世界がもし100人の村だったら、バングラデシュ・バージョン [2017年01月07日(Sat)]
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今年最初のpeace of peace
講師はNGO「ちぇれめいえproject」代表の渡部清花ちゃん。 http://cheremeie.wixsite.com/cheremeieproject 私の大好きなNPO法人ゆめ・まち・ねっとのたっちゃん&みっきいの娘さんです。 http://yumemachinet.web.fc2.com/ ワークショップ 「世界がもし100人の村だったら、バングラデシュ・バージョン」 地球上の人口がどんどん増えていること 食料やエネルギーの問題 アジアの人口が世界の60%であること 世界の人々はどんな割合でどのような人がいるのか?ワークを通して考える。 所得の多いのは誰?ゲーム。 同じ人数のチームに分けられたポテトチップの量は全く違う。 これもリアルでした。 世界がもし100人の村だったら 全体の5分の1の人が約80%の所得。 このワイングラスの構図。 富のある人たちには、分けてあげる余裕が十分にあります。 よい仕組みをつくり、富をちゃんと分け合うことができたら 世界に飢える人はなくなる。 何となく分かっていたようなことも、ワークを通してだとイメージしやすくなる。 他にも考えさせられること、気づきがいっぱいのお話でした。 貧しい国のガリガリに痩せている栄養失調。 裕福な国はお腹はいっぱいだけど栄養失調。 太っているけど健康じゃない。 これ日本にもありがちな問題だと思った。 文化の違いを知った時、優越感や劣等感を感じやすい。 しかし文化は比べるものではないこと。 さやかちゃんが大好きなバングラデシュ南東部のチッタゴン丘陵地帯。 そこで生きる少数民族の人々の暮らしには、私たちが失ってしまった豊かさが詰まっている。 一番衝撃的だったことは 「ありがとう」という言葉がないこと。 「ありがとう」とか感謝を表す言葉が私は好きです。 なのに 「ありがとう」がないって、どうゆうこと・・・? それは「ありがとう」が当たり前だから 古くなって家の一部が壊れたら、日本では建築屋さんに依頼してお金を支払って直してもらいます。 しかし村では、近所の人たちに伝えると、次のお休みの日に村の人たちが集まってきて、みんなで直します。そしてそのお宅の奥さんが美味しいお食事を用意し皆でいただきます。 お金のやり取りは発生しません。 「ありがとう」は当たり前。 美味しい食事を頂いたら「美味しいね」 家が治ったら「嬉しいね」「きれいだね」「すてきだね」 そんな言葉が「ありがとう」の代わりの表現となる。 なんかね、この豊かさ敵わないなぁ〜って思っちゃった。 知らない人でも大歓迎の国。 どの家も開け放たれ 少し外を歩くだけで「食べていきなさい、寄っていきなさい」と声をかけてくれる。 貧しいから風邪や下痢やお産で亡くなる人もいます。 でも「死にたい」と思う人はいないかもしれない。 知らない人がいたら逃げなさいと言う国。 隣の人が死んでも3か月誰も気付かない。 不登校、いじめ、虐待。 自殺者3万人 孤独死3万人 そんな今の日本を思うと どちらが可愛そうな国なんだろう? って思った。 でも、さやかちゃんの言う通り、 物質的に豊かになることで、失うことがたくさんあることを知り 何を大切にどう豊かになるかを、しっかり考えていくことが大切だと思った。 時計の針は戻せないかもしれない。 でも、各務原市で少し戻してみませんか? 自分たちの地域は自分たちでつくる。 地域の力 家族の力 コミュニティーの力 対話のある日常 そして人間らしさ 最後に伝えてくれた清花ちゃんの言葉。 まさに私の目指すものそのものでした。 私が「まなカフェ」で伝えている私の夢と同じ・・・ 市民と共につくるまちづくり 昭和の風景を取り戻したい まずは自分の生きるまち 各務原市をみんなで変えていきたいって改めて思いました。 清花ちゃん素敵なメッセージをいっぱいありがとう! |



