一つのくぎり
[2006年03月23日(Thu)]
間もなく出発!
被災地にこだわり続けて
中越地震が起きた時、台風23号の被災地にいた。中越でのボランティア救援活動の状況が救援に向かったボランティアの方々携帯に何度と無く入ってくる。夜になって食事をしていた食堂のテレビに小千谷市の避難所でインタビューを受ける黒田裕子さんが映し出されていた。やっぱり新潟に行ったか!「黒田さん頑張れよ!」と念じながらテレビにかじりついた事が思い出される。
阪神淡路大震災を切っ掛けに誕生した災害ボランティアの全国ネット「震災がつなぐ全国ネットワーク」。阪神以後もほぼ毎年のように大規模災害が起きている。その場その場で中心的な役割を果たしてきた「震つな」。村井雅清さんの力なくしてこの組織の誕生・活動はなかっただろう。国内外を問わず被災地を駆けずり回る日々。 震災直後、新開地にある障害者自立支援団体を訪ねた。えらいこっちゃ!といいながら全国の障害者系団体にファックスを送り続けている男がいた。震災を切っ掛けに多くの障害者が法律の制度の隙間に入り込み様々な問題が噴出した。震災前も後もひたすら障害者の自立のために淡々と活動している凄い人、大賀重太郎さん。 この三人が被災地にこだわり11年間活動してきたその行動の哲学が「ボランティアが社会を変える」という一冊の本になりました。 序章は柳田邦男氏、解説は似田貝香門氏。 -------------------------------------------------- 著者/訳者名 柳田 邦男 他著 黒田 裕子 他著 出版社名 関西看護出版 (ISBN:4-906438-78-4) 価格 1,680円(税込)
よろしく!
前略、小牧さん
レイテ島地滑り災害【3】
阪神大震災が起きた1995年の5月、ロシアサハリン州にてM7.6の大規模な地震がありました。北部の町ネフチェゴルスクは壊滅的な打撃を受け、生存の可能性が無くなった時点で以前の町は巨大な墓地となり、生存者はそのまま移転を余儀なくされました。
今回レイテ島で起きた大地滑り災害も数千名が生き埋めになり、救助の甲斐なく捜索は打ち切りとなったようです。自然の力の前に人間の無力さを感じてしまう両災害だったように感じます。被災地では生存者・ボランティア・外国からの救助隊などによって追悼のミサが執り行われました。(HS神戸吉村さんからの現地報告) だたし今回の地滑り災害は異常気象と違法伐採が原因。どちらも人間のしでかした行為から発生したもの。そのシワ寄せが途上国などに復興できないほどのダメージを与えてしまっている。そのことを考えると原因を生んでいる先進国の一員として心が痛まずにいられません。 被災地になびくフィリピン国旗と土砂と闘ったスコップの柄に巻きつけれた 吉村さん愛用のバンダナ! お疲れ様でした。気をつけて帰国を!
レイテ島地滑り災害【2】
フィリピンレイテ島の巨大地滑り災害の被災地に入っているHS神戸の吉村さんから国際電話が入りました。相変わらず元気ご活躍の様子に安心しました。 数千人が生き埋めになるほどの災害にも関らず、フィリピン国内でもクーデター騒ぎなどで地滑り災害がニュースになることも少ないようです。 下記のサイトに吉村さんからの災害の状況報告が詳細にアップされています。 レイテ島からの最新レポート: http://spaces.msn.com/chikyunikki/ |