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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


ブロック塀の恐怖 [2007年04月16日(Mon)]
能登半島地震でのブロック塀の崩壊画像を見てどう感じますか?


基礎にしっかりと入っているはずの鉄筋が・・・・

路地のブロック塀が倒壊したらもう逃げ場もない。

道路側に倒れるか家側に倒れるか、ブロックの構造、揺れの方向、周期によって変ってくる。

補強のための塀と垂直に立てられたブロックのスラブも連結されていないため反対側に倒壊してしまったブロック塀

能登地震で倒壊したブロック塀は鉄筋が錆びていたり、塀そのものの鉄筋が基礎に入っていなかったりと目を疑う光景ばかりだ。地震によるブロック塀の危険性は1978年6月に起きた「宮城県沖地震」で指摘された。
※全体の死亡者のうち半数以上が、ブロックや石の塀などの倒壊によって亡くなられております。

基本的にブロック塀は、ブロックを縦に積み重ねただけの積み木のようなもの。横の揺れには極めて弱い構造になっている。地震がないと安心している地域だからこそこんなブロック塀が作られていたのだろう。地震がない地域は日本には存在しないと再認識し、もう一度近所のブロック塀に目をやっていただきたい。

画像提供:道屋主宰宮崎道名様ほか
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