銀杏が黄金に染まった秋深きある日、
2匹のねこに会いました。
黄金の落ち葉をさらに輝かせる、真っ白いからだ。
朝日を浴びてのっしのっしと優雅に歩いていました。
2匹は、一定の距離感を保っています。
入り込まず、だけど離れすぎない微妙な距離。
プライドか、プライバシーか、はたまた生まれ育ちの違いか。
ただ一つ言えることは、嫌い合っていないということでした。
見つめ合うのは、互いを確認し合うため。
今日も元気か、無事か、何事もないか、2匹はしっかと確かめます。

何かがあると、すぐに同じ方向を向いてしまいます。
知らず知らずに心は通じ合っているのでしょうか。

朝日が少し昇ったら、今度は場所を変えて同じ距離感を保ちます。
今日も杜の都のどこかで、街の様子を2匹揃って眺めているのです。