6月例会のお知らせ
[2015年05月22日(Fri)]
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5月例会報告(伊藤淳,森井先生)
![]() ![]() 5月例会報告 今回は,岩井第一小学校 田山亨子先生の算数の授業VTRを視聴してのリフレクションを行いました。単元は,6年生の「速さ」の学習です。一通り学習が終わったところでの,発展として実施されたものであり,最初から高い課題に挑戦するというものでした。子供達の「分からない」「困っている」という発表からスタートし,60分という長い時間をグループで話し合いながら,一生懸命学んでいる姿や,田山先生が,グループに入って指導するという場面がなく,終始,子供達を信じ,グループに任せている姿が印象的な授業でした。 本時のねらいは「速さを用いた日常生活の事象について,分かっている情報をもとに既習事項を活用し,根拠を明確にした課題解決ができる」という内容でした。岩井第一小学校は学校全体で学びの授業に取り組んで5年目になるそうです。昨年度の3学期の授業実践で,子どもたちの姿から学び合う姿が数多く見られました。 DVDを視聴して ・わからなさを出し合い,どんな方向性をもって問題を解いていけばよいか,永遠とグループで話し合う姿が印象的でした。 ・子どもたちの学びのルール,マナーがしっかり身についているなあと感じました。まるで中学生が学んでいるようでした。 ・難しい文章問題に時には,課題を把握させるためにいかに見通しをもたせることが大切かということを考えさせられました。 ・表現の共有の部分で友達の説明を聴いて,「この部分がかわらない。」いったことを話題に出し,さらに深く話し合うことの難しさを感じました。 リフレクションの中で話題になったこと ・今回の授業のような,高い課題に挑ませるときは,解決に向かうためのしっかりした足場を,教師がどのようにかけてあげるかが大切である。 ・「なぜ60という数を使うのか」「どうして4と3をたすのか」「なぜ比を使うのか」といったことが,しっかり共有できないと,こぼれ落ちてしまうグループが出てしまう。 ・ジャンプの課題にチャレンジするのはいいが,この段階でもまだ,速さ・道のり・時間の関係が身に付いていない児童も見受けられる。こぼれてしまった児童をどの段階でどこまで救って,ジャンプに挑ませるかも考えなければならない。 本日参加した先生方の中で,この問題の中でよくわからないところがありました。最後は額賀先生がホワイトボードを使って,説明を聴きながら参加者全員で納得するまで話し合いました。
5月例会案内
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