)~11月8日(土)
丹地保堯の世界“写真画展“ @Art Gallery M84 [2014年10月24日(Fri)]

「絵のような写真を見たことがあるか」
ともし、問われることがあったなら、
「丹地保堯の世界を見た」と答えたい。

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今後、写真に感動することはあっても、
絵のような写真に感動することはないのではないだろうかと思います。

なんとも表現しにくい。
言葉の限界であり、
私の表現力の乏しさなのです。

DSCF7624.JPG

表面が凸凹していて
和紙に印刷したような淡い柔らかな光りが映し出されていて
色味も、細かに描写されたものではなくて少しベタなところと
写真でなければ表現できないほどの精密なものがあり…。

こういうときにこそ、ビジュアルが力を発揮するのですね。
あと、詩的表現。

きっと。

まだまだ修行不足です。
展示期間は、あと少し。
ぜひ、見に行って、
私の至らない部分も余すところなく感じ取っていただきたいです。


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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
会期:2014年10月13日(月)~10月25日(土)
アンディ・チャオ「ROOTS」@MEGUMI OGITA GALLERY [2014年09月27日(Sat)]

「Roots」
それは、根源であり、私が私であるための道しるべなのだと思う。

DSCF7423.JPG

才能のルーツを探る旅。
それが、今回展示された、アンディ・チャオの2年間の旅。

世界と自分自身を発見するために
カメラ1つ抱えて、未知の地へと一歩踏み出した。

タバコをくわえ、両手をポケットに入れる男性の瞳は
少し穏やかな輝きに満ち、きっとこの人が売っている
イモか何かは甘くておいしいんだろうなと思った。
大きな一斗缶をユラユラ自転車で漕ぎながら
人と人とをつないでいくお仕事。
Sum of Its Paris.JPG
「Sum of Its Paris」


眼差しの先は生きた年齢によって違う。
小さな子どもはまだいまのことしか見えていない。
皺の数だけ年を重ねた人は先のことまで見えてしまう。
子どもは大人に優しく抱かれて
安心して大きくなっていく。
Generation Gap.JPG
「Generation Gap」


人も樹木もきっと同じなんだ。
節があって、折れ曲がって
葉が広がるように髪が広がる。
ある一定の時期までは天に向かって伸びていき
年を経ると丸くなっていく。
時間の速度は違うけれど、同じように生きている。
A Day Dream.JPG
「A Day Dream」

レンズ越しの風景が、ここにある。
写真展の素敵で不思議なところだと思う。


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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MEGUMI OGITA GALLERY
東京都中央区銀座2-16-12 銀座大塚ビルB1
Tel & Fax. (03) 3248 3405
開廊時間
火曜日 - 土曜日 ( 日・月・祝休廊)
11am - 7pm
http://www.megumiogita.com/index.html

アンディ•チャオ/ ND Chow

2014.9.13(Sat.) - 27(Sat.)
Jeanloup Sieff写真展『美の視点』@Art Gallery M84 [2014年09月22日(Mon)]

日常を切り取った「永遠」が写真ならば、
私たちはもっと写真に敬意を払ってもいいと思う。

携帯電話やスマホにカメラ機能が搭載されて10年以上。
カメラを向けることが「当たり前」になってしまったいま
写真を見て感動することが減ったような気がしてなりません。
現像された写真を見る機会なんて、もはやないのでは?とさえ思ってしまうほどに。

そんな時代に逆行するようなカタチで、私は写真が好きになりました。
撮る側ではなく、見る側として写真が好きになってしまったのです。

戦場の劇的瞬間を収めた作品ではなく、
手を伸ばせばそこにあるような風景を見ることが好きなのです。

街角の何気なく描かれた看板の絵を写したもの。
DSCF7300.JPG
Photo by Philippe Salaün

そっと覗く後ろ姿。
DSCF7299.JPG
Photo by Philippe Salaün

誰も気がつかないような視界の片隅にあるような日常の一部を
彩ってくれるカメラマンは本当に素晴らしい感性の持ち主だと思います。

その感性に触れられる瞬間がとてつもなく幸せなのです。

※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
会期:2014年9月15日(月)~9月27日(土)
Jeanloup Sieff写真展『美の視点』@Art Gallery M84 [2014年09月21日(Sun)]

