寅さんの街を歩く@帝釈天題経寺 [2016年01月05日(Tue)]
今年の初詣は、葛飾柴又の帝釈天へ行きました。 柴又の近くに住んでいるのにも関わらず なかなか足が向かなかったのですが、今回ようやく行くことが出来ました。 さて、今年の干支といえば「申」。 申のお寺は、滋賀県大津市にある西明寺を思い出すのですが、 柴又・帝釈天も申との所縁が深そうなお寺でした。 本当に美しい木彫に彩られた門や本殿。 中でも「彫刻ギャラリー」は圧巻でした。 昭和の名匠が彫り上げた、素晴らしい木彫を拝むことが出来るのです。 帝釈天は法華宗で、修行や浄土への様子が描かれていました。 中でも私は「三車火宅」という作品が印象深かったです。 ある時、長者の邸宅が火事になった。 中にいた子供たちは遊びに夢中で火事に気づかず、長者が説得するも外に出ようとしなかった。 そこで子供たちを導き出すために、長者は子供たちが欲しがっていた 「羊の車(ようしゃ)と鹿の車(ろくしゃ)と牛車(ごしゃ)の三車が門の外にあるぞ」と言った。 その後にさらに立派な大白牛車(だいびゃくごしゃ)を与えた。 この物語の長者は仏で、火宅は苦しみの多い三界、子供たちは三界にいる一切の衆生、 羊車・鹿車・牛車の三車とは声聞・縁覚・菩薩(三乗)のために説いた方便の教えで、 それら人々の機根(仏の教えを理解する素養や能力)を三乗の方便教で調整し、 その後に大白牛車である一乗の教えを与えることを表している。 (Wikipedia引用) このエピソードは後から知ったのですが、 私はまだまだ火事に気がつかない子どもだなあと思いました。(精進します!!) しかしながら、この彫刻ギャラリー。 関東近郊ではなかなか出会えないクオリティの高さです。 今回は人も多かったので、落ち着いた頃に御朱印をもらいがてらに再訪したいと思います! ▼帝釈天題経寺 http://www.taishakuten.or.jp/index2.html |