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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


◆災害のうがき集◆ [2008年08月01日(Fri)]
【赤紙関連】
赤紙とボランティアの活動範囲
赤紙という見えない壁を考える【1】
赤紙という見えない壁を考える【2】
赤紙という見えない壁を考える【3】
赤紙という見えない壁を考える【4】
赤紙という見えない壁を考える【5】
赤紙への新たな試み
赤紙が貼られても現実は
赤紙が貼られてしまうと
二種類の赤紙というダブルパンチ
自分の意思で被災地へ行くという志しは・・・
さわるな!

【地震関連】
過去の巨大地震
地域に備えたい5品
1万8千人の死者の意味するもの
地震の規模を表す単位
地震の大きさを表したモニュメント
ブロック塀の恐怖
隣の被災家屋との関係を
耐震化率のこと
人工ダムと地震との関係
クラッシュシンドローム
宮城県沖地震のメカニズム【1】
宮城県沖地震のメカニズム【2】
宮城県沖地震のメカニズム【3】
三連動地震

【災害廃棄物について】
廃棄物処理ボランティアのこと
廃棄物処理ボランティアという愚行
災害で捨てられてしまうモノの意義

【都市災害について】
帰宅困難者のこと【1】
帰宅困難者のこと【2】
正常化の偏見
事故はどこでも(地下鉄で)

【風水害】
台風の大きさと強さ
ボランティアの数の見積もり方
気象庁の予報の目安
降雨量と人の感覚
意味が通じない行政用語
決壊と欠壊の違いが解りますか?
ストレーナー現象
河川決壊と土石流でのボランティア活動
被災地の責任を果たす
川での救助方法
川の堰堤事故の特性
車で避難する危険性
水没車両のドアの水圧

【その他】
活動コーディネーター【1】
活動コーディネーター【2】
被災地のニーズを考える【1】
被災地のニーズを考える【2】
被災地のニーズを考える【3】
紙芝居「稲むらの火」
地元学的地域づくり【1】
地元学的地域づくり【2】
地元学的地域づくり【3】
石川方式と福井(三国)方式
ボランティアの言葉の大切さ
ボランティアセンター設置マニュアルにはない大切なこと
被災地で迷惑なひと
重油流出の被害請求フロー
災害時の1型糖尿病患者への支援
災害ボランティアにも美学を
重油災害と自然災害の違い
尺貫法を覚えておこう
木造家屋の構造
災害時のヘリコプターについて思うこと
災害と合併問題
隣との気まずい関係も
トリアージタッグ
受援力とは

【お奨め書籍】
04年台風23号の教訓
災害被災地の首長教訓集
災害看護
林業機械・道具と安全衛生
震災がつなぐ全国ネットワークブックレットシリーズ
シリーズ災害と社会
Posted by KURO/TNF at 17:00 | 災害全般 | この記事のURL
救助ヘリに伝える情報 [2008年06月15日(Sun)]
今回の地震のように山間地・中山間地での地震災害にはやはりヘリコプターの活用が必須だと改めて感じる。しかし公助によるヘリの出動には以外に時間を要するのが現実。例えば今回の倒壊した温泉小屋にはあきらかにマスメディアのヘリのほうが早く到着している。公助による指示命令システムは消防ヘリよりも、さらに自衛隊ヘリのほうが時間が掛かる仕組みになっている。
一方でマスコミのチャーターしたヘリの爆音が救助の妨げになる場合もある。中越地震ではSOSなどの巨大文字が道路や校庭などに書かれコミュニケーションが図られた。しかしヘリに読んでもらえる様な大きい文字を書くにはそう容易なことではない。

そのような経験を受け、緊急時にヘリに伝えたい内容について、あらかじめ△○FTといったシンプルな形によってそれぞれの意味を決めておいてはどうかといういう研究も一部で進められている。是非普及してもらいたいシステムだと思うのです。


大規模災害では公助によるヘリの救助活動が当然多くなる。しかし数が制限されるヘリでの救助活動には優先度を決めるトリアージが必要となってくる。
例えば重傷者がいる、軽症者がいる、水をくれ、食料をくれ、ミルクをくれ、騒音が救助の妨げだ!などなど伝えたい内容を具体的に示す。被災地でSOSでは当たり前過ぎて救助する側も解りにくい。水や食料であればマスコミがチャーターしたヘリからも投下は可能だと思う。

もしも、東海・東南海・南海地震が同時に発生した場合、5000もの集落が孤立する言われています。
Posted by KURO/TNF at 09:45 | 災害全般 | この記事のURL
東京国際消防防災展 [2008年06月06日(Fri)]
東京国際消防展を訪ねました。
ミャンマーのサイクロンによる風水害や中国四川省の大地震など、最近の未曾有の災害を受け来場者も昨年に増して多そうです。が、それほど真新しいものはありませんでした。