美しい女性たち。
その美貌が記憶に残されていく。
手先も、眼差しも、陰影も、一つひとつが
まるで芸術作品のよう。

DSCF7291.JPG


美が伝播していって、
時代も、性別も、なにもかもを超えて、
その姿だけで存在が認められていくんだろうな。

DSCF7293.JPG


少しもの言いたげな雰囲気を出して
吸い込まれていきそうな瞳で見つめられると
弱っちゃうじゃないですか。
困っちゃいますよ。

DSCF7294.JPG


でも私は、その美に対して嫉妬するのではなく、
素直に「素敵だ」と思える人になりたい。
そして、ちゃんと自分を肯定できるような生き方をしたい。

もちろん、こんなにキレイだなんて羨ましいなあと思います。
それも素直に伝えたい。


※ギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
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会期:2014年9月15日(月)~9月27日(土)
高倉大輔写真展 MONODORAMATIC @Art Gallery M84 [2014年08月23日(Sat)]

物語はいろんな側面から生まれる。
そう感じた写真展です。

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一人芝居をモチーフに、即興劇やコラージュの要素から生まれた作品。

一枚の写真に、何人もの同じ人が重なり、描かれているのです。
しかも、一人ひとりが全く違う動作をしており、
まるでその人の残像が映っているかのような錯覚をしてしまうのです。

高倉さんは元々お芝居をされる演劇者。
写真のなかにひとつの物語を閉じ込めたのだとか。

DSCF6908.JPG

こちらの男性は、大学生時代、よく先輩の家に転がり込んでいたそう。
でも、その先輩には代わる代わるの彼女が遊びに来ており、
その度に近くのコインランドリーで夜を明かさなければならなかったという
実話が元になったものもあるのだそうです。

私の一番好きな作品はこちら。
DSCF6910.JPG

このロケーション・団地が素晴らしいです。

楽しそうだったり、哀愁を帯びていたり、
人の感情や動きが連続して一枚の写真の中に描かれると
人間って面白い生きものだなあとつくづく感じます。

それにしても、高倉さんの作品は何時間見ていても飽きない!
常に新しい発見があります。
もっと見ていたいな〜。

DSCF6911.JPG


※本人の許可を得て撮影をしております。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
会期:2014年8月11日(月)~8月23日(土)


【高倉大輔氏】
立教大学法学部法学科卒
大学在学中に演じる側として演劇を始め、
その後並行してデザイン、写真を始め、現在は3つの分野をボーダーレスに行き来している。
http://casane.jp/
2014年LensCultureから招待され個人のポートフォリオ ページを取得。
またEditors’ PicksとCONCEPTUAのカテゴリで紹介された。
https://www.lensculture.com/daisuke-takakura

<受賞歴など>

2012年01月  PHaT PHOTO
2012 1-2月号  PHaT PHOTO CONTEST入選

2013年06月 Photo+Nico 2013『83224H』が
        マイブックコンテスト・フォトニコ賞受賞

2013年09月 御苗場vol.13関西
TEZUKAYAMA GALLERY 代表
       《松尾良一セレクト》レビュアー賞受賞
極楽への道 @京都・東本願寺 [2014年07月24日(Thu)]

説法を聞いて心が澄みやかになって
東本願寺を後にしたときには、
お日様がぎらりと照りつけ始めておりました。

まだ朝というのに、
お日様は早くから街を照らし続けているので
もう元気。
汗を拭うサラリーマンたちの姿が目に入ってきます。

暑い暑い。
でも、ふと道の脇に目をやると
浄土へ誘うような、美しい蓮の花が咲き乱れておりました。

DSCF6210.JPG

天を仰ぐ蓮の花。
思い出したのは、滋賀・西明寺の五重の塔内部の美しい仏教絵。
私の上に乗って極楽へ行きましょうと言わんばかりに
大きく咲く蓮の花。

DSCF6218.JPG

これから私も咲くのですと膨らむ蕾。

DSCF6215.JPG

脇道に入るとこんなにも美しい景色が在るのに
サラリーマンたちは必死に歩いている。
もう少し余裕があればいいのに。

だけど、きっと私も東京で
同じように険しい顔で歩いている。
もう少し余裕があればいいのにな。
嶋本麻利沙 someday, somewhere @POLA MUSEUM ANNEX [2014年07月18日(Fri)]

