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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


らくがき農園 [2007年04月30日(Mon)]
2004年はとにかく災害の多い年だった。新潟豪雨水害に始まり最後はまた新潟に戻って中越地震。後で振り返ったらあの年は90日間被災地にいたようだった。当然多くの災害ボランティアの皆さんとも一緒になる事が多かった。中でも災害救援活動を積極的に行っている大学生を中心としたNPO団体「IVUSA」の皆さんともよく一緒に活動させていただいた。昨日あることろで、その時の学生幹部だった田村さんとその一年後輩の小早川さんと再会することができた。二人とも今はりっぱな社会人だ。

実は二人は偶然にもわたしの近くで友人から畑を借りて野菜を作っているという。その友人の斉藤さんも以前に中越の復興支援活動に応援をいただいたことがある。今日はその農園で作業を行うというので、飛び入り参加させていただいた。

横浜の中でも都筑区はまだまだこのような田園風景を多く見ることができる地域です。かなりの面積を借りていますがまだまだ使い切れていません。

今日は念願の看板の設置も。畑の近くの近藤さん宅の可愛いちびっこたちもお手伝い。らくがき農園と命名。落書きのように好き勝手に野菜を植えていることにちなんでか???

完成した看板を囲んでハイポーズ!

これまで災害被災地でしか会うことのなかった仲間との農作業は楽しい。きゅうり・茄子・かぼちゃ・おおば・パセリ・にんじん・キャベツ・かぼちゃ・唐辛子などなどが「らくがき農園」の作物です。
斎藤さん(左)小早川さん(中)田村さん(右)、そして近藤さんちのちびっ子三姉妹。

なんと斉藤さんちのペットは豚くん。近寄るとブヒーブヒーと威嚇してくる。番犬ならぬ番豚。
夕張の光に [2007年04月30日(Mon)]
日本の知的障害福祉の父といわれる故糸賀一雄氏が残された言葉に「この子らを世の光に」がある。この言葉は障害福祉に携わる人なら誰でも一度は聞いたことがあるあまりにも有名が言葉。「この子らに世の光を」という(障害児は)恵まれない人だから手を差し延べてあげよう的な、篤志家や財閥の慈善活動からスタートしたのが日本の近代福祉。それに対し、それは全くの間違いであると言うことをこの言葉を使って伝えたのです。障害を克服して生きていこうとする彼らの姿こそが世に光をあてているんだと。

さまざまな行政サービスが削られ、住民の負担が膨らむなかで夕張を去った人たちは沢山いる。でも障害者にはそのような選択肢はない。中にはその家族が夕張から出て行かれた方もいる。いま夕張に残った方々の多くは夕張を立ち直らせようと頑張る人たち。そしてなにより夕張が好きな人たち・・・・。

そんな夕張で、冬は老人世帯の雪かき、春には町の清掃活動、そして自分達が作った野菜を地域の人に・・・・。障害をもった人たちが正に夕張に光をあてている。

黄金週間の初日、多くの人が休日を楽しんでいる中、清水沢学園の皆さんによる清掃活動が行われました拍手
若者が街の景色になること [2007年04月29日(Sun)]
過疎地を元気にすることの一つの方法は?
これまで福祉や環境、街づくりなどの事業に取り組んできた中で、実感し確信できたことがある。それは中越地震の被災地復興でも確信できた。「若者の動く姿が街の景色」になっていくこと。
夕張の福祉や街づくり支援のために、夕張にあらたな拠点を構え支援活動を行おうとしているNPO。それが「当別町青少年活動センターゆうゆう24」さんです。夕張の帰りに当別町にある「ゆうゆう24」さんを訪ねさせていただきました。当別の活動拠点「にょきにょき」を見て、改めてこの若者達なら夕張を元気に出来ると実感しました。

8月には「ゆうゆう24」が中心となって道内若手の福祉関係者が夕張に集結し、フォーラムが開催される予定です。
夕張に若者が自由に使える空間があって、行政には考えもつかない自由な発想で、理屈ではない若者らしいユニークな発想で、書生論でもいい、前例に拘らない自由な発想で・・・・・夕張の再生の担い手として自由闊達に活躍する姿が目に浮かびます。
そしてなにより、中越被災地で活動している地元長岡の大学生や遠く関西方面から中越に通う学生達とゆうゆう24の若者に同じ”顔と匂い”を感じました。


専門家、コンサルタント、アドバイザー、学者、研究者・・・・と言われる人たちが夕張の金に群がりそして353億の負債をつくった人たちということを絶対に忘れないで欲しい。そしてその方たちは誰一人として今の夕張には居ません。

