CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

森岡昭雄ー福祉プラットホーム

「プラットホーム」とは「駅で線路の横に築かれた乗降に便利な構造物」のことです。これは様々な分野で「仕事をするための土台」という意味で使われています。「複雑化を続ける医療や福祉や介護の制度」の世界で、皆様と行政と福祉サービスとの複雑な関係を整理して、質の良いハッピーな暮らしができますよう「福祉プラットホーム」と称して、株式会社まかせてが活動しています。


デイサービスの新規開設のご相談がありました [2017年09月22日(Fri)]
閉店したコンビニの建物で
デイサービスの経営はどうだろうかと
ご相談がありました。
 
デイサービスは、決まった利用者様が
決まった人数で、決まった時間に
生活支援や機能訓練を受けるところです
 
静養室、相談室、専用事務エリアが必要で
トイレは身体が不自由な方でも利用できる
構造と数が必要です
 
過去の経験では
200万〜1000万円の費用が必要でした
浴槽や機械浴等の設備の違いで大違いです
 
要介護2の利用者様が3〜5時間の利用で
介護報酬は約4360円です
これが18名定員で食事の提供はせず
午前と午後が別の営業だと
1日の売上が約15万7000円になります
月〜土曜営業だと月額約400万円になります
 
しかし、現実は軽度の利用者様が結構来ますし
様々な都合でプラン通りになりません
採用した職員が低レベルだとすごく苦労します
したがって、約7割の280万円が
順調に行っている時の売上だと考えてください
 
そして、経費に関しては
賞与や社会保険料を見込むと
最低月額130万円の人件費は必要になります
苦労する経営者も月30万円は欲しいものです
他に、光熱費、消耗品、維持費、リース料など
多く見積もって50万円位は必要になります
 
銀行融資だって、最初は信用がないので
運転資金しか借りられない場合が多いです
1000万円融資で返済は5年が多いのです
この場合、毎月の返済額は約20万円です
 
なので、ざっと考えただけでも
売上が280万円程度で
経費が230万円かかります
 
建物の賃貸料金と改築費用は
大変重要な因子になります
そこの賃貸料が月額40万だと
ものすごく冒険的な経営が待っています
 
農地が多い地域ならば
土地を購入して自社で新築も考えられます
建設融資なら多額で長期返済が可能なので
6000万円借りて20年返済なら
月額返済が約25万円です
 
4000万円を建設資金として
残り2000万円を運転資金として
稼働させれば、安心の財源で
長期にチャレンジができるわけです
 
どんなコンセプトのデイサービスにするか
規模はどれくらいにするのか
熟考すると自ずと経費が導かれます
できるだけいっぱい理念を盛り込んだ
楽しい事業計画をたててください
 
って説明をして
これが無料のアドバイス内容なので
いつまでたっても当社は貧乏です
Posted by 森岡昭雄ー福祉プラットホーム at 11:09 | 介護 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
有料老人ホームの運営について [2017年09月18日(Mon)]
平成29年7月の群馬県の統計では
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は
519施設、15,524室が稼働しています
平成20年8月は、38施設、1,851室でしたので
驚異的に膨張を続けていることになります

日本はすでに超高齢社会に突入しています
団塊の世代が高齢者(65歳)になったのは2年前で
それに合わせるように高齢者入居施設が急増しています
ひと昔前は有料老人ホームといえば
富裕層の高齢者が悠々自適に暮らすイメージでした
現在は生活困難高齢者が
安全に暮らす住宅というイメージです

利用料金も月額20万円を超えていたものが
年金支給額に呼応して
今では10万円前後となっています。
このような低料金だと老人ホームの経営者は
経営難を抱える方が多くなります

お話しを聞いていると
柱になるビジョンの弱さや
地域のニーズ観測の甘さが気になりました

地域が必要とするニーズがどのようなものか、
ニーズの量はどれくらいか、
自宅で暮らせない理由が何なのか、
入居を選ぶポイントが何なのか、
家族関係はどうなのか、
本人や家族の希望はどうなのか、
同業他社との違いが明確なのか、
観測しなければならない事柄は
さらに深くて広いはずなのに、
観測をしない、
観測ができない運営者が多すぎます

それと、建物所有者と運営者が
別々という施設が増えています
お互いの気持ちに
社会貢献とか社会福祉とかが薄いというか
全く感じられないこともあります

施主と建築関係者による建物工事が終了したあと
運営側がその施設に業務の動線を合わせています
これは全く良くないことです
必ず建築計画段階から
運営者が口を挟むべきです
福祉に対するビジョンを形にできるのは
運営者しかいません

現場職員の業務動線が悪いと
疲労が積もり
人間関係が悪くなり
不満が鬱積し
いつか職員は爆発します

福祉に勝ち負けとか
損とか徳とかがあってはならないのです
地域ニーズに合ったサービス
職員ニーズに合った人的資源管理
収益性に合った給与体系など
様々なバランスのもとで稼働しているのです
その次元に至っていない
リーダーやマネージャーが
増殖中です
Posted by 森岡昭雄ー福祉プラットホーム at 22:12 | 組織運営 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
検索
検索語句
タグクラウド
プロフィール

まかせてさんの画像
https://blog.canpan.info/makasete295/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/makasete295/index2_0.xml