今週は出張があったのでバタバタ…。
なかなか更新が出来ず、うずうずした一週間でした。

でも、そんなときにこそギャラリー巡りで心落ち着けたいものです。

今回の展示で、自分の好みがはっきりとわかりました。
写真を撮るときも、写真展に行ったときも注目してしまうのは「影」の美しさ。

DSCF6093.JPG

何気ない日常の一コマに優しさがひそんでいることに気づく時、
人生っていいものだと思う。

そう、フォトグラファーの嶋本さんはコメントを残していますが、
何気ない日常の一コマに、心震える影を見つけた時、
自然や人工美の喜びに満たされると私は感じました。

DSCF6088.JPG

彼女はそれを小さな宝物だと言った。
私は、人生の糧となる素敵なプレゼントだと思う。

それを気づかせてくれたのが、今回の展示だったのです。

だって、彼女の作品も影が美しいんですもの。

DSCF6084.JPG

夕日の逆光も美しいんです。
DSCF6090.JPG


※ギャラリーの許可を得て撮影をしています。
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POLA MUSEUM
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
2014年6月27日(金)-7月21日(月)
11:00~20:00
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html

嶋本麻利沙(Marisa Shimamoto)
1980年生まれ。サンフランシスコのアートスクールで写真を学び、
卒業後はニューヨークへ渡る。
作品撮りをしながらマーク・ボスウィックのインターンを
し、2005年帰国。帰国後写真集、「as is」を出版。

その後フリーで雑誌、カタログ、CDジャケットなどにてポートレート、風景を中心に活動。

主な個展は「because there is light」(2008年 idea gallery、東京)、
「yellow turning gold」(2009年no.12 gallery、東京)、
「everything is mine」(2012年 gallery nadar、大阪)などがある。
その他グループ展にも参加し、積極的に作品発表を行っている。
http://www.marisashimamoto.com/
写真展「アジアの写真家たち ミャンマー」“The Progressive Photographers of Myanmar Now” @Art Gallery M84 [2014年06月01日(Sun)]

キレイな写真に出会いたいときに必ず行くのがこちらのギャラリー。

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Maung Ni Oo(マウン・ニー・ウー) 氏

ああ〜。
空の美しさ。
日の輝き。
人の温もり。

本当にキレイだなあ。
多分に思うことは、
自然が自然のままにあることは素晴らしいです。

私はちゃんと空の色を見てきたのだろうかと思うほど
引き込まれてしまう青、黄、赤、紺…。

DSCF5513.JPG
Zaw Min(ゾー・ミン) 氏

空は、きっと水との相性がいいのでしょう。
鏡みたいに映るのが、一番美しい時なんだと思います。

DSCF5516.JPG
Soe Than Htike(ソー・タン・ティッツ)氏

水の揺れる感じもやっぱりいい。
ずんずんの進んでいく様子には、生命力を感じます。
やっぱり自然を真正面に対峙して生きている動物たちは強いなあ。


ミャンマーの町並みって素敵!

DSCF5507.JPG
Maung Ni Oo(マウン・ニー・ウー) 氏


DSCF5518.JPG
Soe Than Htike(ソー・タン・ティッツ)氏

やっぱり人の笑顔って一番輝きますね!
飛沫がプリズムみたいです。

いつか、この景色を見てみたいなあと思いました。

※ギャラリーの許可を得て撮影をしています。
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【写真展概要】
名称:東京写真月間2014 写真展 “アジアの写真家たち ミャンマー”
展示作品数:22点(予定)展示作品は、全て購入可能
主催:東京写真月間2014実行委員会-公益社団法人 日本写真協会・東京都写真美術館
後援:外務省、文化庁、東京都、ミャンマー連邦共和国大使館
特別協賛:Art Gallery M84
期間:2014年5月26日(月)〜2014年6月7日(土) ※休館日を除く
場所:Art Gallery M84
所在地:東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電話:03-3248-8454
開館時間:10:30〜18:30(最終日17:00まで)
休館日:日曜日
入場料:無料
http://artgallery-m84.com
Premonition 織作峰子 @Art Gallery M84 [2014年04月25日(Fri)]

