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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


またどこかで! [2008年08月04日(Mon)]
財団法人や社団法人といわれる団体(組織)に対して人格を与える法律の民法34条は、明治時代の社会形態を基礎に生まれた法律で、平成10年に特定非営利活動法(NPO法)が成立するまでは「公益」を目的とする法人に対して人格を付与としては法律としては社会福祉を除き唯一のものであった。そんな時代に即さない法だけに、その法人格の取得に対しては様々なハードルがあり、許認可を与える行政としては、むしろ「公益」よりは「官益」に合ったものがその認可基準となっていた。

そのことに対して、非政府組織(NGO)や非営利組織(NPO)などのボランタリー色のある活動に対して法人格を付与し、もっと責任のある充実した活動ができるよう法整備が出来ないかと、阪神・淡路大震災が起きるほんの数年前に、その問題意識をもった個人が集まり勉強会のような場が生まれた。

そして130万人のボランティアが活動したといわれる阪神・淡路大震災。その勢いを受け、多くのメディアによって世論が形成され、政治を動かし、そして議員立法によって念願の特定非営利活動法(NPO法)が成立した。

そのNPO法のルーツであり、130万人のボランティアの子孫ともいえる神戸の団体を訪ねた。それぞれがこの13年間、自分のために使う時間があったのだろうかと思えるほど、当時と同じペースで活動されている。相変わらず頭が下がる思いだ。そしてまた多くのエネルギーを頂くことが出来た。

誰もが別れ際に言ってくれた。「またどこかで会えますね!」と。