DRT2007情報【18】
[2007年07月01日(Sun)]
DRT2007まで動力機器についての基礎を学びましょう!
《エンジン式カッター、一口メモ その1》
◇鉄筋コンクリート製の壁の開け方
エンジン式カッターは刃が円盤(ディスク)になっているので、切削の深さが円盤の半径以下になります。エンジンの種類や操作はチェーンソーとほぼ一緒で、2サイクル混合油を使用します。チェーンソーとの大きな違いは、特にコンクリートの場合、切断にともなう切り粉が細かい噴塵となるためフィルターに工夫がなされています。操作する人はゴーグル・防塵マスクは必携です。
手で抱えることのできるエンジンカッターの刃の直径は305mm。そのため、切削に有効な長さは半径以下の約10cm以下の計算になります。従って約9cm以上の深さを切る場合には図のように何回に分けて階段状に切ってゆくことになります。
このエンジンカッターの使用については、ハンマーやタガネなどと組み合わせて使うことにより、刃の磨耗を防ぎ効率的な作業ができます。
図右下は電気式のカッター、電源が確保できれば軽量でモーター駆動のため震動も少ない利点がある。
監修:助さん(ヒューマンシールド神戸)
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