東京都の山奥で森のデザイナーに会う [2007年08月21日(Tue)]
1泊2日で森林整備研修に行ってきました。
今回初めて、同期6人そろっての泊り込み合宿です そしてそこで森のデザイナーにお会いしてきました。 東京都唯一の林業家である田中惣次さんです。 ご自身のの所有する「遊学の森」にて、間伐、下草刈りなど貴重な経験をさせていただきました。 ロープを木にかけて切込みを入れて、引っ張って高い高い木を数本倒すことによって、もっと多くの光が森にさしこんでくるのです。 大きな木が倒れた瞬間、周りがぱっと明るくなる様子はなかなか圧巻でした 田中さんは、林業とは「単純作業だが単調ではない」ということをおっしゃていましたがまさにその通りで、森を育てるためにするべきことは決まっているのに、そのときの森の状況や天候などを見極めて、アプローチを変える必要があるのだそうです。 また、日本の森をどのように整備していきたいか、森を使って温暖化などの問題解決にどのように貢献していきたいかなど、ご自身のお考えを語っていただきました。 森をデザインするってそういうことなんですね。深い。 遊学の森は、近代的な道具ではなく、全て伝統的な道具を使った方法で田中さんの手によって整備されている手作りの森です。 単調ではない作業だからこそ、このように熱意を持って取り組む田中さんのような林業家が国内で育っていくことが大切なのだと感じました。 私たち新人職員6人も、皆で協力してごはんを作ったり片付けたり森での作業をこなしたりしたことでさらに仲良しになれたのでは 楽しい経験でした |
Posted by
田中麻紀子
at 16:18