3月例会のお知らせ
[2016年02月12日(Fri)]
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2月例会内容
2月例会は10名での授業リフレクションでした。 常陸太田市立久米小学校の国語科授業実践を提供いただき,参加者同士で学び合いました。 学んだことを,ひたち野うしく小本橋先生が文章化してくれましたので紹介します。 2月の例会で学んだこと 今回は常陸太田市立久米小学校の5年生の国語の授業を見ました。全体的な雰囲気からは子供たちの人間関係の柔らかさが伝わってきて,4年生までの過ごし方が基盤にあって今に至っているのだろうと想像しました。 指導計画には国語科としての指導内容が詳細に準備され,授業者の先生の国語に関する専門性の高さに驚きました。国語の専門性を生かし,単元を貫く言語活動を大切にして授業づくりをしていることがよくわかりました。本時の学びでは,グループの導入によって救われている子供たちが多く見られました。また,一人一人が資料を用意していたのも学びが成立していた要因のひとつだったと思います。ここでひとつ心配されるのは,子供たちにとって情報が多すぎないかということです。発表(説明)までのプロセスがもう少し簡素になると子供たちがより取り組みやすいのではないかと思います。 もうひとつは,教科書の扱いです。第二次までの教科書を使った学びがどうであったか,本時の授業から遡って見てみたくなりました。また,第三次である本時に教科書はどのように関わっているのかについても,授業者の先生から直接伺いたいとも思いました。 発表や説明を計画する時には,子供に「相手意識」をもたせることが大切だと思います。本時の授業では,子供たちが別々のテーマについて聴き合うことを想定していました。友だちに対してどのような内容を取り上げ,それをどのように構成して説明するか,楽しみな題材だと思いました。国語が得意でも不得意でも,何とか支え合って学んでいる子供たちの姿が見られる授業でした。 私の勤務校では,国語の研究はまだまだ進んでいない状況です。今回提供された授業を見て,指導計画から資料の準備までとても参考になりました。この話題を学校に持ち帰って,国語の研究に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。 |