枝垂桜.JPG
「枝垂桜」

「永遠」はない。

いつかは皺が深くなって
いつかは黒に白が多くなって
いつかは思うように言葉が伝えられなくなって
いつかは目覚めることの無い朝がやってくる

それは桜が教えてくれたこと。

いままで気づくことの無かったこと。

桜の季節は瞬きをしているうちに終わってしまうということ。

鯉と金魚.JPG
「鯉と金魚」

桜が散ってしまったあとに
その事実を認めたくないのか、
まだまだ桜に触れていたいのか。
桜の展示に足を運んでしまうのです。

織作さんの作品は、マッドな紙に現像されているから、
絵画っぽくて不思議な感じがしました。

DSCF4348.JPG
「凛々」

最後に、
織作さんの詩をご紹介したいと思います。

春霞
ひんやりとした霧のなかを
分け入っていく。
十分な湿気を含んだ薄桃色の光景が
目の前に広がる。
深い山を越え、ようやく辿り着いても
美しさの奥に潜む、
予感めいた妖しさを身にまとったまま
心の内をすぐには見せようとしない。
時間をかけて対話をしていると、
枝が静かに動き出す。
それは、一瞬という永遠。
霞のかかった桜は、
女の性のようなものを感じさせる。
履かなくも危うい景色を追い求めて、
これからも私は
春霞のなかを彷徨うだろう。

DSCF4347.JPG
「春霞」

※これらの写真はギャラリーの許可を得て撮影しています。
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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
開催期間 2014年3月24日(月)~4月26日(土)
101年目のロバート・キャパ 
誰もがボブに憧れた @東京都写真美術館 地下1階展示室 [2014年04月15日(Tue)]

わざわざ写真展に行こうと思わなかった2年前。
素敵な写真に出会いたくて写真展に出かけるいまのわたし。

少しずつ、価値観も、心が揺れる瞬間も変わりつつあります。

とてもいい作品に出会えたときには
さらに大きな変化があるように思います。

今回の展示もその一つでした。

スクリーンショット 2014-04-15 8.11.02.png
「防空壕へと急ぐ女性」
スペイン、バルセロナ 1939年1月 東京富士美術館蔵
コピーライトマーク International Center of Photography / Magnum Photos



「ボブ」。
そう呼ばれたロバート・キャパ。

彼の素晴らしいところは、ズーム力と目線の位置だと思います。
見るものをぐっと引き寄せるその力。

キャパの撮る絵に自分の身を投影することが出来るのは
きっとその目線に秘密があるように思います。

同じ目線の位置に立っているんです。
上からでもなく、下からでもなく、
横からでも、斜めからでもない。

まっすぐ撮りたい相手に向き合って
安心していいよ、見方だよと言っているように
ぐぐぐっと近づいて行っているように感じます。

それから、キャパが撮る写真には、
深い愛情を感じます。

スクリーンショット 2014-04-15 8.10.11.png
「ゲルダ・タロー フランス、パリ 1936 年」
International Center of Photography 蔵
コピーライトマーク International Center of Photography / Magnum Photos



モノも人も、風景も。
キャパが愛したのだろうそれたちに、
じんわりとキャパの愛情が染み出てきているのです。

スクリーンショット 2014-04-15 8.10.39.png
「ツール・ド・フランスのレースを見物する人びと」
フランス、ブルターニュ 1939年7月 東京富士美術館蔵
コピーライトマーク International Center of Photography / Magnum Photos



やっぱり、愛情の有る無しは誰にでも分かると思います。
厳しい言葉のその裏に、愛情を感じられたならば
その言葉を受け入れることが出来るし、
反対に傷つけるだけの言葉は、胸に刺さってきますね。

「宛名なんてないだろ、銃弾にさ。」

キャパはこんな素敵な言葉を残しています。
戦場の瞬きをシャッターに納め続けたキャパならではの言葉ですが、
いまの時代も同じことが言えると思います。

特定の「誰に」がなくても、言葉でも、態度でも
インターネットでも、メールでも「宛名」がなくても
送り主の顔が分からなくても、人を簡単に傷つけることが
出来るようになったいまだからこそ、
キャパの言葉が胸を突くのだと思います。

※写真はHPから引用させていただきました。
コピーライトマーク International Center of Photography / Magnum Photos
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101年目のロバート・キャパ
 誰もがボブに憧れた

東京都写真美術館 地下1階展示室
東京都目黒区1-13-3(恵比寿ガーデンプレイス内)

