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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


湘南OWS [2008年08月09日(Sat)]
夏に毎年関わってきた湘南オープンウォータースイミング大会。息子と二人ゴール付近の雑用ボランティアとして飛び入り参加。今日は長距離の10キロスイム、午後からの雷雨も心配されましたが、事故もなく無事終了しました。

我がカヌーレスキュー隊3名も無事任務を果たしました(拍手)。今年2度目の2名は昨年よりもかなり余裕の表情でゴール。腕もかなり上げました。お疲れ様でした。

この湘南OWSにグループとして深く関わるのは今年限り。来年は地元主体イベントとして、形を少し変えて継続される予定ですが、年に一度、みんなが集える大会として自分としても楽しみにしていたのですが・・・・。
潮風にうたれて [2008年08月02日(Sat)]

潮騒と爽やかな海風をあびながら、くつろぎの一日。日差しがあっても暑さを感じない葉山の海です。これまで職場をともにしてきた同僚たちと交わす言葉も、限られた時間からかメッセージ的になってしまっているオヤジです。思い出に残る大切な一日でした。
葉山の海に [2008年08月02日(Sat)]

湘南の風物詩となった海のマラソン「湘南OWS」。昨年は仲間たちと泳者の安全を守るために伴漕するカヤックレスキュー隊に参加した。今年はメンバーの予定が立て込んでたり、何より若手のみんなをリードしてくれてた拓ちゃんが出向元へ戻ったりで、中々練習も出来なかった。そんなこんなで残念ながら我がチームからは今年の参加はなしとほぼ決定されていたが、昨夜いつもの仲間からメールが入り、若手3名で急遽参加するようになったとの嬉しい知らせが。ついては明日急遽練習会をやることになったので時間があれば葉山の海に来ませんか?とのお誘い。

今日は新たな人生を迎えるにあたり、暫く使わなくなる部屋の大掃除を予定していましたが、いつものように妻が作ってくれた弁当を車に積んで早朝に自宅を出発、一年ぶりの葉山の海に来ています。

仲間とはいいもんだ!(涙)。今回の退職劇が始まってから多くの仲間から沢山のメールや電話を頂戴しています。取り分け災害で苦楽を共にしてきた仲間からが最も多く、新たな道を歩むに元気をいただく内容ばかり。
長年のサラリーマン生活で得ることの出来た掛け替えのない宝物。
焚き火の季節 [2007年11月17日(Sat)]
炎焚き火が恋しい季節が到来炎

7年前の旅 [2007年09月13日(Thu)]
2000年の夏、当時小学校2年生の息子とテント・寝袋を背負い、憧れの夜行寝台「北斗星」に乗って北海道まで旅をした。
画像は大沼公園での朝食風景

函館本線銚子口駅(無人)ホームにて

そして2007年のこの夏、息子(右)はテント・寝袋を担いで親友と二人で北海道へ旅に。この時に父が背負っていた大型ザックを、今回は息子が背負っての旅に子どもの成長を頼もしく思いながらも7年の時と老いを感じる父です。
同じ銚子口駅ホームにて
こんな救助技術も [2007年09月10日(Mon)]
台風9号の雨で多摩川の中洲に取り残された?人たちの救助のニュースを見ながら、1999年に神奈川県丹沢山系の玄倉川で起きた水難事故を思い出していた。その時のレスキュー隊が行う地上での救助を見ながらその方法に疑問を感じたのです。
※この時は天候の影響からヘリコプターでの救助活動ができませんでした。

その内容についてわかり易く解説します。

【その1】救助者の上を通り越す方向の対岸に向かってロープ(ワイヤー)の発射装置を使って何度も何度も撃っているも、対岸の樹木にはいっこうに絡まらず、時間ばかりが経過してしまった。忍者映画のようには上手くいかなかったのです。

【その2】仮にそのワイヤーが対岸にしっかりと絡まったとしましょう。しかし流れ対して直角に張られ水流をモロに受けるそのワイヤーにつかまり、それを伝わって安全な岸まで子供を含めた家族が渡って来れるのかも極めて疑問。

この事故では、運良く岸に泳ぎついた人以外は救助隊の努力の甲斐なく13人流れに耐えかねて下流に流され全員死亡。ではあの状態でどんな救助技術があったのか。当時増水といっても大人なら腰付近まで水に浸かりながらも流れに耐えられるほどの水流でした。以下に解説する技術は多少カヌーやカヤックをしている人なら知られている救助技術です。しかもたった1本のロープをつかっての方法です。日本の救助技術にはない方法ですが参考までにご紹介します。

水かさが増え川の中州に取り残される家族

救助装備である発射装置を何度も打ち込んでいるが、対岸の樹木にはまったく絡まなく時間ばかりが経過する。

ではカヌー乗りのレスキュー方法を解説します。流れに逆らわず上流から浮力のあるロープをなるべく長くして流す。この場合なるべく長く、かつ川に近い位置にするのが救助班が移動するのに水の抵抗を少なくするポイント。勿論フィックスポイントはしっかりとした立ち木などに固定する。

救助班は万が一を想定しライフジャケットにヘルメットを着用し多人数が束になって、水の抵抗を無くすために一列になる。そして水流に耐えられるように相互に支えあいながら、要救助者のいる中州に向かって振り子状に移動をする。

