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茨城・学びの会情報発信ブログ

「茨城・学びの会」月例会の報告を中心に発信しています。明日の学校づくり・授業づくりのために,会員のみなさんや授業づくり・学校づくりに関心のある方からのコメント等をいただければと思います。


2月例会の開催について [2013年01月28日(Mon)]

2月17日(日)
茨城・学びの会例会を開催します。
以下,PDF案内です。



2月例会開催通知
第5回学びの共同体冬季研究会の報告 [2013年01月24日(Thu)]

1月12日・13日に伊東市のホテル聚楽で行われた学びの共同体研究会での,佐藤学先生の講演を,那珂二中の伊藤紳一郎先生がレポートしてくれました。内容はまさに圧巻です。

「子どもは一人で学ぶことができないわけではありません。しかし,協同で学ぶ方が,より多くのことを学ぶことができる。それを私たちは知っている。」
「4人グループや,コの字型といった,「方式」を取り入れるだけの取り組みは失敗する。入口として,「方式」から入るのは良いのだが,それを支える考え方,子どもの学びの見え方,省察の仕方を身に付けるということが伴っていかないと,1年は持っても,2年は続かない…「活動システム」というのは,わかりやすく言うと,理屈で,説教で動かすというよりも,そのシステムに皆が参加することによって,知らないうちに(無意識のうちに),民主主義を学び,学びの主人公を学び,学びの作法が身に付いてくるというシステムである。」
「学びの共同体は,学力向上につながる。その実証データを示せば,日本中の学校が“学びの共同体”を実施するのではないか?」という提案をする人がいるが,断じて「やるべきではない」と言える。事実,「学びの共同体」の学校改革は,ほとんどの学校において,学力を向上させている。そして,中には,100点のテストで各教科平均20点以上上げた学校もある。1年間で,窓ガラスが800枚以上割られた学校が,半年もせずに1枚も割られることがなくなった例もある。こういったことがなぜ起こるのか? そのことを問うことの方がより重要である。「学びの共同体」を進めていく上で,もちろん,学力の向上は1つの成果であるが,「学力の向上」をするから「学びの共同体」を実践しているとは思えない。「他の何か」を追求しているからだと思う。それが“何なのか”を答えることは非常に難しい。言葉ではなかなか言い尽くせない。しかし,その“何か”に確信をもち,その“何か”を求めて実践していると思う。このことを忘れたくない。」
「各学校の研究主題を見ると,皆「学び合い」。小学校・中学校・高校もそうである。しかし,必ずしも成果を収めているとは限らない。「“学び合い”をすればいい」というものではない。問題は,「どのような“学び合い”が求められているのか・必要なのか」を考えなければいけない。そうでなければ,「空回り」で終わってしまう。」
「自力解決から始まる授業はどこかおかしい。まず個人学習,自力解決からグループ学習という授業がよくあります。たくさんの授業記録ビデオがあるが,自力解決の5分間,10分間で,できる子は10秒でできるが,できない子が5分,10分考えてできたことを見たことがない。5分,10分,じっと固まったまま。教師は,自力解決にこだわる。なぜか?教師は,人に頼ることを嫌う。「また人の見て!」,「また人に頼って!」と。一人でやるのが良い学びだと考えている。しかし,これは大きな間違い。「依存からしか自立は生まれません」,「模倣からしか学びは生まれません」。じっとしているよりも,写している方がはるかに学んでいる。もう1つは,自分の意見をもった方が話しやすいと考えている。善意から来ている。しかし,ここにも大きな間違いがある。「話し合いと学び合いは違う」からだ。「話し合い」が活発な授業には「学び」がない。ハイ,ハイとよく手が挙がる授業にも学びはない。グループで,話し合いが活発なグループにも学びがない。教師は騙される。なぜ,話し合いが活発だと学びがないのか? 話し合いが活発なのは,「わかっていること」を発表しているから。だから活発になる。だけど,「学び」というのは,未知の世界への挑戦です。既知の世界から未知の世界に向かって行く旅です。そうすると,未知の世界に向かって行くときには,活発になりようがない。わかっていることを言い合っているから活発になっているのです。ですから,「学び」の大きな特徴は,「つぶやき」です。ぼそぼそという「これ,どういうこと?」,「なんでそうなるの?」,「わからない,それ,どういうこと?」というようなことが広がる教室は,学び上手な教室です。ですから,「話し合い」と「学び合い」は違うのです。むしろ,「学び合い」に必要なのは,「話し合い」よりも「聴き合い」です。「聴き合う関係」こそが「学び」をつくる。」

等々,実践的に研究を進めている学校であっても,振り返りをしなければいけないような言葉が並んでいます。以下,PDFでご覧ください。

なお,佐藤学先生の講演用プレゼンテーションは「学びの共同体研究会」のHPに掲載されています。



第5回学びの共同体冬季研究会講演(佐藤学先生)


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