1.17の神戸へ
[2007年01月16日(Tue)]
捨てられないモノ
水は人間が生きるうえで最も大切なもの。山登りに親しんでいた若かりし頃、命の水のために安物のポリタンクから、奮発して買った憧れのマルキルのメタルの水筒。30年以上苦楽を共にしてきた相棒。美味しい山の水を持ち帰ったり、厳冬のテントの中で湯を入れ湯タンポとして暖をとったことも。
被災現場では家族が大切にしてきた沢山の思い出のモノと別れなければならないことがある。他人が見て時代遅れで不要と感じるものでも家族にとっては宝物。そんな気持ちを大切に被災地に立ちたい。 ベコベコに凹んでも捨てられない大切な山の道具 ----------------------------------------------------- 芒種庵のオープニングの画像が下記サイトでご覧になれます 地震から二年、悲しみを乗り越えた笑顔をどうぞ! 芒種庵を創る会の芒種庵写真館
無線機について
被災地でのボランティア活動を効率よく行うために無線機を使用することがあります。携帯電話の普及によりボランティア同士のコミュニケーションは著しく進展しましたが、経費面はもとより情報の共有化などにおいて無線機は極めて有効なツールです。しかし、通常無線機の取扱については特定小電力(出力10mW以下)以外は免許が必要です。
安全に、かつ広範囲で機動力を駆使した活動では無線機は欠かせななく、大規模災害時には無線通信業務を専門とする公益法人である「日本移動通信システム協会(JAMTA)」さんに、電波を管理する当局との手続きから機材(モトローラ社)の貸与まで全てを無償でご協力いただいております。 JAMTAさんの持つ中継制御局を使ったJSMRシステムは被災エリアが広域も対応が可能で多くの被災地で活用させていただいきました。 災害発生とほぼ同時に動いていただく心強いパートナーです。 災害VCにて使用中のJAMTAさんの無線システム ------------------------------------------------------ チーム絆&あかつきVNのコラボ 会話のいらない以心伝心な奴ら!
続続・12年前の神戸
いまや「被災地にIVUSA(国際ボランティア学生協会)あり」といわれるほど災害現場における学生ボランティアチームの常連ですが、そのルーツは津波で大被害のあった奥尻島での救援活動。もちろん阪神大震災においても大型避難所や物資集積場など様々なところで頑張っていました。
阪神大震災でのIVUSAさん、12年前の貴重な写真 三木市の物資センターから神戸の避難所へ、何度も大渋滞の中を物資輸送に奔走 昼夜三交代で!東灘の本所中学校で活動するIVUSAさん その時、リーダーは「私たちはセンパクさんに応援いただいている分、他のボランティアより頑張るのは当然なんです!」と言ってくれました(涙) 当時はお揃いのウェアやキャップもなく、目印は「青のバンダナ」 昨年夏の長野豪雨のIVUSAさんです。 12年前の先輩達の災害に対する熱き思いや、その哲学が今日まで脈々と引き継がれています これが12年前、IVUSAさんが仲間の識別にしたバンダナなんです 本所中学校でこのバンダナを首や手に巻いた姿のIVUSAさんを見た時、感激で涙がチョチョギレそうでした この10年を越える長年の功績が評価され、昨年防災功労者として内閣総理大臣から表彰を受けられました その知らせを聞いた時、神戸時代のIVUSAを思い出し、自分の事のように嬉しかったのを思い出します。 ----------------------------------------------------- 12年前の神戸 アルバムはこちらをクリック!
