DRT2007情報【16】
[2007年06月30日(Sat)]
DRT2007まで動力機器についての基礎を学びましょう!
《チェーンソー、一口メモ その5》
◇テンションの掛かった木について
図の上のように多方向から玉切りしようとしている木に力が加わっている場合がよくあります。この場合、切る場所によって切っている途中、或いは切ってから思わぬ方向に木が飛んで来ることがあります。基本はまずテンションを取り除き、たまっている力を無くすことですが、それが出来ない場合がどうしてもでてきます。その時は?
一般的にはB点を少しづつノコ目を入れて行くわけですが、常にどの方向から力が加わっていて、どの方向に飛んで行くかを予測し、危険を回避することが大切です。これは針葉樹と広葉樹でも違うし、スギとヒノキだけでもまったく違う働き(バネ)があります。様々な経験から危険を回避する目を養う事がとても大切です。
作業をしながら常に、逃げる場所を考え、転倒しないよう足元にも注意が必要です。そして、周りで一緒に作業している仲間にも笛を鳴らしたり、大声を掛けながら活動する事がチェーンソーを使った作業でもっとも大切なことです。
ブロック塀の倒壊防止のための支え杭を作っているところ。チェーンソーはさまざまな道具や資材を作る事ができる。
地震のために通れなくなった道路の修復(中越地震)
人工林からの土石流。放置林の問題が水害でも現れてくる。
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