参考:みんなが集える活動拠点
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下の画像は本文とは関係ありません。が、美味しいです!北海道のおみやげにどうぞ!
続続・北のDr.コトー [2007年04月28日(Sat)]
今回の夕張訪問で、これからの夕張の医療を支えていかれる村上智彦医師のお話をお聞きする機会をいただいた。その中で、先生は救急車が患者さんを搬送して救命する確率に触れ、過疎そして地域医療での救急救命は住民ひとり一人が心肺蘇生技術を身につけることと強くおっしゃっておりました。都市部では人が集る駅やホテル、ショッピングセンターやオフィスビルなど多くのところにAED(自動対外式除細動機器)が備え付けてある。
これから移送系NPOの協力をいただきならが、夕張で実施する運転ボランティアの育成にあわせ心肺蘇生技術の講習会も行っていくつもりです。
先生は夕張の医療が過疎高齢地域のモデルとなるよう、住民と向き合い、そしてさまざまな取り組みを実践していくと熱くお話されていました。
また先生は、病院を生き残らせるために断腸の思いで人工透析治療を無くした事。そして私たちがお手伝いさせていただいた透析患者さん移送のための車両整備に対してお礼をおっしゃってくれました。

キラキラ夕張の春のスライドショーをどうぞキラキラ
音符よければBGMもどうぞ音符

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私たちのビルにもAEDが備え付けてあります。勿論私たちも「救命技能認定」講習(東京消防庁)もしっかり受けています。

ビルの周りは花でいっぱいです

実はこのAEDも人を楽しませてくれる沢山のお花もビルを管理しているBMCさんの社会貢献活動の一環で行われています(拍手と感謝)
こんな時でも思いやる心 [2007年04月28日(Sat)]
能登半島地震被災地に向かうとき夕張市社会福祉協議会さんから連絡があった。気をつけてくださいという励ましと、被災者のために募金を呼びかけたいと。
これまで無料だった老人福祉会館は4月から有料となった。年金暮らしの高齢者には1日300円は安い値段ではないと思う。それでも能登の被災地を思いやる優しさに嬉しさを感じました。


この掲示の下の募金箱には夕張の沢山の”やさしさ”が詰まっていました。今回の夕張訪問で最もこころに残る夕張でした

◆おまけ:
山親父も目をさまし夕張界隈をうろうろ?自然が夕張の本当の財産だと感じるひとコマ。おみやげグッズ以外で「熊出没注意」を見るのは初めてでした。

夕張支援タスクでいつもお手伝いいただく北の仲間、桃ちゃん(上中)とその仲間たち。後ろは大草原にぽつんと一軒、ログハウスのユースホステルです。

清水沢学園の宝物 
GLAYのTERUさんからの手作りプレゼント”さをり織り工房レラの看板”
廃校利用(その2) [2007年04月27日(Fri)]
石狩の当別町で廃校になった中学校が防災拠点として活用されています。災害ネットワーク北海道が運営する「当別町災害防災備蓄センター」です。
普段は防災に関する勉強会やさまざまなイベントを企画・運営しています

2年前に廃校になった当別町中小屋中学校

今は防災拠点として活用されている

大量炊き出し用の大釜

寝具も十分なほどあり、青少年の合宿などにも使われている

おまけ:
災害ネットの支援者が所有するユニックダンプ(始めて見ました)

近くにはひなびた雰囲気のある温泉もありました
廃校利用(その1) [2007年04月27日(Fri)]
昨日は北広島でスタッフと別れ、石狩へ。

石狩郡当別町の旧高岡小学校。
障害者のための施設「当別・高岡アクティビティーセンター」に生まれ変わりました。

外観は昔のままのふるさとの小学校

施設長の澁谷さん(右)と支援部長の村山さん(左)

改修後の内部

学校のあの”ぼっとん便所”もこのとおり

利用者の皆さんが作る授産製品のつけもの

障害者の自立を目的に、園芸・農作業・漬け物などの食品加工の仕事を通じた就労トレーニングの場として活用されています。その漬け物の指導は北海道の漬け物名人といわれている新見愛子さん(赤井川村・お漬け物店長)の技術指導によるものです。
夕張の元気はやっぱり元気でした! [2007年04月26日(Thu)]
夕張と夕張応援団の仲間はみんなやっぱり熱く元気!

福祉車両を使った移送展開と拠点整備の話をされる夕張市社協の横川さん

今回も沢山の情報交換ができた清水沢学園の皆様とその応援団

さをり織りのプレゼントに驚きの村上先生
後ろの看板はGLAYのTERUさんがプレゼントしてくれたさをり織り工房の「レラ」の看板

夕張へ利用者さんと一泊旅行に来られた札幌の仲間たちと偶然に出くわす。そして一緒に記念撮影。麻耶ちゃん、ホラホラカメラ見て!

黄金週間を前に準備万端のワンとニャー循環バス

村上先生にはさをり織りを芸術として評価をいただき、今はとても殺風景な病院の入り口付近に飾っていただくことの検討を約束いただきました。

キラキラ夕張の春の画像をどうぞ!キラキラ
お地蔵様の復旧活動 [2007年04月26日(Thu)]

チーム絆埼玉のコーゼンさんから能登穴水町のお地蔵さんの復旧状況の画像が送られてきました。天候に恵まれず活動も思うように捗らず苦労しているようです。
それでも見事に復旧されています。
本当にお疲れ様です。

春を待ちわびた夕張(その2) [2007年04月26日(Thu)]
シューパロ湖の湖面、夏のカヌーイベントの水面ロケハン


雪解け水で流れも速い夕張川

昭和の景色、ラッセル車と客車。懐かしさも夕張の財産だ

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