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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


災害に民の技と知恵を [2007年09月08日(Sat)]
前から不思議に思っていることがあるんです。それは消防が管轄するレスキュー隊の車両系には重機類がほとんどないこと。災害現場を経験した者であれば、重機類がどれだけ小回りが利いて機動性があり活躍できるか誰でも分かる事。決して大型のものでなくていいんです。小型のものでも相当のチカラを発揮できるんです。
とはいってもとても微妙な動きが必要になる災害救援現場で、重機の操作はミリ単位での技術が要求される。いまさらレスキュー隊員にその技術を学んでいただいても、普段自分の身体の一部のように操作している民間事業者には敵わなうわけがない。
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そこで思うのは、災害における救援活動に例えば重機の操作技術を持った民間の「腕」をもっともっと活用すべきだと思うのです。でないと数千の孤立集落が発生するといわれている広域大規模災害には公だけではとても対応できないように思うのです。
現在、国土交通省からの通達もあり、いま重機所有の建設業者のデータベース作りが地方局単位で進められています。過疎高齢化の進展で各地の消防団が活躍できるのは、もはや過去のことになりつつあります。

※2004年の台風23号で水没したある地域で、人命救助で一番活躍したものはヘリコプターではなく、冬にしか出番のなかった超大型タイヤのホイールローダーでした。なぜならかなり水没した道路でも普通に走れたからです。

災害ボランティアによる小型重機を使った救援活動。バケットに工夫がされているのも民間ならではの知恵。

Posted by KURO/TNF at 09:15 | 災害全般 | この記事のURL