会 期: 2014年3月22日 ( 土 ) 〜 5月11日 ( 日 )
休館日:毎週月曜日(ただし4月28日、5月5日は開館。5月7日は臨時休館)
料 金:一般 1100(880)円/学生 900(720)円/中高生・65歳以上 700(560)円
( )は20名以上団体および東京都写真美術館友の会、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
時 間:午前10時~午後6時(木・金は午後8時まで) 入館は閉館の30分前まで

東京都写真美術館
http://www.syabi.com/

「101年目のロバート・キャパ」展 公式サイト
http://capa101.jp/index.html
江戸桜ルネッサンス〜夜桜うたげ〜 @日本橋三井ホール [2014年03月22日(Sat)]

DSCF3762.JPG

家の近所の桜も咲き始めました。
もう春なんですね。

寒がりの私にとっては、
冬の終わりはとっても嬉しいことなのです。

でも、終わってみると冬も冬で好きだったなあと感じます。

詰まるところは、日本には四季があって
その時々、どの一瞬を切り取っても
風情があって美しいから
全ての季節が好きだということです。

それにしても、この季節はどこもかしこも
桜一色ですよね。

コレド室町でも桜のイベントが開催されています。

DSCF3710.JPG

夏に行った「アクアリウム」。
春の季節は「江戸桜リウム」で江戸切子と金魚が
水の中を光の反射とともにゆらゆら。

アクアリウムのときよりも人が少ないので
ゆったり(しかもちょこっとお酒も飲んで夜桜気分)
楽しむことができます。

DSCF3715.JPG

金魚たちは「ちょっと水深が浅いんじゃない?」
って言わんばかりに
水面に一瞬顔を出して底に潜って…繰り返していました。

DSCF3722.JPG

そのあとに見た傘の骨の重なった線が
複雑だけど絡まらない感じが
とても美しくて、なんだかうらやましくなったのでした。

DSCF3738.JPG

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日本橋三井ホール
東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町5F(入口4F)

2014年3月7日(金)〜3月30日(日)/会期中無休
11:00〜23:00/最終入場 22:30
最終日のみ 17:00まで/最終入場 16:30
日本橋三井ホール
東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町5F(入口4F)
入場料 一般 1,000円
Voices 堀井ヒロツグ @Art GalleryM84 [2014年03月14日(Fri)]

正直、男の人ってこんなにきれいだったこと
初めて知りました。

DSCF3459.JPG

私の大きな偏見ですが、
女の子同士が抱き合ったり
手をつなぐことって
なんだかキレイに見えるんですよね。

たぶんそれは線の細さだったり
肌の白さだったり
曲線的だったり
そういう女性特有の身体的特徴があるからなんですけれど。

でも、男性って
どちらかというと
ゴツゴツしていて
かっこよさはあるけれど可愛さはないし
手とか腕とかガッシリしていて
頼りがいはあるけれど
そこに華奢な美しさはない

だから、女性の美しい写真の方が
キレイなんだと思っていました。

でも、堀井さんの撮る写真は
なんかキレイなんです。

そこにあのゴツゴツ感や
たくましい感じがあまり感じられなかったからです。

DSCF3462.JPG

目の前にいたのは、
優しい細い中世的な男性でした。

身体が発する声。
いのちの振動ともいえるその微かな声。

私は、写真に写る彼らから、
堀井さんから
僅かに聞こえる音ともいえるような声を
受け取ったような気がしました。

DSCF3460.JPG

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Art Gallery M84
東京都中央区銀座四丁目11-3
ウインド銀座ビル5階
開館時間:10:30〜18:30(展示最終日は、17:00終了)
休館日:日曜日、その他 展示の無い日
Tel:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com
開催期間:2014年3月10日(月)~3月22日(土)


堀井ヒロツグ
主な展示
2009年 東川町国際写真フェスティバル インディペンデンス展, 東川町文化ギャラリー, 北海道
2009年 DOOR 2009, Port Gallery T, 大阪
2010年 持ち込みナイト記念展, FOIL GALLERY, 東京
2010年 Incessantly Creative, Light Editions Gallery, シンガポール
2010年 DOOR to DOOR 2010, Port Gallery T, 大阪
受賞
2013年 東川町国際写真フェスティバル ポートフォリオオーディション グランプリ
2013年 塩竈フォトフェスティバル 特別賞
http://www.hirotsuguhori.com/home.html
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