地元学的地域づくり【2】
[2006年02月14日(Tue)]
住民とは人と人の関係に配慮して暮らす人々のことである。その相互関係によって成り立つ場所を地元という。それゆえ地元学は徹底して当事者に寄り添って行われるものをさす。たとえ専門的な知識がなくても、長年その土地に生きていれば喜怒哀楽はもちろんのこと、それなりの深い思いと考えを秘めている。
まずはお茶でも飲みながら、その心のうちに耳を傾けてみること。そこから地元学ははじまるのである。この町のこれからを考える前に、まずはこの地元をどう生きてきたのか。嬉しかったこと。つらかったこと。悔いること。努力しても果たせなかったたくさんのこと。そしてそれはなぜ達成されなかったのか。それをまず受け止める。地元学とはポツリポツリの会話の学である。お互いの経験をもちよる場をつくることである。そうすると将来ビジョンには寡黙だった人々が、この町のこれまでについては饒舌になってくる。そしてそれを語る顔がいきいきとしてくる。地元学とは、その土地を生きた人々から学ぶことを第一義とする。
[前掲の結城登美雄さんのことば]
まずはお茶でも飲みながら、その心のうちに耳を傾けてみること。そこから地元学ははじまるのである。この町のこれからを考える前に、まずはこの地元をどう生きてきたのか。嬉しかったこと。つらかったこと。悔いること。努力しても果たせなかったたくさんのこと。そしてそれはなぜ達成されなかったのか。それをまず受け止める。地元学とはポツリポツリの会話の学である。お互いの経験をもちよる場をつくることである。そうすると将来ビジョンには寡黙だった人々が、この町のこれまでについては饒舌になってくる。そしてそれを語る顔がいきいきとしてくる。地元学とは、その土地を生きた人々から学ぶことを第一義とする。
[前掲の結城登美雄さんのことば]
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