そして救助者を救助隊員の間でかばいながら、また岸に戻ってくる。一度に戻れないほど人数が多い場合には残された要救助者へライフジャケットを渡すなどして、体力のない女性や子供から順に救助を行う。

僅か数メートル先で救助を求める人をも救うことの出来ない日本のレスキュー技術。なので災害時には自助・共助が必要なのです。公助を期待することはまず不可能と考えの上にたって災害に備えましょう。

とはいえ、日々訓練を重ねながら災害に備えるレスキュー隊の皆様には、本当にご苦労様です。
カヤック事故 [2007年09月09日(Sun)]
今回の台風9号関連で残念な事故があった。神奈川県中津川でのカヤック水死事故である。普段はカヌーを楽しむほど水量がある川ではないが、それがゆえに地元のカヤッカーが台風の影響による水量に心が躍ったのかもしれない。この台風で首都圏の川という川は何れも警戒水位に達するほどの豪雨でした。
今回のカヤック事故のあった堰の映像がテレビで映し出されたとき、アメリカのカヤック教本に書いてあったあることを思い出した。カヌーやカヤックをする者の鉄則に、「水があったらライフジャケット、流れがあったらヘルメット」というのがある。しかし、命を守るためのライフジャケットがその浮力から唯一命取りになる場面が今回の中津川の事故ではないかと。
事故後数時間が経過していたと思われる堰のある事故現場で循環流(ハイドローリック現象)につかまり、出たり入ったりして流れ出ないカヤックがそのことを証明していたように思う。

台風後とはいえ、見た目にはそう無茶な濁流といったイメージではなく、川の上流側から仲間4艇で下ってきた。艇の形状と年齢からある程度の腕に自信のある上級者だと推測される。

このような取水を目的とした堰は多く、突っ込む前には必ず下見が鉄則。ラフトなら普通に通過できる簡単な堰のようだが・・・・危険は赤枠の箇所にできるバックウォッシュといわれる渦。

最近のリバーカヤックはロデオ的なアクロバチックな遊びが主流になっており、川の落ち込みにできる図にあるようなバックウォッシュで遊ぶことは珍しいことではないが、自然石ではなく人工的な横一直線の堰は、やはり規則正しく、艇が横に飛び出すことが難しい渦ができてしまう。

数時間経過してもカヤックがはじき出されなかった画像が証明するように、浮力のあるライフジャケットを着用していたカヤッカーは、同じような現象で渦から抜け出すことが出来なかったのであろう。アメリカのカヤック本に書いてあったこの渦(状態)からの抜け出す唯一の方法は、もみくちゃにされながらも、勇気を振り絞って「ライフジャケットを脱ぎ捨て川底に潜り、そして回転渦を避けるように下流側に出る」というものである。しかし、その本を読みながらいざその場面にでくわした時、そんなことができるかと強く感じていたのを思いだします。

同じように川で遊ぶものとして、犠牲者のご冥福をお祈りします(合掌)
隊列を組んで [2007年08月13日(Mon)]
湘南OWSの海上スタッフとして漁船を使った監視船に乗っていたW君から、我が隊が隊列を組んでいる画像をいただきました。初めて見る画像に感激です。

それぞれの係りが泳者を囲むように見守りながら進む。

セイバーとカヤックがコースに縦一列となってそれぞれが進み、リタイヤ選手回収のために水上バイクが無線で右往左往と走り回ります。画像はB小隊の列。

まとまって長距離を泳ぐ姿は魚の群れのようにも見えます。

スタート前から最終泳者のゴール確認までと、海上に5時間以上浮いているために腰とお尻に結構きます。右や左に大きくそれて泳ぐ選手を追いかけて正しいコースに戻すのも大切な役目。

海上での画像アルバムはこちらからどうぞ!
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頑張った我が隊の女性隊員の涙のレポートはこちらから
https://blog.canpan.info/tsublog/archive/283
※入社の年が災害年の2004年。新人当時から災害被災地での支援活動を経験し、今回も敢えて困難に挑戦し、多くのことを学んでくれました。その健闘に拍手!
スポーツボランティアさんの活躍 [2007年08月12日(Sun)]
開催当日、一日の始まりは大会を支えるスポーツボランティアさんのゴミ拾いから始まります。湘南の海はゴミが多く取っても取ってもきりがないほどゴミがあります(悲)




それらのスポーツボランティアの育成に力を注いでこられ、自らも会場狭しと走り回っておられる元オリンピックマラソン選手の宇佐美彰朗先生。いつもありがとうございます。

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湘南OWSも多くのボランティアさんによって支えられています。
海上でのサポート活動は撮影が難しく、そのため、出発前とゴール付近に上陸してからの画像が中心ですが、フォトアルバムはこちらからどうぞ


ライフセイバー [2007年08月12日(Sun)]

湘南OWSでのレスキュー体制は泳者に近い位置からライフセイバー、カヤック、水上バイク、ヨット・クルーザーの順で固めています。泳者に最も近い位置で活躍する我がTNFのライフセイバーチームをご紹介します。ウンちゃん、タクちゃん(10キロはカヤック隊)、ヒデ(10キロは選手)。

セイバーが使うレスキューボードも

レスキューチューブも

ユニフォームも

どこかで見たマークが・・・・・
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