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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


私はピアノ [2005年11月17日(Thu)]
昨年秋、もっとも広域的に被害を残した台風23号。兵庫県出石町では町内を流れる出石川が決壊し、決壊箇所のすぐそばの鳥居地区では大きな被害がありました。想像を超えた濁流は家々を襲い、外壁をぶち破って流れ出たグランドピアノが数百メートルも離れた墓地のそばまで流れていきました。大切にしていた、家族の思い出も沢山詰まったピアノだったと思います。

持ち主を探し許可をいただいて、ウインチ付の四輪駆動車で駆けつけてくれた災害の熟練集団広島RBの對馬さん、レスキューハートストック瀬戸内の梶原さん&Jrの皆さんによって畑から道路際に引き寄せれ処分させていただきました。
広島RBとRHS瀬戸内の皆さんには出石町ではやっかいな作業を沢山こなして頂きありがとうございました。熟練された技術に敬服しました。


災害は大切な思い出までも奪ってしまいます。
見義不為無勇也 [2005年11月16日(Wed)]
VOLUNTEER=意味を調べると志願兵・義勇兵ともある。義勇=VOLUNTEER、義勇の語源は論語「見不為無也(義を見て為さざるは勇なき也)といわれる。

その意味は、人としての道理を曲げてまで、やるべき事をしないのは本当の勇気がないからだ、ということ。また、正しいと知っていながらしないのは、勇気がない証拠である、ということ。

災害に駆けつけるボランティア。よく人は災害ボランティア活動をするひとに「なぜ」という疑問を投げかけることもあるが、理由は人それぞれ様々だろうが、「見義不為無勇也」にその答えの一つを見ることができる。

水害とゴミ問題 [2005年11月15日(Tue)]
今の電気製品はほとんどの物がコンピューターで制御されています。ですからちょっと水につかっただけで壊れてしまいます。かといって部品を交換するための工賃(人件費)は高い。その結果新しいものを買ってしまう。水害が起きるとゴミの処理が問題になる。そのゴミの山を見ながらいつも思うのは、ほんのちょっと水に浸かっただけで・・・限られた資源をこんなかたちで無駄にしてよいのだろうかと。

また災害は生活基盤の強弱が顕著に現れます。水害直後にもう新しい冷蔵庫や洗濯機を運び入れている人、水に浸かった汚れた米を洗って食べている人、濡れた布団に寝ている人。普段は地域の中で見ぬふりをしてフタをしている問題が災害が起きると噴だす。

昭和30年代、物がなく誰もが貧しかったが、人と人との温かみがとても豊かだったような気がする。どちらの時代に生まれた子どもが幸せかはわかりませんが、いまの子どもたちは大人になるまでに、普段の生活の中で感動に出会うことがどれだけあるのだろうか。いま上演中の映画ALWAYS三丁目の夕日、お奨めです。
そして災害ボランティア活動は涙と感動に出会えます。


昨年の台風16号による高潮水害で家庭から出された冷蔵庫の山
中には当然便乗ゴミも!怒
待ちわびるその日 [2005年11月14日(Mon)]
二年前に椎茸の菌をホームセンターで買ってきて作ったホダ木からようやく椎茸が出てきました。長く待ちわびたこの日悲しいおまえはよく頑張って出て来たな!拍手と言うのが今の気持ち。なんか愛おしく食べるのがもったいない。記念すべき第一号の椎茸君だから名前でもつけてやりたいとも思うがそうすると食べにくいし・・・・。もう少し太らせてから頂こうか・・・。
中越地震被災地でも避難地区では主人を待つホダ木達を沢山見かけました。「もうじき帰るから待ってろよ!」


関越道でお馴染みのドクターモり製の菌から質のよいドンコが生まれました。
んふふドキドキ小しめしめ料理
災害V円卓会議 [2005年11月13日(Sun)]
大震災から10年を経た神戸で、災害に強い街づくりなどをテーマにした集いがありました。そのプログラムの中に災害ボランティアに関する円卓会議があり出席してきました。昨年あちらこちらの被災地で一緒だった沢山の災害ボランティアの皆さんともお会いでき、災害現場以外での再会を喜び合いました。

ボランティア元年といわれた阪神大震災から10年を過ぎ、東海・東南海・南海の大地震にも大活躍ができるよう、災害ボランティアの役割も、もう一段高いステージに上れる環境を早急に整えなければならないと感じています。

◇円卓会議メンバー:
中越復興会議(新潟)、RSY(名古屋)、日本財団(東京)、全社協(東京)、SVA(東京)、時事通信(東京)、ふくい災害Vネット(福井)、京大経済研(京都)、オールとちぎ(栃木)、被災地恊働C(神戸)、大分県社協(大分)


イベントに華をそえてくれた地元神戸の高校生による見事な中国獅子舞
真の復興とは [2005年11月12日(Sat)]
10年の歳月を経て、すべてが復興ように見える神戸ですが、一本路地を入るとまだまだ空き地が目立ちます。災害復興の難しさ、複雑さを感じます。そんな中で、もっとも被害の大きかった長田区御菅地区では街の再生に市民が大きく参画した街づくりが実現しました。そのことに大きく貢献を果たしたのがNPO「まちコミュニケーション」です。地元の事業者、大学の先生、多くのボランティアなどが中心となって運営されています。いまだに中越被災地に積極的に関わっていただいている仲間ののぶさんもこのNPOの設立当初からの中核メンバーです。都市と中山間地の違いはあれど、神戸で生まれた知恵を中越でもいかせれば・・・。


