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茨城・学びの会情報発信ブログ

「茨城・学びの会」月例会の報告を中心に発信しています。明日の学校づくり・授業づくりのために,会員のみなさんや授業づくり・学校づくりに関心のある方からのコメント等をいただければと思います。


7月例会の内容は [2014年07月06日(Sun)]

今回は石岡市立東小学校の3年生理科(磁石の不思議を調べよう)の授業を視聴しました。柔らかい磁石をはさみで細かく切っていくと,S極とN極はどうなるのだろうかという内容でしたが,視聴後の意見は以下のようなものでした。

・磁石を細かく切っていっても,SNができるというねらいは達成できているが,なぜSN極ができるのかという問いは難し過ぎたのではないか。それを表現することは大人でも無理だろう。
・棒磁石の切り方もいろいろあっていい。斜め,横,縦,磁石を切っていったら磁力線はどうなるのだろうという問いもよかったかも知れない。
・後段のジャンプの課題は,授業者が子どもに分からせたいという思いが強かったように思える。それが最後の説明に走らせたのだろうか。
・どうしてSN極ができるのかという疑問がなかなか出なかった。教師が意図する疑問を無理に説明させるのは難しさがある。
・授業は活動に工夫がされていたので,時間がたつにつれてだんだんのってきた子が多くなった。(最初はどうなるかと心配したが)
・教材は4人に1セットだったが,活動に入れないで見ているだけの子もいた。関わり合いを考えれば2人に1セットが理想だろう。
・いわゆるジャンプの課題は,子どもの表情に「え〜,そんなのわかんないよ〜」という言葉も見えた。でも,よく話し合って考えようとしている姿があった。
・磁石がくっつく,離れるという言葉を,「引き合う」「退け合う」という理科言語に訂正指導をしながらの授業,教師の意識は低くはない。
・後半の部分を見ながら,黒板に貼った絵図の大切さがよく分かった。
・授業の終わりに向かって子どもの表情がどんどん良くなっていったことが,この授業のすばらしさではないか。そういう意味で,この難しいジャンプの課題は功を奏したと言っていいのではないか。

話題提供は,石岡市立東小学校の四宮先生からでした。

「あきらめる」学びの共同体という逆説的な意味合いで,それぞれの実践校が直面しているであろう問題を自分の学校を例にして話題提供しました。一部分修正を加えましたが,概要は以下の通りです。

学びの共同体としての学校づくりが小学校で大幅に停滞しているのはなぜなのか?

1学びの共同体としての学校づくりが「加速する」学校とは

1)校長の経営理念・哲学,リーダーシップ
2)実践にはまり,組織を引っ張る教師の存在(研究主任,教務主任等)
・こういう教員が少ない。40歳代がほとんどいない現状もある。
3)校長の後押しができる教頭,教務主任の存在
・校長とともに学ぼうとする教頭も数少ない。教頭があまりに多忙なのもいけない。
4)学年のメンバーをリードし指導できる学年主任の存在
・学年主任はベテラン教員が多いが,変われる人や本気になれる人は少ない。
5)謙虚に学び続ける教員の存在
・本を読むことができない。形だけの授業研修参加というニヒリズムの問題
6)従来の教育方法や授業方法に疑問をもてる教員の存在
・自分のやり方や実践に自信がありすぎる?
7)学級経営力の高い教員の存在
・小学校は対応が難しい子どもがどんどん増えている。

2学びの共同体としての学校づくりの「障壁」になるものとは

1)旧来型の授業観に縛られた教員の割合の多さ
・効率優先,30人まとめて一方的説明型授業,子どもにしゃべる隙を与えない。
2)社会人としての教員のあり方を躾けられていない教員の多さ
・服装のだらしなさ(ジャージ出勤が当たり前?)
・相手の顔を見ての挨拶ができない?
・粗野な言葉遣いでも平気?

3何が必要か

1)学校によって職員室文化が大きく違うのだから性急に変化を求めないこと。
・校長の「夢」だけで,「授業」だけでは学校は創れない。
2)個人の変化も組織の中でゆっくりと進む。急がしてはいけない。
・30人いればわからない教師,わかったふりをする教師もいるということ。
3)教師個々への校長の強制的な関わりは返って危険
・適度に授業をほめながら修正点を伝える。「雑談」「冗談」が大事
4)校長は自分の任期中に「完成」させようと焦らないこと。
・子どもの,先生方の学校であり,校長の学校ではない。
5)自然な流れで,無理をせず,一歩一歩進むこと。 
・文化として定着しなければ意味がない。
6)自分の置かれている学校現場の実態に添うこと。
・細々と。・勢いよく。・華々しくそれぞれ

いい意味での「あきらめ」をもたないと先生方も校長も苦しくなる一方である。
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