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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


被災地での移動支援 [2007年11月02日(Fri)]
車いす利用者の移動支援を行っているNPO・ボランティア団体の長年の課題であった白ナンバー(自家用車)による有償運送が道路運送法79条にて合法化され、今や障害者・高齢者の移動には欠かせない活動になっている。

そんな移動支援を行っている団体が災害時に被災地に入り、連携して活動できないかと、そのシステム作りに動き出しました。

今回の中越沖地震で特に評価された活動のひとつが福祉避難所の充実した体制だった思う。しかし、福祉避難所に入り24時間のケアを受けることが出来た人たちはまだ幸せだったほうで、様々な理由から自宅或いは自宅近くの避難所を利用せざらを得なかった人たちも多く、その方たちの通院や通所はどのように確保されていたのだろうか?
福祉避難所へも入れなく、地域の避難所では生活できない高齢者・障害者。ライフラインがなくても仕方なく在宅を決めた被災者も沢山いたと聞いている。
実際にリフト車両を持ち込んで支援活動を行っていた仲間のボランティアが、たまたま車いすから自家用車に載せ替えをしている時に出くわし移送を行ったことも何度となくありました。

このシステムが確立し、福祉避難所・一般避難所・障害者施設・在宅被災者宅などを、入浴車両を含めた多種多様な福祉車両が効率よく動き回れることが出来れば、被災地でのボランティア活動がまた一歩大きく前進できるように思うのです。ニコニコマークの福祉車両は全国で2万台稼動しています。

以前の災害時に集結した福祉車両(04年台風23号水害)

無線機を使っての効率よい運行管理も(04年台風23号水害)

被災者へのお風呂のケアを行っている自衛隊であれば、その延長線上の任務として、例えば自衛隊に福祉車両があってもいいじゃないか?

そこで一句、
自衛官 ふるさとを背に 汗流す
はるばる北海道から、中越に派遣された倶知安の対戦車隊です