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曽根夏生展「くらん」 @コバヤシ画廊 [2015年05月13日(Wed)]
私たちは、知らず知らずに「枠」をつくってしまっている。
それは、限界なのか、諦めなのか、効率なのか、守るためなのか。

自分自身そのものに当てはまることでもあるし、
モノを見るとき全てにも当てはまることだと思う。

とくに、絵画を見るときは「枠」にとらわれやすい。
キャンパスという枠、額縁という枠、空間という枠…。

そのせいで、創作が限られてしまうし、
その限定があるからこそ、膨らむものもある。

今回拝見した曽根さんの作品は、「枠」に挑んだ作品なのです。
プラクアートと呼ばれるその作品は、カッコを付けた板絵のこと。

DSCF0472.JPG

カッコは、飾る空間に応じて大きくなったり小さくなったり。
その位置で見えてくる作品も変わるから、なんだか面白い。

DSCF0473.JPG

曽根さんの作品を見て、私たちは「枠」があることで
一種の安心感を得られているのではないかと感じた。

何の縛りもなく、無限大に広がるもの。例えば、海とか砂漠とか。
始めはその雄大さに感動するかもしれないけれど、
そのうち終わりや先が見えないことの不安に襲われるのだ。

DSCF0474.JPG

「枠」は自分自身の制限であり、一つの節目や隔たりとなるものなのだ。
枠があるから、私たちは、何度もリセットできるのかもしらない。

※作者の許可を得て撮影しています。
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コバヤシ画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目8−12 銀座ヤマトビル B1F
03-3561-0515
A.M.11:30 − P.M.7:00
曽根夏生展
2015年5月11日(月)〜5月16日
http://www.gallerykobayashi.jp
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