屋外では沢山の消防車両によるデモンストレーション。首都圏災害時、殆どの車両が大きすぎて使えないと思います。自衛隊も消防も相変わらず大きい車両が好きなようです。

ボランティア活動への貸し出し用に先日購入したマルチカッター。これは大活躍しそうです。

すでに大型消防車に搭載されている電動で動くリヤカー。ですが、メーカーの方に「これって公道で走ると道交法違反ですよね?」の質問に「はい実はそうなんです」の回答でした。その後の言い訳は、「災害の時は大丈夫ですよ」。そうです、その通りです。災害時は人命優先ならばなでもありなんです(拍手)。規則や法律は平時の話。災害時においての個人情報云々をセミナーなどで議論するのは不毛の時間潰しでしかありません。

頼りになる仲間、富山の「やまや」の山本さんも出品中。中越沖地震ではお世話になりました(ペコリ)

急いで土嚢を作りたいとき。土嚢袋を持つ係りとスコップで砂を入れる係り。それを一度に4つをひとりで作れます。問題はコストでしょう。そしてスコップを持つ左手にも是非ご注目を!(YouTubeで)

Posted by KURO/TNF at 20:01 | 災害全般 | この記事のURL
災害看護セミナー [2008年06月01日(Sun)]
外の天気は快晴で絶好の野遊び川遊び日和。昨日の天気がうその様に晴れ渡っています。ですが、まじめに赤坂で開催されている災害看護セミナーの手伝いに来ています。
https://blog.canpan.info/makezu/archive/1545

第一部は社会安全研究所の木村拓郎所長の「災害時の情報管理」。災害界のキムタクさんです。



つづいて兵庫県看護協会会長の大森綏子さん「初動時の災害看護」

第二部は赤十字看護大学教授小原真理子さんによるグループワーク「災害情報シュミレーション」です。
盛りだくさんの内容です。
Posted by KURO/TNF at 10:28 | 災害全般 | この記事のURL
テノヒラトイレ [2008年05月28日(Wed)]
首都圏の災害時に不自由するトイレ問題。このテノヒラトイレがあれば既存の洋式トイレで用がたせます。一人一つテノヒラトイレを!

袋の中には便や尿をすばやく吸収・凝固するシートが内蔵されています。
1)袋を広げて洋式便器に被せます
2)ブリッ!しゃがんで所期の目的を達成します
3)すっきり
4)中の空気を抜いて袋の口を結びます
5)涼しい顔何食わぬ顔で袋を持って出てくる
6)紙オムツと同様焼却処理ができます
※自治体によって処理が違いますのでご注意を!
※五枚入りで1100円(税込み)

http://www.tenohira-toilet.com/

Posted by KURO/TNF at 14:36 | 災害全般 | この記事のURL
都市災害リスク指数 [2008年05月26日(Mon)]
ドイツ再保険会社が格付けした世界の大都市の災害危険度指数で、東京がダントツトップでリスクが最も高い街になっています。
1.東京・横浜(710
2.サンフランシスコ(167)
3.ロサンゼルス(100)
4.大阪・神戸・京都(92
5.ニューヨーク(42)
6.香港(41)
7.ロンドン(30)
8.パリ(25)
9.シカゴ(20)
10.メキシコシティ(19)

その主な理由は、江戸時代から進められてきた埋め立てによる軟弱な地盤、木造家屋の多さ、道幅の狭さ、地下水脈の多さ、防災意識の低さなどなど。とても危なく恐い場所で働き、生活しているんだなと改めて感じます。
四川大地震の大惨事を思うに、地球は絶えず呼吸していて、日本列島はその呼吸をする割れ目に乗っかっているということ。
それでも日本には諸外国にあるような危機管理省のような部局がなく、災害多発国でありながらも、実は危機管理については過去の災害でも結構泥縄的な対応が多いのも事実です。
頼れるのは自助共助のみ!公助を期待してはいけません。
Posted by KURO/TNF at 16:10 | 災害全般 | この記事のURL
災害時のトイレ問題 [2008年05月21日(Wed)]
首都圏での大規模災害を想定し、最も大切なことのひとつだがとかく目を背けがちなトイレ問題に敢えて取り組もうと思う。昼間の時間帯に災害が起きた場合、港区だけで住民の数の約5倍の100万人が帰宅困難者(帰宅待機者)になると言われている。普段はビルの中に立体的に収まっているビジネスマンやOLが停電などの影響で平面に敷き詰められるイメージだ。
そして最低でも48時間はそれぞれの場所で待機しなければならなく、そこで必ず問題となるのがトイレのこと。
例えば仮設トイレの設置が対応策の一つと行政はしているが、東京にはバキュームカーが極めて少ない。臭いものに蓋をせず、水に流せない話しに、あえて取り組みたいと思う。

ゴンちゃんのようにいつでも何処でも周りを気にせず、ストーンと出来ればよいのですが。(因みにこの軽トラ荷台の地雷は串刺しにして処理しました)

