茨城・学びの会情報発信ブログ

８月２８日開催の夏のセミナーにつきましては，たくさんのご参加をいただいており，ありがとうございます。座席状況に何件かの問い合わせもきていますのでお知らせいたします。まだ，十分に空きがありますのでお誘い合わせのうえ，ぜひお申し込みください。

当初の予定を変更し，夏のセミナー案内と申込用紙をトップページにアップしました。固定座席数１００名分なので，人数に達した時点で募集を締め切ります。どうぞよろしくお願いします。

８月２８日（日）に，茨城県県南生涯学習センターで開催する予定の，夏のセミナーについては，現在案内を作成しているところです。計画では７月１９日（火）には案内を掲載する予定ですのでどうぞよろしくお願いします。　

７月３日　参加人数１４名　会員登録１名
夏のセミナーに向けての授業実践ＤＶＤを２本視聴しました。ひたち野うしく小学校（算数）と牛久南中学校（体育）の授業でしたが，それぞれに見応えのある授業で，４５分５０分があっという間に過ぎる感覚がありました。それほどおもしろい授業であったということですが，課題のない授業はないと言われる通り，視聴者は今後の授業づくりで注意していかなければならないことを学んだと思います。



牛久南中（２年体育：バスケットボール）
・授業デザインが工夫されていてゲーム的要素をふんだんに取り入れ５０分をフルに使った授業
・運動量も豊富で５ピリオドそれぞれに時間目標が設定され，生徒自身のの合図でコート４面を移動しながら活動している。作戦を考えるための話し合いも立ち話あり，座り込んでの相談あり，生徒が枠の中で主体的に行動する姿が，ワンランク上の学年を想起させた。
・学習活動のモラルも高く，誰一人外れない仲間関係ができているように見える。
・集団の統制が見事にできているし，それを窮屈に感じさせない生徒の姿がまたいい。
・整列のしかた，させ方等，教師のこだわりや指導力が随所に垣間見えた。
？男女別習の授業であるが，なぜ共修にしないのか。共修にすれば運動量や技能の向上は落ちるかも知れないが，逆に得るものも大きいはず。「学び合い」の授業でめざすものと，バスケットボールの技術向上をめざすのとでは，教育の意味合いが違ってくる。今回は後者を選択した授業だったと思う。
・男女別習だとＬＧＢＴ対応（特に，トランスジェンダー）に困難さがあるように思う。

ひたち野うしく小（１年算数：「９０円もっていましたが４０円使ってしまい，その後お父さんから１０円もらいました。お金は最初より何円少なくなりましたか。」）
・１年生の１０月から１１月の時期に，ペア学習が完成していることに驚きを隠せない。
・男女が互いに自分の考えや，わからなさを表出し合い，実に楽しげに対話し考えている。１年生のこの時期に，このレベルの問題を４５分間逸脱もせず，解き合っていることそのものがすごい。
・４０ー１０の式がある子どもが発言したが，教師はそれに飛びついてしまった。それ自体は悪いことではないと思うが，後が続かなかったこと，ほとんどの子どもは意味が分からなかったことが残念
・最初から分かってしまっていたペアがあったが，このペアは４５分をどう学んだのだろうか。学べていなかったのかも知れない。
・低学年の学び（ペア学習）の完成形と見ることもできるが，まだ質の高いペア学習は存在するだろうから，さらに研究と実践を継続していくことが後の教師のジャンプにつながる。