10月研修会の感想を共有いたします。
[2023年11月04日(Sat)]
10月研修会の感想について
秋が深まってきました。風邪などが流行っているところもありますが、いかがお過ごしでしょうか。
10月の研修会ではお二人の先生の授業を視聴し、それぞれ少人数のグループで意見交換させていただきました。終了後、参加者から次のご感想をいただきました。ブログへの投稿についてもご快諾いただきましたので、皆さまと共有できたらと思います。
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昨日の中川先生のお話には驚愕しました。私の学校も決して恵まれた社会的経済的背景ではありませんが、外国に繋がる子が6割、保護家庭が8割、220人の学校で特別支援学級が9クラス。想像を絶します。その中で中川先生が「学校が最後のセーフティネット」とおっしゃったときには涙が出そうになりました。これが公立学校の本当の役割だと思うのです。そう思ってくれる先生がいる学校に通うことができて、児童のみなさんだけでなく、保護者のみなさんも幸せなのだと思います。
他人に(もしかしたら家族にも)大切にされてこなかった人は、自己肯定感が低く、自分も相手も大切にすることが難しい。そういう人が多い集団では、すぐに小競り合いが始まり、罵声が飛び交う。経験上、そういう場面もあるのでは…と思っていたのですが、あの体育の授業は、ある意味衝撃的でした。どんなルーツであろうと、厳しい家庭環境であろうと、大切に育てられれば、他人を大切にすることができる。そういう学校づくりが本当にできるという事実を見せていただきました。先生方が本気で子どもたちに向き合い、寄り添い、理解しようとしていることが、あの授業からも感じられました。
自分たちと違う人を差別して、できない人を貶めて、「自己責任」という言葉で分断を放置してきた結果がいま、大きなひずみとなって社会に現れてきています。学校は子どもたちに何を教えるところなのか、何を考えさせるところなのか、何を経験させるところなのか、公教育の役割とは何なのか。あの授業から、そう問われているように感じます。
昨日の研修会に参加さえていただけたこと、貴重な授業を見せていただけたこと、本当に感謝申し上げます。まだまだ自分は甘い、と思いました。がんばります。
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ご参加いただいた皆さまからのご感想をお待ちしております。事務局あてにご連絡いただけると幸いです。



