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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


ミャンマーサイクロン関連情報 [2008年05月09日(Fri)]
死者8万人とも10万人とも、時間を追う毎に増えていくミャンマーを襲ったサイクロン被害ですが、現地に事務所を置くNGOからの情報をお伝えします。

(以下)
◇憲法の投票について
国営放送によると今回の台風で被害を受けた地域(ヤンゴンを含む)の投票日が延期され、5月24日に実施されるとの事です。それ以外の地域(シャン州全域など)の投票は予定通り10日に実施される。

◇ヤンゴン状況
Janction-8などの要人が滞在している所やグランド・ミヤター、トレーダース・ホテル、サクラタワーなどの地下電線で電気が供給されている所は電気が通電している。しかし、地上電線で電気が供給している所(ゴールデン・ヒルズ、サクラ・レジデンスなどのサービス・アパートメントを含む)への電気供給は送電線が寸断されており、されていない地域も存在する。
水については市内(ダウンタウン)で給水車による給水が行われており、飲料水の確保は改善されてきている。
ダウンタウン〜Janction-8間の数箇所で悪臭(下水からと思われる臭い)が発生しており、水道が詰り破損しているか、地上にあがってきているかしていると思われる。ライフラインの復旧を優先に行っているためか(?未確認)、下水道の復旧は開始されておらず、いつ開始するかも不明。そのため、コレラやマラリアなどの感染症が蔓延する可能性がある。
現在、急ピッチで電話線の復旧作業(途切れている電話線を繋ぐ作業)が行われている。

以上の事から、ヤンゴン市内における復旧の優先順位は、
@寸断されている交通網の復旧(市内全体の7割が倒れたと言われている木の撤去)
Aライフラインの確保(水、電気、食料)
Bライフライン以外の生活必需施設の復旧(電話、下水など)
の順番と思われるとのこと。

また、交通は通常より運賃(以前の10倍のところもあり)が高く、運行台数がやや少ないものの市内バスは運行が開始されている。
MPPEからのガソリン・ディーゼルの販売が開始されているものの、1回当たりの配給量が4ガロン。通常は1日あたり2ガロン、何日分給油するかで配給量が決定していた。
例:10日分で20ガロン給油と制限されている。また、給油に長蛇の列ができており、給油まで5〜6時間かかる場合がある。闇での販売価格は9000K(1ガロン・ガソリン)程度。
食料品などについては、本日(8日)午後1時よりJanction-8のシティーマートが営業を再開する模様。その他、レストランなどの一部も営業を再開していると思われる。
しかし、港湾関係が壊滅的であるため、物資の輸出入が従来通り行われるのは難しく、今後、物価の高騰とともに、タイなどからの輸入品の品切れ・入手困難な状況が発生する心配がある。

◇出入国・航空事情
5月5日より国内線・国際線ともに通常運航を開始している。ビザの取得者の出入国は問題ないと思われる。

◇今後の不安要因
ヤンゴンについては集中的に復旧作業が行われていること、比較的重大な被害が少なかったことなどから、都市機能の回復は早い時期になされると思われる。しかし、ヤンゴン周辺部は壊滅的な被害を受けた所もあり、家を失った人が数多く存在すると思われ、それらの人々が早期に回復したYGNに流入してくる可能性がある。そのため、ヤンゴン市内におけるホームレスの増加、治安の悪化が懸念されている。
(このような状況になりつつあるのか、現在、日本大使館より夜間の外出を控えるように指示がなされている。具体的な治安悪化の報告はない。)
(以上)