続・12年前の神戸
12年前の神戸
12年目の神戸
阪神・淡路大震災から12年、犠牲になった方々6400余名。AMDA、ピースボート、YMCA、YWCA、被災地を応援する市民の会、神戸元気村、東灘助け合いネットワーク、ユーアイアソシエーション、西宮助け合いネットワーク、すたーと長田、曹洞宗国際ボランティア会、ひまわり、1・2ドリーム、ちびくろ救援ぐるうぷ、A−YAN、地元NGO連絡会、ポコアポコ、拓人、シティライト、そして神戸、阪神高齢者障害者ネットワーク、ゆいまーる神戸、阪神大震災子どもを助ける会、がんばろう神戸、プロジェクト結ふ、被災地動物レスキュー、ハビー、灘ボランティア、震災から学ぶボランティアネットの会、ハートネットふくしま、とちぎVネット、NVN・・・・
95年4月まで300を超える様々なグループが阪神地区で活動していたように記憶しています。震災に関わった延べ130万人のボランティアは神戸に残って、地元に帰って、新天地で、あの時の経験を踏み台にして毎日をおくっているのでしょう。 来週、伊丹昆陽池公園、神戸市長田区御蔵菅原地区、三宮東遊園地を訪ね、当時を偲び手をあわせたいと思います。どこかでお会いしましょう! ◇東遊園地:1・17希望の灯 ◇昆陽池:ユー・アイアソシエーション ◇長田区:まちコミュニケーション ------------------------------------------------------ チーム絆お弁当タイム 会話のいらない以心伝心な奴ら! ↑あれから12年、俺達も白いものが目立ってきましたね!
災害VCでの地図
被災地で地図はとても重要なアイテムです。
水害などで臨時に災害ボランティアセンターを設置する場合、VCに掲示する地図のサイズは、私は1/10000と1/2500の二種類を用意していただいています。最近はコンピューターで行政の建築課などで簡単に出力できたりします。 1/10000は被災した地域全体の概念を持っていただくに都合の良いサイズです。床上浸水と床下浸水を色分けして使うと被災状況把握がよくできます。ボランティア自信が自分の活動場所がどの程度の被害のあったところかを認識することはとても大切なことです。特に活動中も雨が続いている場合には緊急に避難できる安全な場所を知っておくことも重要です。 1/2500は個々の住宅まで確認できるサイズです。ボランティアが作業を行う方角や道順なども把握することができます。ローラー作戦時の塗りつぶし用マップにも丁度いい大きさです。 被災場所が広範囲な場合は分割して。土地勘がなくてもわかり易い工夫を。道路や河川を色分けするとさらに見やすい! コンパネに貼り、ビニールなどでカバーすれば上からもいろいろ書けて便利!ビニールは農業用の苗床ビニールもなかなかです。 現場に出れないVCスタッフや、初めて被災地に来たボランティアのために被災状況の写真の掲示なども大切! おまけ: 会議が無駄に長くならないようにか、立ったままのミーティングもアイデア! チーム絆 鎖鋸隊 会話がなくても以心伝心な奴ら!
除雪のノウハウ
爆弾低気圧によるこの週末の大寒波であちらこちらで雪の事故も報じられていますが、災害現場で頼りになる仲間、地域の防災力アップにも熱心な米沢藩のジャッキーさんが、雪国で培った除雪に関するノウハウをわかり易くサイトにまとめておりますのでご紹介します。氷雪工学の専門家も推薦する優れものです。是非ご参考にしてください。
除雪ボランティア入門 http://blogs.yahoo.co.jp/kateinobousai2/ 今年もこんな冬になるのでしょうか? チーム絆 雪掘り隊 会話がなくても以心伝心な奴ら!
備えあれば・・・
被災地での活動スタイルと個人装備です
ヘルメット、タオル、皮手袋、手甲、数珠、プロテクティブズボン、安全ブーツ、水筒、手斧、鳶口、手鋸、番線カッター、チェーンソー、チェーンソー目立てキット(レンチ・ヤスリ、バイス、ゲージ等)、混合油&オイルのコンビ缶、ファーストエイドキットなど ↑※半袖は不適 -------------------------------------------------------- ◆愛用のハスクバーナの手斧 小ぶりながらハンマーとしてもインパクト十分 ◆パワフルなハスクバーナ346XP(45cc) 18インチ(44cm)RT0.325 72コマ ◆便利な混合油&チェーンオイルのコンビ缶 満タンになったら出なくなるノズルは優れもの チーム絆 重機隊 会話がなくても以心伝心な奴ら |