11月例会開催について
[2016年10月22日(Sat)]
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10月例会の内容
10月例会は,牛久市立ひたち野うしく小学校の中村真弓先生の実践した,5年生理科の授業を視聴しました。この時間の目標は,植物(あさがお)の受粉について条件を整えて調べ,その過程や結果を記録することができる,というものでした。この目標が最後の振り返りにどう記載されたり話し合ったりするかという部分も興味がありました。 本時の課題(問題)は,「花粉はいつおしべからめしべに付くのだろうか。」でしたが,おしべがめしべの長さより長くなる時に,おしべのやくが開いて花粉ができめしべに花粉をこすりつけるように伸びるという様子は,観察が難しい(できない)部分であり,事実(現物)を細かく観察しながらの想像になるはずです。 それでも,中村先生が自分で作成した模型を使っての説明を熱心にする様子が,子どもの意欲を高めていると感心しました。また,このような場合,動画を使って最終確認をするということも効果的であると感じました。子どもは,自分が不思議だなと思ったことをどんどんつぶやくので,指導要領通りにとか教科書のとおりにでは,一人ひとりの学習が停滞するおそれもあります。子どもの疑問を拾っていくと学習がさらに広がり発展するので,私たち教師はより以上の知見を学んでないといけないのだと感じました。 貴重な実践を提供いただきありがとうございました。 授業実践2本目は,他県の小学校での実践でしたが,学校長のリーダーシップの下で,学び合う学びが一気に花開く姿が手に取るようにわかる授業でした。このビデオは6年生算数の授業で三角形や台形の中に折り曲げてできるある部分の角度を求める授業でしたが,教師の子どもの学びを見取る細やかさ,子どもが対話しながら学び合う様子が見事で,完成の域に達したような授業でした。このような授業ができるためには,教師の研究の深さと居方をしっかり理解しているということが重要だと思います。詳しい報告はまだできませんが,多くの先生方にぜひ見て欲しい授業でした。
10月例会案内
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