インディー・ゴンの大冒険をお楽しみください!
https://blog.canpan.info/makezu/archive/1518
Posted by KURO/TNF at 22:06 | 災害全般 | この記事のURL
要援護者避難支援の手引き [2008年05月14日(Wed)]
香川県は2004年台風16号の高潮水害を皮切りに多くの災害に見舞われた。毎年夏には水不足が伝えられる香川では珍しい年でした。その水害などの経験から香川県社会福祉協議会によって「災害時要援護者避難支援の手引き」がまとめられました。元々自然災害が少なく、行政をはじめ県民全体でも防災に対しての意識はとても希薄だった香川県ですが、04年以降様々な取り組みがなされているようです。


・要援護者と災害被害
・災害時要援護者支援がなぜ必要か
・災害時要援護者の避難支援制度
・大規模震災
・避難生活の支援
・地域で行う要援護者の避難支援 ほか
(全46頁)

香川県で防災(安全・安心)に対して先駆的かつユニークな取り組みを行っている
SONAE−NET(備えネット)
http://www.sonae-net.com/
Posted by KURO/TNF at 15:10 | 災害全般 | この記事のURL
災害看護セミナーのご案内 [2008年05月08日(Thu)]

《災害看護セミナーのご案内》

災害看護支援機構(DNSO)では、「情報と災害看護」をテーマにセミナーを開催します。情報収集は危機管理の一つですが、何のために情報を得るか、それは防災や減災につながり、被災者のいのちを重んじることになります。被災地での看護は被災者の「いのちと生活」を守るために、的確な情報管理をすることが求められます。この講義とシミュレーションを通し、情報の重要性と情報の活用について共に考える機会となればと考えております。
本テーマにご関心のある方、災害看護の学習に興味のある方、どなたでも(看護職以外)ご参加できます。

◇主 催:特定非営利活動法人災害看護支援機構
◇協 力:日本財団
◇開催日時:平成20年6月1日(日)9:00〜17:00
◇開催場所:日本財団ビル2F会議室  
        東京都港区赤坂1丁目2番2号 
◇プログラム:
 9:00〜受付開始  
 9:50〜オリエンテーション
 9:55〜開講の言葉(山崎達枝DNSO理事長)
 10:00〜災害時の情報管理(木村拓郎氏DNSO理事)
 11:30〜初動時の災害看護(大森綏子氏兵庫県看護協会長)
 13:30〜災害情報シミュレーション(小原真理子DNSO副理事)
        −グループワーク・発表・まとめ−
 16:30 閉会の言葉

◇申込先:
 DNSO関西事務局(阪神高齢者・障害者支援ネットワーク内)
 担当者:黒田裕子、宇都幸子        
 TEL:078-976-5050
 FAX:078-977-0224
 E-mail:hks-sien-net@h8.dion.ne.jp
 FAXまたはメールにお申し込み下さい。

◇締切日:平成20年5月26日(月)

◇参加費:7,000円(資料・昼食代を含む) 
※参加費は事前のお振込みを
郵便振替:災害看護支援セミナーの会
口座番号:0990-8-106173
Posted by KURO/TNF at 15:17 | 災害全般 | この記事のURL
ミャンマーサイクロン被害 [2008年05月07日(Wed)]
ここ数年、異常気象の影響もあり、タイフーン(台風)・サイクロン・ハリケーンが超大型化し、コースも変化しているようです。これまでサイクロンはバングラディッシュ方面を襲う確率が多かった。
今回のサイクロンは、2004年日本を襲った多くの台風のようにある地点から東に進路をとり、サイクロン慣れしていないミャンマー襲ったようです。また、軍事政権による民間への気象情報の遅れも加わり、数万人規模の犠牲者が出たとの指摘もあります。
ミャンマーの軍事政権では救援支援に入ろうとしている民間NGOに対しても、ビザの発給を決定しておらず、感染症などの二次被害三次被害が懸念されています。



United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairsが管理する救援情報サイト
Reliefweb

2005年の宮崎を襲った14号や米国を襲ったカトリーナ級のように超大型熱帯低気圧による被害が、今後も世界各地で大暴れすることが懸念されます。
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◇ある報道機関からのレポート(抜粋)
Cyclone Nargisでの死亡者数は2万2000を上回っている。Cyclone Nargisは今週末にビルマを直撃した。さらに負傷者は増えおよそ4万人とも報告されている。デルタ海岸、特にイラワジの地域では、95パーセントの家が破壊された。最近の災害レポートから考えて、2004年のインド洋津波以来の世界の最も致命的な天災であるかもしれない。(津波では18万1000人がインドネシア、タイの海岸線とアジアの他の地域で亡くなった)。
停電になり建物を破壊し水も汚染されている。貧弱なインフラも救援活動を妨げている。
NASAが4月30日にはもうCyclone Nargisを警告していたにも関わらず、軍事政権が国民に対して警告するようなことを何もしなかった。
被害は大規模だが軍事政権はラングーンで通りを清掃するためにほんのわずかな警察と軍人を配備しましたが、被災地に対しては特に支援はなかった。
このサイクロンによってビルマの人々に押しつけられた大災害の現状にあっても、政府は、憲法を巡る国民投票が最優先と考えている。
Posted by KURO/TNF at 10:52 | 災害全般 | この記事のURL
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