百尺竿頭進一歩
[2008年08月14日(Thu)]

今回の自分の決心に際し、ある友から「百尺竿頭進一歩(百尺竿灯に一歩を進む)」という言葉をいただいた。禅の極意を説くひとつの言葉。その彼とは10年ほど前に共に机を並べ、親の事情などで郷里に旅立っていった。いかにも母親思いの彼らしい決断と仲間みんなで送り出してやったのを思い出す。
百尺竿灯はより高い位置にあれども、そこから先へ進むには、百尺もの竿の先からさらに一歩を踏み出す(手を離す)勇気が必要だと。現状に流され、しがみついていては何も変らないという意味もある。新たな一歩を踏み出すに、必ず大切なものとの決別がある。
明日はその大切にしてきたものとの決別の日。そして俺の終戦です。