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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


ムラが裂かれる【1】 [2006年02月07日(Tue)]
中越地震の特徴は過疎化が進んでいる中山間地を襲った災害だった。地震という忌わしい出来事を切っ掛けにして、今の日本の過疎の村々で抱える問題を前倒ししたように思えてくる。

いま新潟日報の復興公論に中山間地の象徴的な被災集落として「小千谷市塩谷地区」の特集が組まれている。そのタイトルは「ムラが裂かれる」。記事からは村人の苦悩と苦渋の決断がにじみ出ている。

素人ながら山に残る人、町に下りる人、同じ被災者でありながら公的資金(補助)のあり方で大きな違い(差別)があって良いものだろうか?と感じざるを得ない。

新潟日報復興公論 第1回「別離」

新潟日報復興公論 第2回「意地」

春には花が咲きほこり、夏はほどよく涼しく、秋には大地の恵みが・・・
この世に桃源郷があるとすればそれは日本の里地であったり里山の生活ではないだろうか。

◇養老孟司さんのことばを紹介します(朝日新聞2002年1月8日付)
(日本は)いまだに国土の7割が森林で、歴史上の大地震の5%、大噴火の20%が起きる国です。自然は思うようにならないと肌にしみている。だから、自然に手を入れて折り合いをつけてきた。里山的な生活です。こうした伝統的な生き方を取り戻さないといけない。自分はどんな生き方をしたいのか。脳で考えるのではなく、体で感じて謙虚に生きる方法を取り戻さないと、本当に手遅れになります。
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