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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


燃えた槐の木 [2008年05月04日(Sun)]
小千谷市から旧山古志村に向かう幹線道路に面していた棟梁の焼けてしまった家は見るも無残な状況でした。中越地震の年、荷頃の被災現場に入る時に目にしたその光景は今でもはっきり覚えています。
そしてこの春、その跡地に、大きな牛小屋が建ちます。本当に楽しみです。

地震の悲惨さを思い出させる棟梁のおじいさんが植えたエンジュ(槐)の木です。猛火によって焼け焦げてしまったエンジュですが、地震から3年半が過た今でも立ち枯れしながらも凛として立っていました。

小千谷から旧山古志村に入る岩間木集落の右手に大きな牛小屋を見たら、それは棟梁が立てた牛小屋です。是非根性で立っているエンジュにも目をやってください。

こちらは棟梁っちの角突き牛「黒若」です。黒毛の強そうな牛ですが、実は性格が優しいのかあまり争いは好きではありません。

黒若:「雄牛はどの牛も角突きが好きだとあんたら人間は勝手に思っていますが、実は俺、ケンカはあまり好きくないです」と言っている目でした。目もなんとなく優しい黒若です。

角付きはモウ勘弁してください!
闘牛初場所 [2008年05月03日(Sat)]
中越地震被災地も4度目の春。地震後に崩れた写真スポットの野池群も復旧しました。



今日は小千谷闘牛の初場所。小千谷塩谷の角突き牛も朝早くから初場所の準備。横綱級の卯三郎さんの飼う竹沢号は初場所最終取り組みのおおとりを務めます。

小千谷小栗山の初場所風景

最終取り組みを前に気合いの入る卯さん。

角突きの朝は(動画) [2008年05月03日(Sat)]
角突きがある朝、牛たちは昨夜から餌を与えられていないため角突きの予感しており、大型トラックが着くと、早く闘牛場に行きたくてもう興奮状態です。
映像は小千谷塩谷の横綱級の竹沢号の積み込み風景です。その途中でやはり積み込み順番待ちの隆正号を見て「お互い頑張ろうぜ」と視線を贈る竹沢号にご注目。タマの揺れ具合も絶好調!



3年半前の中越地震の時、塩谷の村人は全員ヘリコプターで避難。村の3頭の牛たちは餌を貰えなくなるため鼻綱を解かれ野に放たれました。数日後、牛を探しに村に戻ったら3頭仲良くヘリが飛び立った小学校跡地に居たそうです。そこに居たら村人が戻ってくると思ったのかもしれませんね(涙)
JUPITERが聴こえるだろ! [2008年04月17日(Thu)]

平原綾香のJupiterという曲がある。中越地震のときに被災地でよく流れていたらしい。らしいというのは実は震災当時は全く気付かなかったが、一緒に被災地に行ったことのある長男が、少し後になってから自宅で歌謡番組を見ているときに「新潟ではJupiterがよく流れていたね」と教えてくれた。なぜあの時俺の耳には聴こえなかったんだろうかと不思議に思った。
中越地震の応援歌Jupiter。今でも中越地震に関わったボランティアや住民の携帯からもJupiterの着メロが聴こえてきたりする。何となく勇気や元気が湧いてくる曲だからだろう。自分の着メロもJupiter。

多くの災害で共に闘ってきた友がいま生死を彷徨っている。本人の生命力とこのような人間を亡くならせてはだめだとする神の力をただただ信じるだけで今は何もできない。中越復興に拘り続けている闘士にきっとJupiterは聴こえてるはずだ。蘇って、そしてまた冗談を言いながら、凄いことをやってのけてくれ!
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/i_jupiter.htm
4度目の春 [2008年04月16日(Wed)]
今年も小千谷・山古志の勇壮な伝統行事「角突き(闘牛)」が始まります。先日闘牛会さんから大きなポスターが届き事務所の談話室に貼らせていただきました。


小千谷の東山小学校の児童たちが飼う角突き牛の牛太郎くんが、中越沖地震被災地の柏崎に慰問に行ったとニュースになりました。このあったか企画を仕掛けた風組さんがブログで紹介しています。
https://blog.canpan.info/kizuna/archive/301

中越地震から4度目の春を迎え、いよいよ角突きの季節、ヨシター!ヨシター!が山々にこだまします。
春のぼやき? [2008年04月07日(Mon)]
みんなでいいな!

俺最近は出番がないもんね。こんなところで独りぼっちだし!

まだいいよ、俺らは忘れ去られてるもんね!

わたしたちなんかMARUに踏まれっぱなしよ!
古志の春【3】 [2008年04月06日(Sun)]
それぞれがノルマのない、好き勝手な作業をすることの楽しさ

「CAT・・・・・ヤッパイイワ!」

「ケーリテクネー」

「キガツイタラ、ヨーフーダッタ」

「タイショウ・・・ハート アリガトウ」

「ヨイチタイチョウ、スミマセン」


キラキラ写真アルバムはこちらから
露天風呂の使用について [2008年04月06日(Sun)]
中越地区のある中山間地に作られた風組ダッシュ村の露天風呂は最高でした。その使用手順についてご説明します。

[1]まず風呂に水を張ります

[2]次に釜で火を焚きます。数分もするうちに湯が温まってきます。湯が熱すぎてやけどにはくれぐれも注意する事

この煙突からのけむりが、さらに露天風呂の楽しさを演出してくれます。

手桶とタオルの準備。手桶はあくまで銭湯でお馴染みのケロリン桶

そしていよいよ靴を脱いで、靴下を脱いで、Tシャツを脱いで、パンツを脱いで、汚れっぽいところを湯に入る前に少し洗って、後は説明するまでもありません。もう至福の時です。このあとの画像は公共の場でお見せできないのが残念です。くれぐれも湯は熱すぎないように火の調整は慎重に!
ふるさと再興 [2008年04月06日(Sun)]
中越地震から3年半。旧山古志村では地震でずたずたになったそれぞれの集落の全てがようやく整った感がありますが、帰村世帯も震災前の半数、高齢化も一層進みました。しかし「よっしゃ、これからだ!」と根性の入った気合いも感じられます。
昨年DRTで大変お世話になった梶金集落もそのひとつ。お世話になったお返しではありませんが、今度は村のためにまた一緒に何か成し遂げられたらと思う。
あの忌まわしい大地震を経験した村として、そして日本で初の重機ボランティアの講習会(DRT)が開かれた地として、例えば技術系の災害ボランティアの聖地になって頂き、訓練講習を兼ね村の再興のお手伝いが出来ないかなどと、ボランティア仲間と考えているところです。
 
実際の集落の世帯数、そして集落をカタチ作っている人たち将来に対する考え、それを軸にして何かお手伝いができないかと思う。
古志の春【2】 [2008年04月06日(Sun)]
中越地震によって集団移転を余儀なくされた集落に、露天風呂を作っている風組さんを訪ねました。脱衣場となるコンテナハウスの塗装とデッキのオイルステンを塗る作業を超のんびりとお手伝い。

作業前にとりあえず乾杯!

そして意気揚々と作業も開始するも・・・・

あまりの陽気に開始数分でゲートボってしまいました。