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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


民間救急が現実に [2008年04月01日(Tue)]
<画像:https://blog.canpan.info/404/img/117/99.jpg>

2006年5月、道路運送法の一部が改正され、福祉分野において自家用自動車(白ナンバー)を使用した有償旅客運送が可能になり、障害者・高齢者の移動の安全や利便が一層確保されました。07年9月末現在で全国543地域で、それぞれの地域の特性に併せた細やかな福祉有償運送が実施されています。
そして、昨日3月31日付けで消防庁救急企画室長から各都道府県消防防災主管部長宛にコペルニクス的な変革の通達がなされました。その内容はそれら有償運送事業を行っている事業者に対して、これまで緑ナンバーのみに許可されていた「患者等搬送事業」への門戸が開かれたのです。つまりNPOなどの非営利団体の事業として白ナンバーによる救急搬送が実施できるようになったのです。
都市部による救急車の慢性的不足や財政難から救急車両の減少を余儀なくされている現状の解決にむけて民による公がまた大きく進展する環境が整いました。

これまで救急搬送についての規制緩和の働きかけを行ってきた関係者の皆様の努力に敬意を表したいと思います。

日本NPO救急搬送連合 
電話:052-619-6076/FAX:052-619-6077

以前実施されたNPO民間救急に関するセミナー

首都圏をはじめ都市部で大規模災害が起きた場合、ストレッチャーのまま搬送できる車両は救急車だけでは全く足りていません。今回の通達のカゲにはそんな問題への対応も当然含まれています。福祉目的で使用されている車両の災害時での活用が大きく期待されています。