路地裏はどこも空き地が目立つ神戸市
神戸、そして新潟 [2005年11月11日(Fri)]
あれから10年を経た神戸。いま神戸にいて、あの時は多くのビルが傾き平行感覚が麻痺してしまいそうな景色の中にいたのを思い出します。災害ボランティアに関わるようになった原点がこの神戸の街。あの大震災は多くの犠牲と引き換えに私たちに多くの教訓を残してくれました。

そして新潟。ちょうど10年後に起きた中越大地震。超過密大都市と超過疎化が進む中山間地の村を襲った大災害。神戸の仮設住宅は超高齢社会の前倒ししたような街でした。長年かかって作られたコミュニティを全く無視し、行政側の論理で被災者の住む仮設住宅が決められていきました。その結果、孤独死ということばが新聞で頻繁に使われるようになりました。これを阻止する側のボランティアも様々なプログラムを発案し活動していました。

新潟ではコミュニティの維持を最優先とし、集落を分割しないよう土地が無い場合には学校の校庭にも仮設住宅が建られています。今回の中越地震では神戸の失敗から学習し活かされたたことが数多くあります。一方で再び繰り返された事があるのも事実です。

中越地震での復興プロセスが次の大災害の道しるべになれるよう祈りたいものです。


震災前も後も、美しい国際都市が神戸のイメージですが・・・・
五つの鍵(最終回) [2005年11月10日(Thu)]
ボランティア活動のための五つの鍵、最終回〓

[5] 新しい創造の先駆けを

多元的な価値観が共存する社会をより良くしてゆこうとするためには、市民自身による様々な活動が必要であろう。それは与えられるものではなく自ら作り出すべきものでなければならない。時には新しい創造の先駆けとなるつもりであったものが、もくろみがはずれ失敗することもあろう。

しかし、失敗は学習であり、同じ失敗を繰り返すことをしてはならないが、失敗することを恐れてはならない。失敗を学習することによって自己変革を可能にするような厳しい自己評価のやり方を身につけ、ボランティア活動を新しい創造の先駆けと自覚することを期待したい。〈完〉拍手

被災地で救援活動する災害ボランティアにもある意味通じる五つの鍵であると考えます。なにかのヒント電球になれば!

今回、スパイダーマン氏はお休みをいただいています。ZZZ
代わりに目の覚めるような朝日をお届けします朝日

 朝の訪れない夜はない。バカヤロー!怒アッそれは夕日にでしたね困った
動き出しました! [2005年11月09日(Wed)]
私たちが中越地震の救援活動で最も深く関わらせていただいている集落。そこはいまだ全戸避難が解けない小千谷市塩谷地区。この集落の被災者らが古民家の保存を切っ掛けに復興に向けて大きく前進をはじめました。その活動資金の捻出にと「絆Tシャツ」の販売がスタートしました。
その皆さんの思いを紹介させていただきます。

 中越大震災。あの日から1年が経ち、小千谷市塩谷地区に生きてきた私たちは多くの課題に直面しております。地震の爪痕、進む過疎、癒えない傷・・・。
 しかし、復興にむけて力を出し合い、再び強まった絆と、支援活動を通じて生まれた県内外のボランティアとの出会いを今後も活かし続けたいと願い、その思いが新しいコミュニティを育む場所として、全壊のかやぶき屋根の住居が「芒種庵」として生まれ変わろうしています。
 移転する住民もボランティアを通じて親交を深めた人たちも、塩谷に来たらふらりと立ち寄れる場所。ひとが集う場所。「芒種庵」は過疎に負けない明るい未来を想像させてくれます。
 今後とも是非「芒種庵」へのご協力を宜しくお願いいたします。


一年前はまったくこのような市民活動的なことには縁のなかった人達が・・・。中越地震であの山古志以上に、想像を絶するほど辛い苦しみを味わった人達が・・・いま悲しみを乗り越えさらに大きく動きだしました。
各方面からの支援をよろしくお願い申し上げます。


胸に芒種庵のロゴ、ひとつ屋根の下にいつも三人の子らが・・・
五つの鍵(その3) [2005年11月08日(Tue)]

11月7日に引き続き「ボランティア活動のための五つの鍵」をご紹介します。 
林雄二郎先生作(前日本財団顧問)

[4] ソフトな組織に対する認識と理解をもたなければならない 

いかなる組織でも、組織とは固定的なハードなもので、それ以外の組織が考えられないというのが、今までの常識であり通念であった。しかしながらボランティア活動が社会の中で真に有効な成果をあげるためには、変転する社会的なニーズに対して随時随所に速やかにニーズに応えるためには、いままでの各種組織とは根本的に異なったソフトな組織のあり方を正しく認識、理解することが必要です。

ただし、社会の中でボランティア活動が常に有効且つ有意義な活動であり続けるには拠点となるところにしっかりとしたインターメディアリの機能を果たしうる組織が必要で、そこの組織はむろんハードな組織でなければならない。社会の中に知的ネットワ−クが正しく作られ、それが機能していれば先に述べたソフトな組織とハードな組織とが相互に円滑し合い、ボランティア活動は社会のなかで大きな存在価値をもつようになるであろう。

次回は最終回 [5] 新しい創造の先駆け をお楽しみに!

常にソフトな踊りとハードな活躍を心がけるスパイダーマン氏。