もしかしたら、
そうなのかもしらない。
こんな妄想に近い予想を立ててみるけれど
喉元で言葉が絡まってしまうから
私の小さな妄想は悉く崩れ去ってしまうのです。
そんなときに、ふと目に入るのらもじたちは
私の心にふっと息を入れてくれます。
銀座4丁目の交差点。
TVのインタビューやニュースでもよく見る風景。
昼間は人で溢れ、夜は煌びやかなライトアップ。
行き交う人が多いけれど
だれも気づいてくれないこんなのらもじ。
見上げれば、そこにあるのに。
初めて入る店はいつでも緊張してしまう。
喫茶店も、美容院も、どんなお店なんだろうと
一瞬躊躇ってから、扉を開ける。
この美容院だったら、躊躇う「一瞬」はどれくらいになるかしら?
きっと、「一瞬」の範疇には入れまい。