DRT2007情報【14】
[2007年06月29日(Fri)]

DRT2007まで動力機器についての基礎を学びましょう!
《チェーンソー、一口メモ その3》
◇ソーチェーン(刃)について
モノを切る道具のほとんどは刃が命と言って良いでしょう。チェーンソーには刃(カッター)が沢山ついておりすべての刃の足並が揃っていなければなりません。その刃の数はガイドバーの長さとピッチによって異なりますが、約60個〜90個ぐらいです。ピッチとはリベット3つ分の1/2の長さをいいます。
刃の一つ一つが小さな鉋(カンナ)になっているとお考え下さい。鉋ですから切ると言うよりは削ると言う表現の方が妥当です。ですから切り粉を見ればその形状で刃の切れ具合がすぐにわかります。刃が切れていないとノコギリのような細かい切り粉になります。正常な切り粉は鉋クズのように削りとられた形をしています。
そしてデプスと呼ばれる隙間が鉋の刃の出具合になる部分です。広すぎてもだめ狭すぎてもだめです。

チェーンソーの刃の研磨はガイド用具を使って時間を掛けて丁寧に行うことが望ましいのですが、災害現場ではその時間もあまりないため、丸ヤスリを常に携行し素早い砥ぎ方を身に付けることが大切です。
DRT2007はハスクバーナ・ジャパン(株)様からご協力をいただいています。
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